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先月(2017年8月)

シジュウカラさんのレビュー一覧

投稿者:シジュウカラ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本その日のまえに

2017/02/15 12:12

「癌=死」という偏見を助長する書です

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この本を読むまで、ずっと重松清さんのファンで全て読んでいましたが、これを読んだのをきっかけに、全く重松作品を読まなくなりました。

私は現実に癌を患いました。
世に出る、癌を扱ったものは、主人公が悲劇のヒーロー・ヒロインとして、結果的に死ぬものばかりです。
助かる人も沢山います。私も助かりましたから。
けれど、この本に出てくる人は結局「癌=死」。その偏見を助長するようなものですし、実際にその病気をした者から見たら、読むのは非常に不愉快であり、キツく、途中で読むに耐えずに駅のゴミ箱に捨てました。

重松さんの小説は、ご自分でもおっしゃっているように、完全に解決というものは少ないと思います。
だったら、助かったものも書いてほしかった。

癌にかかって周りを巻き込んで悲しみに暮れて死を迎える。助かるよりもよっぽどドラマ性があるでしょう。悲劇は共感を呼びます。そっちを選んだ重松さんに非常にがっかりです。
助かる方はさほどドラマにはなりません。でも、助かっても、再発の恐怖や体調の不安から社会復帰がなかなか難しかったり、周りからの偏見の目やらで、現実には沢山の苦悩が続くんです。

私が実際に癌を患っていなければ、単に「命の尊さを学んだ」とか、「涙が止まりませんでした」とかいう言葉が出たでしょう。
癌で亡くなるという、ドラマチックな安直な方を選んだ重松さんには非常に失望させられました。

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