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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

himaさんのレビュー一覧

投稿者:hima

9 件中 1 件~ 9 件を表示

電子書籍火星の人

2017/07/31 19:02

オタクの人

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

火星という惑星そのものが悪意を持つが如くこれでもかと主人公に襲い掛かる危機とそれらをことごとく跳ね返してゆく知恵の応酬、息もつかせず読者を惹き付ける文章は、明らかにA・C・クラークの「渇きの海」のオマージュであろう(他にも先人へのオマージュは作中にいくつも見られる)。
 クラークは売り出し中の経済的に苦しい時期に「渇きの海」を世に送り、果たして有名作家の仲間入りができたのだが、悪く言ってしまえば売文で、それだからこそお金になる文章、すなわち読者をとことん楽しませる技術を会得する機会となり、これが後の大作の礎石となったのだった。
 翻って本作は、徹頭徹尾オタクの作品であることは、読み進めればすぐに判ることである。実際のところこの作品は、自室でプラモデルを組み立てるがの如く、誰のためでもなく自分の楽しみのためだけに作りこんで練り上げられたネット小説であった。しかしそれにしては作者は才に恵まれたらしく、この物語は作者ばかりでなく誰が読んでも面白い作品となったのである。NASAの官僚主義も、中国の秘密主義さえも、ここでは大いにストーリーを盛り上げるガジェットとしての役を果たしていて、とにかく面白いことが唯一最大の正義を成しているのだ。
 それ故この作品には思想らしきものは表面上殆ど含んでいないが、最後の1頁に主人公の口を借りて作者の想いが圧縮されてすべてが言い尽くされている。本作の初版は2011年にリリースされたとのことで、それを鑑みれば作中に「日本」という言葉は一言も出てこないにもかかわらず、日本人ならば誰もが感じることもあるに違いない。それはあまねく全世界の読者に対する作者の感謝、そして普遍的な思想の暗示でもあるのだ。
 なお、本作は本国で99セントで電子出版されたとのことだが、捧腹絶倒請け合いの絶妙な和訳に1000円以上の内外価格差を支払う価値は十分にあると断言できる。

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アポカリプス・ナウ

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登場人物たちを一言で言えば「卑小」に尽きる。読み進めるにつれ、彼(女)らの人間性の耐えられない嫌らしさに吐き気にも似た不快感を抑え難くなってしまう。尊厳から最も遠い位置にある卑小という概念を、しかしコメディという様式を以て軽妙に抉り出してゆく作者の技量には脱帽と言わざるを得ない。
 しかしこの不快感は、この卑小さが、実は読者の誰もが持ち合わす保身のための小賢しさであることに気付く。外国のことわざから採られた本作のタイトルは実によくそれを言い表しているではないか! 読者たちは醜い自画像を作者に突き付けられているのだ。
 そしてこの小賢しさが遅かれ早かれ、いずれ人類の尊厳そのものを滅ぼし尽くしてゆくのであろう。そう予感せざるを得ないのだ。遠い未来、この惑星を訪れた異星人が本書を拾い上げて解読できたなら、これがこの星の文明の終わりの始まりだったのだと納得するに違いないであろう。何も「ヨハネの黙示録」のような分かりやすい地獄絵図ばかりが黙示ではない。本作こそがこれからの我々の行く末を黙示しているとは言えないだろうか。すなわち、アポカリプス・ナウなのだ。

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電子書籍戦争にチャンスを与えよ

2017/07/31 19:04

野蛮な世界

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著者は「人殺しの経験」を大げさに自慢するような野蛮人であるが、明らかに世界はそれ以上にずっと野蛮であり、そのことを否応なしに再認識させられるのが本書である。要するに、もう嫌になるまで殺し合え、それを止めてはいけない、ということである。これが容れがたい世界の真実だというのだ。本書の内容は「平和を欲さば戦への備えをせよ」という有名な格言を、説得力のある実例で論拠付けて体系化したものであり、大半の読者は不承不承、著者の論理展開に納得させられてしまうであろう。
 しかし問題点もいくつかある。著者の説に従うなら、憎しみの連鎖を放置してよい事になってしまうが、それはどう納得すればよいのだろうか? また、パレスチナを度々貶めているのは只のエスノセントリズムではないだろうか? もし著者がユダヤ系以外であるかユダヤ人に対しても厳しい言葉を吐くのであれば、説得力が損なわれることは無かったであろうに。
 もう一つ残念なところとしては、興味深い幾つかの言説に論拠が示されていない事である。これは本書の内容の多くが自署ではない聞き書きによって構成された弊害が露呈している。その例の一つとして、大東亜戦争の着手条件は太平洋戦争の完遂すなわち米国の完全制圧の見込みであったとの持説の提示は、あまりにも突飛である。開戦を決断したかどを断罪されたA級戦犯たちにもそんな事など及びもつかない妄想に違いなかったであろう。まさか著者ほどの人物が幼稚なGHQ史観などに与するとは思えないだけに、いずれの機会にその論拠をぜひ聞かせてもらいたいものである。それに現代の我々は因果は巡り攻守替わって当時の米国に近い、すなわち攻撃を恐れる立場に晒されているから、なおさら何を教訓とすべきか渇望するものである。

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いよいよ佳境か、それとも

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悲惨な闘いの成果として、主人公たちは念願の「世界の秘密」を手に入れる。作者がこれまで「公開可能な情報」などと思わせぶりにしてきた設定を一気にここで吐き出した感がある。ここから一気に終結に向かうのか、それとももう一波乱あるのか。現実の昨今の社会情勢とも微妙にリンクさせようとする解釈を招きかねない設定に見えてしまうだけに、作者には周囲の雑音に惑わされることなく自分のやりたいように思う存分ペンをふるって欲しいところである。

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もしかするとそろそろ?

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いわゆるサザエさん時空でダラダラと続けてゆくのかと思いきや、本巻では主人公と女バレ部長との関係が一定の転機を迎える。それは一見、元どおりに戻ってまたいつもの異常な日常がダラダラ続いてゆくかのように見えるが、部長が元通りにはならなかった事がもしかすると今後のストーリーのメタファーなのかもしれない。つまり、ここで切ったら損をするかもしれない、という予感を読者に与えようとしているのかもしれない。それは只のフェイクで、作者の引き留め策に過ぎないのかもしれないけれども。

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電子書籍ラブライブ! サンシャイン!!(1)

2017/06/30 22:54

コマ割りがいまいち

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ラブライブ!シリーズのコミカライズの中では最も評判の高い作者のようだが、惜しむらくはコマ割りにやや難があり、話の筋が解りにくくなっている場面が散見される。この点では画力があまり高く評価されないがくどいほど丁寧にストーリーを書き込む鴇田アルミとは対照的である。キャラクターを可愛く描くだけならイラストレーションで十分であり、作者には世間の評判に浮かれることなく更なる技量の向上を目指して欲しいところである。

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勢いに陰りが?

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札幌の恥を全世界に撒き散らし続けてきた我らが北英女バレ部の快進撃も、3巻に至ってさすがにややスローダウンしてきたようだ。しかし本巻で真に注目すべきは、これまでガ・キーンなど大半の読者にはググらない解らないような古典ネタを得意にしてきた著者が、解る人には解る社会派時事ネタや巨人といった現代のネタにもきちんと対応できることを示した点にあると言えるだろうか(笑)。

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電子書籍朴槿恵と亡国の民

2017/05/04 03:34

「これほど禍々しい国が3時間の距離にいる」

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本書のタイトルが全てを言い尽くしていると言って良いが、敢えて付け加えるとすれば、間もなく政権の座に着くであろうムン・ジェインの発言録であろうか。これほどまでに他への侮蔑と傲慢を抱えた指導者は、私たちが体験させられてきた我が国の愚劣な指導者のそれと、しかし決して比較にならないと言わざるを得ない。つい先日移住してきた著者の心中察するに余りある。
さて評価の星の数が少ないのは、これまでの著者の著作と比べて頁数の割に値段が強気すぎる点にある。異国での新生活では何かと物入りなのではあろうが…。

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姉貴が酷すぎる

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物語には引き立て役となる魅力的な敵役は重要な存在であることは論を待たない。本巻ではすかしたアンチャンの方はそれなりにキャラの厚みを持たせてもらえたが、問題は姉貴の方である。主人公を虐待していた継父の尻馬に乗って妹を侮辱していたというのでは、もう二十歳をすぎているのだから最低の部類の人間だと言われても仕方がないであろう。表現の自由というものがあるから何を書こうが作者の勝手ではあろうが、少なくとも読者としてはドン引きであることは請け合いである。編集からかなりの干渉を受けて好きにストーリーを書かせてもらえないとの風の噂も聞くが、そうだとすれば編集者も「失格」であろう。次巻以降新展開なので少しでも立て直しを期待したいところである。

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