夏のメロン色さんのレビュー一覧
投稿者:夏のメロン色
紙の本河童が覗いたインド
2021/10/31 16:21
インド記
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覗いたシリーズヨーロッパ編を凌ぐ、文章量、精緻なイラスト図に、満足間違いなし!
インドに行った人も行ったことがない人も楽しめること請け合いです。
一点だけご注意を、文字が普通の文庫サイズよりだいぶ小さいです。心配な方は実物を確認した方が良いかも。
紙の本夏子の冒険 改版
2021/10/31 13:30
乙女達の珍道中
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三島由紀夫の才能を改めて感じた作品。
彼の作品を未読の方に是非おすすめしたい。とにかくスルスル読めてしまう。
夏子の身内たちがキャラが濃くてくすっと笑ってしまう。
紙の本感染症の日本史
2021/10/24 01:46
温故知新
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100年前のスペイン風邪など、これまで日本人がどのようにして感染症と対峙してきたか、歴史学者の視点からまとめられた本。まさに温故知新。バランスの良い構成で、予想以上に学ぶことが多かった。
特に市井の人の日記の引用が、当時のリアルな様子を垣間見れて、なんとも興味深かった。
2021/10/24 01:09
手に入るうちに是非こちらのセット買いを
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「スーホの白い馬」の作者が描いた鳥獣戯画のような楽しい作品。
おへそがえるがちょっと滑稽でなんとも愛らしい。
一巻だけ購入していたが、予想以上に気に入ってしまい、こちらのセットを買い直した。
最近復刊したとのこと、手に入るうちに是非。
電子書籍3月のライオン(16)
2021/10/23 01:05
零とひなちゃん
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零とひなちゃんの関係性が中心の巻。
心から応援したくなる二人。
「お天気ばかりじゃ〜」の言葉にぐっときた。
寒くなってきたこの時期に読むと、心がじんわり温かくなるのを一層感じる。
紙の本てがみのえほん
2022/04/01 12:00
色とりどりのともだちからのてがみ
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絵本好きの方にうってつけの一冊。文面はもちろん、切手の一枚一枚まで凝っている。だるまちゃん、プーさんなどなど。復刊されて良かった。
紙の本頁をめくる音で息をする
2022/02/13 01:29
真夜中の古書店
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著者は尾道にて、真夜中に開店する古書店を営む文学青年。文章のひとつひとつの表現が、とても心地よい。本への眼差し。優しさがありながら、時折尖ったものが垣間見えたりもする。読み終えるのが惜しいなと思ったのは久々だった。
間奏のように挟まれた著者の撮影した写真は、尾道の空気を感じられて味わいかある。
これしかできないと思って古本屋を始めたそうだが、真夜中に何年も店を開け続けることはそう簡単なことではない。本の虫かと思いきや意外にも年少時代はハリーポッターを読むのに挫折したとか。こういう体験をした人の方が、より多くの人に本をおすすめできるのかも、とふと思った。
読了後、いつかこの店に行ってみたいと思わずにはいられない作品。
電子書籍短編小説を読もう
2021/12/16 19:31
短編小説案内の決定版
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岩波ジュニア新書ということで、若者を想定して書かれているのでは…?と侮るなかれ、全年齢の読書初心者〜読書愛好者におすすめできる本となっている。
一章に一作品ではなく、数多くの作品が紹介されている。きっと気になるものが見つかるはず。とにかくあらすじのまとめ方や引用が上手い。思わず興味をもち、調べてしまった作品も多々ある。
肝心の著者の作品は未読のため、これから読んでいきたいと思う。
紙の本あたしンちSUPER 1
2021/12/12 00:40
基本は以前と変わらず
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またあたしンちの単行本を読むことが出来て嬉しい。基本は以前のまま。部分的に掲載誌のカラーが出ているような気もした。単行本の話と話の間に粘土細工のイラストがあったけれど、それが無くなって少し寂しい。
マスク自粛生活、スマホなど時代を反映した内容。あとから振り返ってもこんな時代もあったな〜と思えそう。
電子書籍フィンランド語は猫の言葉
2021/10/31 21:09
40年前のフィンランド留学記
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今でこそ北欧についての情報は得ようと思えば溢れているが、40年前は全くそうではなかったらしい。そんなネットもスマホもない時代の猪突猛進、ユーモアに溢れたフィンランド留学記。
電子書籍がなかったら、おそらく出会えて無かった作品。読むことができてよかった。
紙の本河童が覗いたヨーロッパ
2021/10/31 13:35
唯一無二の旅行記
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個人的に書き留めたもので…と作者は謙遜されているが、オリジナリティ溢れる、全ページ手書きの唯一無二の旅行記。
舞台芸術家の技がなす、ホテルの部屋の見取り図は必見。写真よりも、雰囲気を想像で補うのが楽しい。国ごとの車掌の制服比較もおすすめ。
何より、好奇心にあふれ、先入観をもたずに柔軟性を持ち続ける作者の視点が良いなと思う。
文具・雑貨MJ×古川紙工「檸檬書店」 フレークシール 本とふくろう
2021/10/24 00:27
さすがのクオリティ
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本好きの方に是非使ってもらいたいシール。
お気に入りの本に貼れば、より愛着がわくこと間違いなし。
こういうフレークシールは、裏の剥離紙を剥がしにくいことがあるけれど、この商品は剥離紙が二分割されていて、とても剥がしやすい。こういう細かな工夫が、さすが日本のメーカーだなあと嬉しくなる。
電子書籍エデンの東北 (1)
2017/10/14 14:54
たくさんの人に読んでほしい名作
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レトロであたたかな東北(福島)の家族のおはなし。
甘いだけじゃなくところどころピリリと辛味もきいてます。東北へ旅したくなる筈。
何年かぶりに紙の本も復刊され、手にとりやすくなり嬉しい限りです。
紙の本月の満ち欠け
2022/04/01 12:06
強い意思は時代を越える
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岩波文庫「的」というパロディが面白くて手にとった本。タイトルや装丁から、もっと淡々とした静かな物語かと思って読んでみたら、予想に反してうねりのあるストーリー構成。小説を楽しんだなと思える読後感です。
2022/02/02 00:45
部屋の乱れが心の乱れ
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それはガラクタです、という言葉が何度も何度も出てくる。ガラクタ連呼に、〜すべきですという断定口調。読み始めは少しイラッとしたが、読みすすめるうちに、部屋の乱れが心の問題とリンクしていることに気づく。もちろんすべてに同意できる訳ではないし、それはおかしいなと思う点もしばしば。海外の住宅事情も国内のそれとは違う。けれども覚えておきたいと思う箇所も少なからずあった。読了後、部屋をぐるっと見回して、確かにガラクタかも?と思ってしまった。