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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

sipaさんのレビュー一覧

投稿者:sipa

26 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本御手洗潔のダンス

2017/04/13 12:40

御手洗潔シリーズ2冊目の短編集

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20年ぶりくらいに再読した御手洗潔(みたらいきよし)シリーズの5作目。 「御手洗潔の挨拶」に続く2冊目の短編集で、4つの話が入っています。

権力にへつらわない、美女には媚びない、子供にはさりげなく優しい。 そして色々と奇行が目立つ、私立探偵・御手洗潔が主役のミステリー。 この頃の話はすべてワトソン役の作家・石岡君の視点で書かれています。

1話目「山高帽のイカロス」の舞台は浅草、事件発生は1980年代前半。 人は鳥のように空を飛べると主張していた画家が、ある日行方不明に。 数日後、ビルの谷間に架かる電線の上に、両手を拡げた死体が現れ…
後に東武スカイツリーラインという名前がつく東武伊勢崎線が出ています。

2話目「ある騎士の物語」の舞台は国分寺、事件発生は1970年代前半。 国立や国分寺の大学に通っていた学生5人が恋ヶ窪で会社を設立。 5人の中の1人の裏切りが発覚し、その1人は雪の夜に所沢で死亡。 動機のある4人は15km離れた恋ヶ窪にいて、現地までの交通手段は無く…
武蔵野線が開通し、国立-国分寺間に西国分寺駅ができた頃の話です。

3話目「舞踏病」の舞台は再び浅草、事件発生は1980年代後半。 浅草寺近くにある食堂の2Fに、老人を下宿させてほしいという依頼が。 その老人は、夜になると狂ったように踊り出すという発作があり…
作中では東京の象徴として「塔」のイメージが何度か出てきます。 今読むと、浅草寺の境内からよく見えるスカイツリーが連想されます。

最後の話「近況報告」の舞台は、探偵事務所がある横浜・馬車道。 単行本用のボーナストラック的な内容で、特に事件は起こりません。 1990年当時の御手洗の日々の生活の様子が石岡君視点で語られます。

今読むと「近況報告」は今後の展開を暗示しているようにも見えます。
・初期の本業だった占い師に関する興味が、この時期には薄れている
・この時期の本業である探偵稼業もそうならないかと、石岡君が心配
・脳や遺伝子など、医療分野、人体の謎への興味が増してきている

このあと長編が4作続き、それからシリーズに大きな転機が訪れます。

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紙の本朽ちる散る落ちる

2017/04/30 19:05

2つの謎と纐纈家の人々のエピソード

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シリーズ9作目「朽ちる散る落ちる」の舞台は那古野市各所。前々作、前作と那古野から離れた舞台が続きましたが、今回は無言亭、阿漕荘、国立N大など、シリーズおなじみの場所が舞台となります。これらの他にも、那古野市内にある愛知県警、市大病院、図書館、繁華街などが出てきます。尚、今作で阿漕荘がN大の南西2キロの場所にあるということが明言されます。

1章で保呂草さんが呼び出された遊園地は、「四季 夏」にも出ていたNSランドことナガシマスパーランドがモデルなんでしょうか。1章の前日に保呂草さんが宿泊し、5章で小鳥遊君と森川君が行った那古野キャッスルホテルは、ホテルナゴヤキャッスルがモデルと思われ。数学者・小田原長治の屋敷がある自由ヶ丘は、名古屋に実在する閑静な住宅地らしいです。

7作目の舞台・土井超音波科学研究所の地下で起こった事件が今作の発端になります。2章および最終章である7章が研究所のシーンとなり、2章で提示された謎を紅子さんが7章で解きます。


今作ではもう1つの謎として、宇宙空間での事件が話に絡んできます。現場は地球の周回軌道上、ある国が打ち上げた有人衛星の中。1章で提示された謎を、物語の後半で紅子さんたちが推測を語っていくという形で答が示されます。

シリーズに先行して発表された短編「気さくなお人形、19歳」で登場した纐纈(こうけつ)家の人々の存在がここでクローズアップされます。この話を読む前にあの短編を読んでいれば、より楽しめるのではないかと思います。また、3章で紫子さんが、以前イベントでN大の奥まで来たと言っていますが、こちらはシリーズ刊行中に発表された短編「ぶるぶる人形にうってつけの夜」のエピソードだと思われます。

2つの謎と纐纈家の人々のエピソードがこの話の本流だと思いますが、見どころとしては、へっ君のグローブにイニシャルS.S.とあったこと、森川君の「女の子をバイクの後ろに乗せた」発言、へっ君と林さんの対面、機千瑛先生の少林寺アクション等が挙げられます。

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紙の本六人の超音波科学者

2017/04/30 01:15

陸の孤島で事件が発生

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シリーズ7作目「六人の超音波科学者」では、ほぼ全編に渡り、科学者・土井忠雄の土井超音波研究所が舞台になります。研究所は、愛知県中央部の山岳地帯の、ある山の頂き近くにあるとされています。その所在地は、愛知県の中央部ということで、西三河地方のどこか。山岳地帯ということで、豊田市の北の辺りと思われます。

プロローグでは、保呂草さんたちが那古野から研究所に車で向かうシーンが書かれ、エピローグでは、研究所から那古野に戻る車中のシーンが書かれます。本編となる1章から8章では、ほぼ全編で研究所とその周辺が舞台になります。例外的に、研究所と人里の間にある橋のシーンが出てきます。

人里から10キロほど離れた地点に橋があり、さらに5キロほど上ったところに研究所があるとされています。この橋が渡れなくなり、研究所は陸の孤島となり、そこで事件が発生します。広い意味での密室ものになります。

クローズドサークルであるため、そのとき研究所にいた限られた者が犯人ということになります。紅子さんたち4人以外でその場にいたのは、研究所の科学者たちと使用人たち、学会の関係者と、取材に来たテレビ局クルーたち。これで全部です。ちなみにテレビ局は、地元のテレビ局・Aテレビとされています。

今回に限らずですが、終盤になるまで真相は予想がつきませんでした。登場人物の名前にある隠れた繋がりについても、まったく気付かず。

シリーズ1作目に登場した数学者・小田原長治の存在がここにきてクローズアップされ、この流れは、番外編的な8作目を挟んだ後の、9作目にも続いていきます。

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過去問とその解説をまとめた問題集

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年度別に過去問とその解説をまとめた問題集。

入門書的なものを何年もやり込んだ頃、過去問に絞った勉強をするために買い始めました。最新問題の解説を入手するために、以降数年間、この問題集だけを使い続けました。最新問題はしっかり解説を理解し、それ以前の問題は復習のつもりで内容を確認しました。

最新4回分の問題は紙面に掲載し、それ以前の5回分はpdfでダウンロードできます。合計9回分の午前・午後問題の量は相当なものになります。これを全部こなすこと数年で、ようやく試験に合格することができました。

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紙の本リベルタスの寓話

2017/04/19 12:54

東欧の民族紛争が絡んだ中編集

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2007年初出の御手洗潔シリーズ中編集を、7~8年ぶりくらいに再読。 1話目「リベルタスの寓話」、2話目「クロアチア人の手」の中編2話です。

どちらも作中時期は2006年。シリーズの時系列の最後に位置する1冊です。 御手洗57歳、石岡君55歳、ハインリッヒは65~6歳。時の流れを感じます。 今のところ、これ以降の彼らの姿は描かれていないと思います。

御手洗教授多忙につき、1話目ではハインリッヒが、2話目では石岡君が現場へ。 NATOも警視庁もお手上げの謎を、御手洗が電話の向うからひも解いていきます。 どちらも同じ地域の民族紛争が絡んだ事件で、歴史的な背景は同一です。


1話目「リベルタスの寓話」の舞台は東欧のボスニア ヘルツェゴヴィナ共和国。 4人の男が惨殺され、クロアチア人の元医師が重要容疑者として浮上。 しかし、現場に残された犯人の血液型は彼のものとは異なり…

合間にお台場のシーンを挟みつつ、ネットゲームありヘリコプターありソーセージあり、いろいろありながら犯人を追い詰めていきます。

再読したら、犠牲者の1人のボリヴォイについて気づいたことが。 2話目の冒頭の回想シーン(1991年)にも同じ名前の高校生が出てました。 2006年には30過ぎになるので、年齢的にも同一人物っぽいです。


2話目「クロアチア人の手」の舞台は東京・深川の芭蕉記念館近辺。 俳句国際コンクールの表彰のため、2人のクロアチア人が来日。 1人は記念館内の密室で死亡し、もう1人は館外で交通事故に遭い…

1話目のヴィーナスフォートに続いて、こちらでも江東区が舞台に。 いま読むと御手洗と石岡君のやり取りがジョイマンのコントに見えます。 (「~ですか?」→「イエス ノー」→「いや、どっちそれ」というくだり) 50代半ばになっても国際電話でこんな掛け合いをしている2人は最高です。

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紙の本怒り 上

2017/04/15 17:40

肝は、男の周囲の人々がどう動いたか

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2011年8月18日(木)、八王子の郊外で殺人事件が発生。容疑者は立川市在住の山神一也27歳、事件後すぐに逃亡。被害者は犯行現場となった家屋の住人、尾木夫妻。話は事件が未解決のまま1年弱が経過するところから始まります。

物語は千葉の漁港、東京都内、沖縄の離島の3か所で同時進行。それぞれの場所に素性不明の男が現れます。話が進むにつれ3人それぞれに山神を思わせる描写が出てきます。

映画の紹介を見て、この話を読んでみたいと思って上下巻を購入。期待していた物とは方向性が違いましたが、面白かったです。本格推理を読むことが多いので、これもそういう話かと思いました。ロジックで犯人が追い詰められていくのだろう、と。

しかしこの話の肝はそこではなかった、と中盤過ぎから思いました。肝は、男が山神ではないかと気づいたときの周囲の人々の反応。千葉の父娘、都内勤務の会社員、沖縄の高校生がどう動いたか。この話はそれが見どころというか読みどころなのかなぁ、と。

作者の巧みなミスリードで騙されているのかも、と思いました。
実は3人とも山神ではなく、片隅に出ていた別の登場人物が山神。
実は3人とも山神で、同時進行に見えたのは別の時系列の話だった。
といったことまで考えましたが、どちらも考え過ぎでした。

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電子書籍御手洗潔の挨拶

2017/04/14 12:44

御手洗潔シリーズ初の短編集

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御手洗潔シリーズの3作目で、長編2冊が続いた後の、初の短編集。 時間が経ってから再読して、最初の時とはまた違った感想を持ちました。

1970年代後半から80年代後半に起きた4つの事件について書かれています。 2作目からは5年くらい空いていて、探偵・御手洗の久しぶりの登板です。 その5年の間には、吉敷竹史シリーズが7作ほど出ていました。

1話目「数字錠」の舞台は四ツ谷駅付近、事件発生は1970年代末。 看板屋の社長が、密室状態の仕事場で何者かの手によって刺殺。 容疑者の2人それぞれが、犯行は難しい状況にあったことがわかり…
後の短編「近況報告」に、御手洗はコーヒーを飲まない、とあります。 今回再読して、その原因がこの話で語られていたことに気づきました。

2話目「疾走する死者」の舞台は浅草橋、事件発生は1980年代始め。 嵐の夜にマンションの11階から姿を消した男が、電車に飛び込んで死亡。 マンションから現場までは全力疾走しても間に合わない距離にあり…
今回再読して、他作品からのゲストが盛沢山だったことに気づきました。 ゲストは短編「糸ノコとジグザグ」のマスター、吉敷シリーズの中村吉造、 「嘘でもいいから」シリーズの隈能美堂巧(くまのみど・たくみ)の3人。

3話目「紫電改研究保存会」の舞台は中野、事件発生は1970年代後半。 竹橋の新聞社に勤める関根の元に、紫電改研究保存会を名乗る人物が来訪。 関根は中野にある保存会の事務所で封筒の宛名書きをさせられることに。 しばらく宛名書きを手伝っただけで何事もなく事務所から帰されるが…
最初に読んだあと何年もしてから、通学で東西線を使うようになりました。 再読した今回のほうが頭に浮かぶ風景はリアルになったと思います。

最後の話「ギリシャの犬」の舞台は隅田川、事件発生は1980年代後半。 小学生誘拐事件が発生した現場近くで、謎の暗号が書かれた紙が拾われ…
後の長編「水晶のピラミッド」に関して過去の事件として書かれています。 最初に読んだ時は何のことやらで、その長編を読む頃には忘れていました。 この短編から、「近況報告」にもある御手洗の犬好き加減がよく判ります。

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紙の本謎解きはディナーのあとで 3

2017/04/12 12:47

東京・国立署の刑事を主人公にした連作短編ミステリー3作目

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東京・国立(くにたち)署の刑事を主人公にした連作短編ミステリー3作目。 シリーズを通して市内各地の実在する地名の描写が多い作品です。

国分寺のエックス山、立川の競輪場、複合型映画館(『シネマシティ』)等、 隣接する地域のあれこれについても書かれています。

各話の事件現場は以下の通りです。

1.「犯人に毒を与えないでください」
 国分寺市西恋ケ窪(国分寺の西、住宅地の一角)。

2.「この川で溺れないでください」
 国立市谷保もしくはその近辺(多摩川の土手、国立と立川の境界付近)。
 被害者の自宅として国立市泉もしくはその近辺(泉団地そば)が登場。
 世田谷(成城5丁目)で事情聴取。
 冒頭の回想シーンで吉祥寺の井の頭公園が登場。

3.「怪盗からの挑戦状でございます」
 国立市某所(主人公の自宅、国立市の一角にある大邸宅)。

4.「殺人には自転車をご利用ください」
 立川市砂川町(五日市街道から路地をひとつ入ったところ)。
 国分寺市北町(関係者の自宅)、並木町もしくはその近辺 (国分寺と立川の境界付近、五日市街道沿いのコンビニ)で事情聴取。

5.「彼女は何を奪われたのでございますか」
 国立市青柳(甲州街道沿いのマンション建築現場)。
 国立市近郊(関係者が通う大学)、大学通りに面したカフェ (オープンテラス付きの描写あり、おそらく『ask a giraffe』)、 国立市某所(関係者の自宅前)で事情聴取。
 冒頭で立川の伊勢丹近くにある実在の喫茶店『クリムト』が登場。 (店名の明記なし、しかし細部の描写がクリムトそのもの)

6.「さよならはディナーのあとで」
 国立市西3丁目(中央線の線路そば)。

第1作から第3作にかけて、主な舞台となる東京・国立(くにたち)の 各地がまんべんなく出てきた感があります。

具体的に地名が出てきていないのは、富士見台、矢川、石田。 主人公の自宅について、いつも国立市某所、国立市の一角にある大邸宅 としか書かれていませんが、答えは案外この中にあるのかもしれません。

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盛りだくさんの内容

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国立の「アスク・ア・ジラフ」からの帰り道に寄った本屋で偶然みつけました。
立川・国立・西国分寺・国分寺駅周辺のカフェマップと各店の紹介が載っています。

載っているお店は、全店網羅ではなくピックアップです。
各店の紹介ページは、店内写真やエントランス写真などが充実しています。

レジわきによく置いてあるショップカードの一覧や、店員さんの全身ショットの写真一覧もあり、盛りだくさんの内容だと思いました。

この本をみつけた本屋のすぐ近くにある「ロージナ茶房」が、誤記でほとんど「ロジーナ茶房」になっていました(>_<)

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紙の本宿命

2017/04/28 12:50

事件捜査の裏に流れるものが見どころ

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初・東野圭吾。映像化作品はたくさん見たけど小説は初めて読みました。

企業内の一派のトップが毒矢で撃たれ死亡。この事件の捜査が物語の主流。でもその裏に流れるものがこの話の見どころなのかなと思います。過去に何があって、それが現在にどんな影響を与えたのか、とか。

医学や脳外科といった分野が絡んでくるのが特徴的かな、と思いました。もっともその辺の要素が前面に出てくるのは後半に入ってから。残りの頁数でこれを全部回収できるのか疑問に思うくらいにバタバタと。でも読み終わってみれば全部かたづいていました。

序盤はわりとメロドラマ的な展開。かたや、医者の道を挫折した刑事。かたや、県下有数の大企業の家に生まれた医師で、事件の容疑者。そして医師の妻が刑事の元カノで、この事件で刑事と再会するという…

現代物の推理小説だけど、2017年に読むと時代を感じます。携帯電話が出ないところとか、戦争との時間の隔たりとか。主人公たちの数世代前までが直接戦争に関わっている時代。今後はこういう設定の小説はなくなっていくのではと思います。

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ベンジャミンバトンを更に2捻りしたような内容

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福士蒼汰と小松菜奈の主演で映画化した小説。2日間の移動時間中にスッと読めました。計3時間くらい。

映画のCMでタイトルを聞いて、どういうことかと思いました。明日会うきみが昨日のきみとか意味がワカラナイ\(^o^)/どんな意味なのか知りたいと思って本を買いました。目次を見てわかったのは、題名=第3章のタイトルだということ。

CMの「私たち、どんどん恋人じゃなくなっていく」という台詞の断片。少年が子どもの頃に、大人の女性に命を救われたというエピソード。これは昔上映してた洋画と似た話なのかな、と思いました。「ベンジャミンバトン 数奇な人生」。老人として生まれた男が年々若返っていく話。しかしこの話はそれを更に2捻りくらいしたような内容でした。

舞台は京都。鴨川とか三条大橋とか実際に見たことのある場所も。近場だったらロケ地巡りしてみたいところだけど、ちょっと遠いです。

手書きの手紙とかメモが途中途中で入っています。あれ活字でもいいんじゃないかと思いますが。

ぼくときみの出会いが不自然というか出来過ぎというか。これ福士蒼汰レベルのイケメンじゃないと成り立たないだろうとか。最初はそう思っていたけど、最後まで読めばそのへんも解決します。

主人公のその時の気持ちや相手の印象の表現の仕方が独特でした。「円く光る美しさ」みたいな、他では見たことがない表現をしてます。

そのうち映像でも観てみたいな、と思いました。

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紙の本小説君の名は。

2017/04/26 12:42

映画と相互補完な関係

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金・土・日の3日で読み終わりました。サクサクと読みやすい感じでした。会社の行き帰りや休日の移動などを使って、ぜんぶ家の外で読みました。ページ数がそれほどないというのもあるけど、面白かったということです。(私は本が面白いと、読むのが早くなる傾向があります)

数日後に勢いで観に行った映画と並べてみると、相互補完な関係です。映画を観ただけではわからない主役2人の心理描写が小説に書かれています。小説を読んだだけではわからない視覚的な情報が映画を観るとわかります。


小説独自の部分について。

映画でヒロインがお婆ちゃんを背負っていきなり膝を崩す場面がありますが、小説を読むと、中身が男でも外身が女だから思ったより体が華奢でそうなった、というような経緯がわかります。

そういった細部を、主役2人の視点だけで全部構成しているので、視点がブレず、すっきりとした描写になっていると思いました。


映画独自の部分について。

小説の六本木の場面で「美術館」とだけ書かれていると、どの美術館かわからないのですが、映画を見れば一目瞭然、国立新美術館でした。ここ以外は行ったことないので、たまたまですが。

美術館の中のカフェも、街の風景も、本物に忠実に描かれているので、聖地巡礼する人も実物を見たときの感動はひとしおだろうなぁと思います。

岐阜で主人公がもらったお弁当の包み紙に「さるぼぼ」が描かれているとか、小説を読んだだけではわからない情報が、映画にはけっこうありました。

小説の1人称視点だけではわからない、主役2人がいない場面での人々の会話や出来事が描かれているのも、映画独自のものでした。

映画の終盤で細切れに映る様々な人たちのその後の姿が、映画独自部分のなかで一番「おおっ」と思ったところでした。憎いアンチクショウも元気そうだったりとか、あの子がこんなに成長して、とか。


映画→小説の順で後から細部を知るのもアリだけど、私は終盤の「おおっ」があったので、小説→映画の順でよかったかな、と思います。

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紙の本最後の一球

2017/04/25 12:45

御手洗渡欧前の最後の事件?

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最初に読んだ時、タイトルからホームズの「最後の挨拶」を連想しました。冒頭で御手洗が石岡君に「ヘルシンキに行こう」なんて世間話をしているし、時期は1993年の10月だし、これが御手洗渡欧前の最後の事件だと思っていました。

後に出た「星籠の海」の出だしでは、星籠の件を最後の事件としていました。しかし星籠のほうは1993年の夏の終り頃に起きたと判って、あれっとなりました。「船やヘリを乗り継いで追いかけた事件は最後」だと書かれていたので、スケールの大きな事件は星籠の事件が最後、ということなのかもしれません。移動範囲としては、横浜から遠く中国・四国まで、広い範囲を動いています。

というわけで「最後の一球」の時期とスケールを以下に検証。


まず時期に関しては、御手洗たちが関わるのは1993年の10月~12月(実働は数日?)。石岡君が語り手となる、山梨の美容師・廿楽泰(つづらやすし)依頼の件が10月。この案件は冒頭4分の1で解決し、唐突に1人の野球人の手記が始まります。これがそのまま最後まで突き進むので、人によっては物足りないかもしれません。

手記の内容は、当時27歳の竹谷亮司が、20年間の野球人生を振り返るものです。その最初の10年はざっとした内容で、高校生の時期から詳しい話が書かれます。この頃に天才打者・武智明秀が登場。戦国武将か幕末の志士みたいな名前ですね。

1993年の9月12日、武智の出場した野球の試合がその後の事件の引金となります。数日後に竹谷と武智が勝負し、その1か月半後に再会するので、その時が10月末。この辺で石岡君パートに追いつき、その数日後、金融会社で事件が発生。その後、御手洗たちのために竹谷は手記を書き始め、12月10日に書き上がります。


それからスケールについては、プロ野球界を揺るがしているので結構大きめ。移動範囲や手段に関しては星籠のほうが上という感があります。最後の一球でも色々と移動はしていますが、電車と新幹線で事足りてそうです。

石岡君パートでは、依頼主の美容室がある上野原、金融会社のある有楽町へ。その後、横浜にあった球団関係の施設周辺、武智の自宅があった山下町、もしかしたら武智と竹谷が再会した北鎌倉の明月院にも行ったかもしれません。最終的に2人は竹谷の出身地である、静岡県の浜松まで出向いています。関東・東海止まりなので、星籠のほうが移動範囲としては広いです。

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紙の本幻肢

2017/04/24 14:53

珍しく探偵も犯罪捜査も出てこないお話

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2014年に島田荘司初の映画化作品となった、記念碑的な小説。島田作品では珍しく、探偵も犯罪捜査も出てこないお話です。宣伝用のチラシではラヴ・ミステリーと紹介されていました。

医学的な「幻肢」という症状(例:失った体の一部があるように錯覚)がより発展し、失った大切な人の姿が見えるようになるというストーリー。突拍子もない話ですが、脳が持つ不思議な機能の話を交えて読んでいくと、現実にこうした現象が発生してもおかしくないのでは、と思えてしまいます。

映画と小説では男女の役割が逆転しているというのが大きな違いですが、その他にも差異として、小説にしかないエピソードが多々あります。また、小説に比べると映画のほうはかなり展開が早めです。映画ではすぐに幻肢現象が発生しますが、小説では後半に入ってからです。

作中時期は11月から12月にかけて、舞台は主に吉祥寺です。近江屋、ヒラタパスタ、フォレスト等、実在のお店がたくさん出てきます。映画にも出てきたMIZU cafeも実在のカフェですが、実際は原宿にあります。小説では、パルコと井の頭公園の間にある坂の途中のお店として出ています。

読んでいて少し気になったのが、最初の4章のみ、章番号に「ER」「ICU」と、サブタイトル的に場面名が書かれていること。5章以降は数字のみになります。途中からサブタイトルを付けるのを忘れてしまったのか、消し忘れなのか。

「幻肢」を読んだ後、いくつか別の本を再読していて気づいたのですが、この話は島田荘司がいままで温めていたもので構成されているようで、「幻肢」のいくつかの要素はずいぶん前に既刊の本に出ていました。

・2000年刊行の「季刊 島田荘司 vol.01」掲載の短編「山手の幽霊」で、御手洗が石岡君との雑談の中で、幻肢現象について説明しています。「幻肢」のプロローグに出ているラマチャンドラン博士のくだりが、「山手~」では御手洗の過去の体験として書かれています。

・2002年のエッセイ集「ミタライ・カフェ」で脳のシルヴィウス溝に言及。鮎川賞の選考時、候補作品の一つ「シルヴィウス・サークル」で書かれた、シルヴィウス溝に電気刺激を与えることで幻想イメージを得るという話に、個人的に興味をひかれた、という日記が書かれています。

一度読んだはずの内容ですが、記憶からキレイサッパリ消えていました。作中で書かれていた通り、浅い段階の記憶は数年しか保持されないようです。作中には、記憶は反復によってより深いものに格上げされるともありますので、今回の再読によって、上記の内容もより確かに記憶されたのではないかと。

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初心者には入門編として解りやすい

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学生時代に、友人が翔泳社の本は解りやすいと言っていたのを思い出し、社会人になってから買いました。巻頭から4分の3くらいは分野別の解説と対応した問題、残りは過去問という形式です。分野別の解説は、初心者には入門編として解りやすいと思いました。

過去問は年度に合わせて更新されていくので、毎年買っていました。(つまり不合格が続いていました)数年続いていたえんじ色の表紙の本が発売シーズンになっても出ないと思っていたら、水色にリニューアルしていました。

読者特典として、過去の年度の過去問がpdfファイルでダウンロードできます。ダウンロードに回数制限はないので、自宅で、外出先で、いろんなところでダウンロードして使っていました。

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