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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

beruriさんのレビュー一覧

投稿者:beruri

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本麒麟の翼

2017/02/19 17:39

被害者の思いを追求することで事件が解決する

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東野さんの作品の中で、加賀恭一郎シリーズが一番好きです。それは、加賀さんが常に真摯に真実を追求する姿に感心するとともに、両親とのぎこちないけれど愛情がある関係が垣間見られるからです。
 加賀さんによって、麒麟の翼に込められた被害者の思いがその家族に伝わり、事件の真相もわかり、、悲しい事件でしたが、これから生きていく人への希望が感じられました。
 疑われた八島さんは、殺人に関しては無罪でしたが、死んでしまったことが残念でした。また、労災隠しの件も明確にならなかったことが残念でした。

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電子書籍うめ婆行状記

2017/02/18 13:32

年寄りの独り暮らしも悪くない。宇江佐さん最後の作品。

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うめは、同心の夫が亡くなると、独り暮らしを始めます。うめは、酢・醤油問屋の娘として育ち、縁あって同心の妻となり、身分だけでなく、経済的にも苦労をします。夫が亡くなっても、息子が家を継ぎ、娘が嫁いでいるのだから、老後はのんびり過ごすのがふつうですが…。
 年をとっても、いいえ、年をとり残り少ない人生だからこそ、自分の生き方を貫いてもいいのではないでしょうか。失敗して、元の生活に戻ってもいいのです。新しいことをすることは、人生にはとても大切なのです。やってみて気づくことも多いのです。実際、うめは、独りになってからの方が、身内や友達のもめごとに巻き込まれ、忙しい日々を過ごすことになります。
 宇江佐さんの最後の作品は、お婆さんが主人公のファンにとっては、より身近に感じる江戸時代の庶民の話です。私は、うめがどんな人生を送り最期をむかえるのか、自分に重ねながら時々考えていきたいと思います。

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紙の本昨日みた夢 口入れ屋おふく

2017/02/18 12:55

江戸時代の派遣にも、いろいろ事情があります。

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実家の口入れ屋(派遣会社)に出戻ったおふく。将来を心配しながらも、派遣する人がいない時の助っ人として働いています。
 昔も今も、訳ありの家には女中は居つきません。おふくは、そんな家でも、懸命に働き、時には人の気持ちを動かし、問題を解決することも。が、一番変わっていくのはおふく自信で、しだいに前向きな気持ちになっていきます。
 今後、おふくや周りの人々がどのように生きていくのか、とても楽しみな作品でした。残念ながら、それはかないませんが、宇江佐さんが最後まで、江戸時代の庶民の暮らしを書き続けたことを、ファンとしてとてもうれしく思いました。

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