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touchさんのレビュー一覧

投稿者:touch

39 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本星の王子さま

2017/04/17 13:58

かつては子供だった全ての大人たちへ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『星の王子さま』は読んだ気でいた。
「象を飲み込んだ蛇」を描いて「帽子」と間違えられるくだりが、あまりにも有名だったからかもしれない(この絵を描いてのは王子さまだと思っていたが、それも違った)。

今回、読み直してみて(否、初めて読んで)、これは大人こそ読むべき本だと思った。

王子さまが、地球にくる途中で会った様々な星の住人は、まさしく今の自分ではないか。
数字にしか興味がなく、大切な事は何も聞かないというのも、今の自分だ。

「王子さま」は、もう無くしてしまった子供の頃の自分なのだと思う。

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文庫X

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ある書店員が、「文庫X」として、あえてカバーを隠して推薦した本。
ノンフィクションなのに、まるで小説を読んでいるかのような出来事。
緻密な取材に基づいた、圧倒的な迫力。
そして、まだ真犯人が捕まっていないという怖ろしさ。
私も、おそらく題名だけでは手に取らなかったと思う。
カバーを隠して薦めてくれた書店員に感謝。
そして、これを機に、真犯人逮捕に向けた更なる捜査を警察には望む。

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紙の本首折り男のための協奏曲

2017/02/13 08:34

伊坂ワールド全開

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伊坂さんの本は必ず読む。大の伊坂ファンである。
肝心の「首折り男」自体は、あまり登場せず、その周辺で起こる出来事が、少しだけ「首折り男」に関わっている。
小気味よい文章と、無数に張り巡らされた伏線。
今回も、すべての伏線を拾いきれなかったが、十分に伊坂ワールドを堪能した。

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紙の本ヨチヨチ父 とまどう日々

2017/11/10 11:10

父性愛、爆発!

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ヨシタケシンスケ氏の本が好きで、独身なのに買ってしまった……。

子育てあるあるを父親目線で、ユーモアいっぱいに描かれている。
子供を持ったことがなくても、共感でき、父性愛が溢れてしまう。

また、時折出てくる妻への気遣い、人を思う心等は、子育てでなくても身に沁みる。

赤ちゃんが生まれた家庭に贈ると、喜ばれそうな一冊だ。

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何故、言葉にできないのか?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「言葉にできない」のは、言葉にできるほど「考えていない」から。

昔、読んだ本に、「日本人は、英語が話せないのではなく、そもそも話すことがないのだ。話したいことがあれば、何としてでも伝えるはずだ」ということが書いてあったのを思い出した。

「考える=内なる言葉」を磨く方法だけでなく、それを「外に向かう言葉」として効果的に表現する方法も解説されている。

後半のいろいろなテクニックを見ると、『論語』や『菜根譚』といった人の心に長い間響く言葉は、確かにこの法則に則っているのだと気づいた。

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紙の本銀翼のイカロス

2017/10/25 14:01

出た!倍返し!

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今回も胸をすくような半沢の活躍。
「倍返しだ!」のセリフもキマっている。

サラリーマンをしていると、こんな風に自分の信念を通した仕事をしたいと思っていても、なかなかできないもの。
それを半沢が代わりに体現してくれているようでもある。
加えて、周りの仲間や上司も素晴らしい。
宿敵・黒崎も、最後はちょっといい感じで登場するのも面白い。

この本は、東京第一銀行と合併して10年後くらいの設定。
『花咲舞が黙ってない』では、ようやく合併話が出る頃なので、10年経った花咲舞がどうなっているのか、というのも気になった。

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紙の本アイネクライネナハトムジーク

2017/09/19 16:06

伊坂幸太郎の恋愛小説

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伊坂氏は長編もいいけど、短編もいい!しかも連作短編。

相変わらず、張り巡らされた伏線に楽しく翻弄されながら、時にはニヤッとしたり、時にはほっこりしたり……。

解説で伊坂氏自身も書いているが、伊坂作品としては珍しく、殺し屋やギャングもいなければ、喋る車や死神、4人の父親を持った息子や暗殺の濡れ衣を着せられた男も出てこない。

つまり、現実離れした設定ではなく、普通?の人々の日常を題材にしている。
それでも、過去と現在にわたる登場人物のつながりが、ファンタジックな奇跡を起こしていく。

最後まで読んで、もう一度、確認しながら読み返したくなる作品。

※個人的には「ルックスライク」が好き。

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紙の本満願

2017/08/24 17:57

まるで長編を読んだかのような読後感のある短編集

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地味なタイトルなので、普通であれば手に取らないが、帯に「このミステリーがすごい」「週間文春ミステリー10」「ミステリが読みたい」の3冠で、山本周五郎賞も受賞とあったので購入。

連作短編でもない、まったく異なる六篇の短編集。
それなのに、まるで長編を読んだかのような読後感がある。

それぞれが、長編作品にしてもいいような設定やストーリーで、一捻りも二捻りもあるミステリー。

作品に合わせて、文体までも変えているので、より話にのめり込んでしまう。

最近読んだミステリーでは、抜きん出て面白かった。

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紙の本アキラとあきら

2017/07/03 07:38

内容、ボリュームとも読み応え抜群

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池井戸作品らしい、スカッとして爽やかな読後感!

生い立ちが対照的な二人のアキラ。
その二人が同じ銀行に入るとなれば、バチバチのライバル対決になるかと思いきや……いい意味で裏切られた。

クライマックスまで、あまり二人を絡ませずに、丁寧にそれぞれの生き方を書いているため、最後の最後に二人がタッグを組んで戦う姿勢に説得力が生まれている。

約700ページの長編だが、続きを読みたくなる作品。

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紙の本よるのふくらみ

2017/02/13 08:27

ドロドロなのに清々しい

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窪さんの小説が好きだ。
男性の私から見ると、女性のドロドロした部分に驚きつつ、その生々しい描写に惹かれてしまう。
けど、単にドロドロした話ではなく、そこには救いがあり、最後には清々しさを感じる。
同じ出来事を、それぞれの登場人物の視点で切り替えて進む話の展開に、読み始めたら止まらない。

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紙の本働かないアリに意義がある

2017/02/09 14:25

「働かない」とは「怠け者」ではない

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働かないアリは怠けているのではなく、物事に気づく受容レベルが、働くアリより低いだけ。気づいて行動する前に、働きアリの方が先に仕事をしてしまう。結果、働きアリばかりが働いているように見える。
なるほど、こんな理由(見方)があったのかと、目から鱗の本だった。
その理屈は、人間にも全くそのまま当てはまる。
会社でも、「こいつ仕事しねえな」と思っている人に対し、少し許せる気分になる。

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いるいる、こんな上司

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部下を潰して成り上がる、そんなクラッシャー上司が何故生まれるのか、彼らの精神構造はどうなっているのかが、とてもよく分かる。
そして、そんな上司が何故成り上がっていくのか、という会社の構造も解説している。
一方、クラッシャー上司に対応する手段も一応書かれているが、どれも「そんなにうまくはいかない」(実際、自分の経験上から)こと。
逆に、自分がクラッシャーにならないように気を付けようと思う。
是非、人事担当者が読んで、会社のあり方を考えるための一冊として欲しい。
それだけで「働き方改革」は、かなり進むのではないかと思う。

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紙の本サイコパス

2017/02/21 09:38

私の周りにも

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サイコパスの特性が、とても分かりやすく説明されている。
いわゆる猟奇殺人とまではいかなくても、サイコパス的な人は、私の周りにもいるような気がする(自分はそうではないと信じたいが)。
先日読んだ「クラッシャー上司」を思い出すと、クラッシャー上司は、まさしくサイコパスなのかもしれない。

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紙の本プラージュ

2017/08/14 08:52

シェアハウス・ミステリー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

WOWOWでドラマ化されるとのこと。
ドラマの予告編を見ると、コメディっぽい群像劇かと思っていた。

しかし、単なる群像劇では終わらず、犯罪者が世間から受け入れられない現実や罪を犯してしまった原因などが、結構シリアスに描写されている。

そしてミステリー的な要素も……。
潜入していた記者は誰か、Aは本当に殺人を犯したのか、Bは本当は誰に殺されたのか、といった謎解きも楽しめる。

各章が短く区切ってあり、章ごとに人物の視点が変わるのだが、全然読みにくくない。

シェアハウスを舞台にしているので、もちろん友情や恋も描かれている。
エンタメ要素がてんこ盛りの作品。

ドラマの方も楽しみ!

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紙の本舞台

2017/04/17 13:45

自意識過剰に共感

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強烈な自意識過剰の持ち主・主人公の葉太。

この感覚に、共感できる人とできない人に、はっきりと分かれるだろう。
私は共感した。

調子に乗ってしまった後にくるしっぺ返しのような恥ずかしさ、スタイリッシュな風景に対して斜に構えてしまう感情(スタバでMacとか)など、思い当たる節は多々ある。

そんな想いを葉太が代弁し、体験してくれたことで、私の心も少し軽くなった。

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