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先月(2017年8月)

りゅうたくんさんのレビュー一覧

投稿者:りゅうたくん

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本羆撃ち

2017/03/09 12:14

夢中で読みました!素晴らしい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

日本ハムファイターズの栗山英樹監督が、
「羆撃ち」という本を選手に勧めてるって
新聞記事があったよと友人が教えてくれた。

久しぶりに、泣ける本に出会えた。

北海道の山で、
熊や鹿の猟をして生きて行くと決めた著者の暮らし。

自然と生命と向き合い、
その美しさと厳しさの描写が素晴らしく、

星野道夫氏の自然の表現の美しさを
噛み締めながら大事に読んでいた頃を思い出した。

自然の中で獲物を仕留め、解体し、
その体の中で、冷えた手を温め、
その心臓の何とも言えない鉄分を味わう。

『生きる』という本能と共に、淡々と過ぎるその生き様と、
何とも言えない畏敬の念を感じさせる。

著者は、アメリカのハンターの学校で学ぶという夢も叶え、
ハンターガイドとしてアメリカの自然を猟をしていた節も
なんだか、親近感が湧いた。

何より、相棒となった猟犬フチと
生活と猟を共にする中で、育んだその強い絆と信頼と、愛。

一瞬、一瞬を自然とともに、
直感を働かせ生きて来たからこそ、うけとれる実感。

愛犬フチの最後に
著者は、強く後悔する。
「いつのまにか自分が最も戒めていたはずの、
自然から貪ろうという卑しい根性に取りつかれていたのだ。
フチといるだけで充分、充分過ぎたのだ。」

その自責の念は、
私たち全てへのメッセージなのでは?

自然の中にいると、
感覚が研ぎすまされ「生きる」と「死」いう感覚が
リアルに感じられる。

「死」の世界を意識する時、
否応無しに「生きる」の存在を実感する。

だからこそ、
「生きる」力強さが湧いて来る。

一生に一度、出会えるか、
出会えないかの素晴らしい本に出会えた。

情報化社会と言われ、
色んな情報に埋もれる日常が当たり前になってるけど

しばらく他の情報を入れたくないくらい
密でこの満ち足りた感覚をじっくり味わっていたい。

その感覚が、
自然と対峙する時の感覚と似ている。

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