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先月(2017年8月)

あふママさんのレビュー一覧

投稿者:あふママ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本カーネーション

2017/07/13 11:00

伝承花の花言葉

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

聖母マリアの涙から咲いたといわれるカーネーション。「母」を連想させるこの花、花言葉は明るさと暗さとを両方兼ね揃えている。母に対しカーネーションの花言葉である“純粋な愛”を切望しているのに、“軽蔑、拒絶、失望”という暗い闇の花言葉しか受け取らざるを得ない主人公日和(ひより)。娘の日和を愛せない母愛子。愛子は子供を愛せないわけではない。日和の妹紅子を溺愛している。二人の娘を同じように愛せないのは少女時代に妹が死に、その体験が愛子の性質を大きく捻じ曲げてしまったからではないかと思う。自責の念と、理不尽な怒り、それらが愛子の中でドロドロと混ざり、病となって、やがてうまれてきた長女の日和との間に大きな確執をもたらしてしまった。子は親を選べない。日和を愛さず妹の紅子しか愛せない、ある意味偏愛といえる病を抱えた母から、逃れることは日和は一生できない。しかし、父の助言で、彼女はなんとか折り合いをつけることができ、母と「縁を切る」という最悪の事態に至らずに済んだ。明るい兆しが見えるラストシーン、日和の「あたしは幸せになる。 なろうと思う。」という言葉に、彼女の内から溢れる若い力を感じ取れた。
最後に、酒井駒子さんの表紙絵がすばらしく、惹きつけられる。

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