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  3. 田口善弘さんのレビュー一覧

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    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

田口善弘さんのレビュー一覧

投稿者:田口善弘

17 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本田宮模型の仕事

2000/07/12 22:08

一芸入魂の世界

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 別の本を買いに行ってカウンターに平積みされているのを思わず手にとって買ってしまったが、読んでみたら無茶苦茶面白かった。言っておくが僕はいわゆるモデラーじゃないし、田宮の製品なんて子供の頃プラモデルを作って以来、触ったことも無い。大体、怪獣プラモデル専門だったし。しかし、ここにはなんというか、モデル道を極めるために人生をささげてしまった人の半生が描かれていて感動してしまった。どんなささいなことでも、決して妥協せずに極めて行こうという志さえあれば芸術に近い域にまで達することが出来るのだ、ということがこの本からも分かる。自分の「仕事」に対する態度と比べると反省することしきりだった。

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理想の研究者人生

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 僕も研究者の端くれだが、ここまで徹底した研究者人生を送っていた人間がいることに驚きを覚える。
 家族も定職もなく、研究者の家に泊まり歩きながら論文を1500本も書いたというのだが、いくら実験器具の不要な数学と言っても、論文を読み返したり、定理を本で確かめたりとかしたりしたくならないのだろうか?みんな頭に入っていたのだろうか?論文を読んだら、ノートに概略をメモしたりしなかったのか?
 こういう人生を送ろうとすることは可能だと思うけれども、一方で、何の参考文献も教科書も無く議論だけで研究ができるという能力にこそ本書でいうところの「天才」があると思う。そこの部分に何も触れられていないところがちょっと理解できない。それとも、数学者ってみんなこうなんだろうか?誰か教えてほしい。

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21世紀を先取りした10年間

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書の中で「月に降りた最後の男」ジーン・サーナンは、1960年代はケネディが21世紀から切り取ってきて20世紀にはめ込んだ10年間だった、というようなことを言っている。実際、本書を読むとアポロ計画がいかに強引で無理な計画であり、無事済んだのが奇跡的だったかが如実に表れている(もっとも、アポロ1号の惨事と13号の大事故を考慮に入れると「無事に済んだ」というのは間違いかもしれない)。『ライトスタッフ』を読んだときには、宇宙船のパイロットになるということはエースパイロットを降りてただロケットの先端に座るだけのロボットになることだ、と書かれていたような記憶があるが、実際はアポロ計画はパイロットの悪戦苦闘の上にかろうじて成り立っていた奇跡のプランに過ぎなかった。『ドラゴンフライ』を読んだときはソ連の宇宙計画のいいかげんさにあきれたが、アポロ計画も実体は大して変わらないほど現場の機転に支えられていたのだ。著者のサーナンは21世紀を前にして、アポロ計画のそんな実体を赤裸々に描いてみせた。いずれ再び、人類が月やそして火星まで進出したとき、20世紀に月まで行ったということが本当にどういうことだったのか分かるときが来るだろう。そんなことを予感させる本だった。

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直感力の経営

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 僕は1961年生まれだ。僕が子供の頃、すでにソニーは一流企業で、松下、日立、東芝などの総合家電大手と特に大きな区別を感じなかった。ウォークマンが発売された時は、高校生、ベータ方式ビデオが敗北したときは大学生だった。CDが出るまではLPレコードは数枚しか持っていなかったが、CDは何十枚も持っている。その意味で、この本で触れられている年代記はほとんど僕の人生とも重なることになる。
 これほど長い間いわゆる一流企業だった会社の経営がこれほど恣意的で直感に基づいていたことにまず驚きを禁じ得ない。ソニーの発展の折り目折り目での重大な決断の根拠には殆ど客観性はない。実際、ベータ方式の敗北や、コロンビア映画の買収など、その決断はしばし失敗し、時にソニーの存続を危ぶませる様な事態を引き起こす。そういう意味では、これは一つの王国の興亡史なのだ。
 小国を興した仲のよい二名の王(井深と盛田)、若くから世継ぎとして育てられた王子(大賀)とその即位。そして、兄達を飛び越して世継ぎに指名された末弟(出井)。我々がこの本にこれほど熱中するのはそこに失われた中世の王国史のロマンをみるからだ。
 すべてが民主的に決定され、世界一の大国アメリカの王(=大統領)さえ、わずか数百票に運命を翻弄される。そこには威厳や権威、荘厳さや神秘はかけらほども無い。そのすべてがソニーの歴史にはあるのだ。大賀は出井を後継者に指名するときに「燦」という概念を重視したという。この漢字が意味するのは「王としてふさわしい人物」という意味に他ならないのだ。
 何もかもが公正に平等にオープンに決められていく時代にロマンと不合理と直感だけで非民主的に決定されながら依然として滅びないこの王国の物語こそが現代の神話として我々の心をつかむのだ。

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ヒューマニズムの科学

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書を貫いているのは強力なヒューマニズムである。著者はある「原住民」から問われる。「なぜ、ヨーロッパと我々にはこんなにも差があるのか?」と。ご存知の様に、現在の人種差別のもっとも大きな源は、白人が科学技術において卓越している(いた?)ためである。そして、それが「人種の能力の差」として固定されたのが人種差別の起源だ。著者は科学者としての真理探究の精神と能力を駆使して、この「差」が環境的な差の累積的な効果であることを論証していく。その論理展開は探偵小説の中の名探偵のなぞ解きを見るように鮮やかで見事だ。
科学者としての使命をまっとうすることが自然に人種間の差を否定し、根源的には平等である人類のヒューマニズムの正当化へとつながって行く。そんな研究が出来た著者が本当にうらやましいと思う。本書は上記の問いで始まり、問いにどれくらい答えられたかという検証をもって終えられる。まだまだ分からないなぞは多い。例えば、日本がなぜこれほど短期間に欧米にキャッチアップしてのけたのかは大きななぞだが、この本と同じ文脈で考えることができるはずだ。これはひょっとすると大変大きな学問分野の誕生のきっかけとなるかもしれない。本当にすばらしい本だと思う。

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人間はユニーク

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 人間とはユニークな動物だ。「徳」の起源を探究するこの本の結論で作者は述べる。人間は社会的な動物である。アリや蜂にも社会性は見られるが、人間の特徴はその高度な分業制にあると作者は分析する。高度の分業は集団としての人間に非常に高度な能力を授けた、と。
 また、血縁と無関係にこれほど大きな社会を作り上げる能力を持ったのも人間だけで(大きな大脳はそのための道具である)、この能力と分業こそが人類を万物の霊長にしているのだと著者は分析する。
 一方で、社会の大きさが中途半端なので、社会同士の争いも絶えない(戦争がその典型)。人間の生得的な社会性と社会間の確執という二面性をどう調和させるかが問題だ、と著者は言う。私見としてはインターネット時代を迎えて、個々人の交流を深めて、人類同士が緊密なネットワークに結ばれれば社会間の確執は解消すると思うのだが、その分析が無いのが悲しい。いずれにせよ、必読の一冊。

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紙の本脳のなかの幽霊

2000/09/17 22:30

自我は幻想?

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 我々は自分のことが分かっているのか?自分とは何か?その事自体が不安になるのがこの本。自分の腕の麻痺を「無視」する人々は、過去の記憶さえ都合よく作り替える。そしてそんな複雑な障害が耳に冷水を垂らしただけで一時的に回復する。あるいは、見えてないのにポストに手紙を投函することはできる特別な症例。結局のところ、「自我」とは極めて複雑な情報処理をして外界に応答して行かなくてはいけない人間の大脳が便宜上作り上げた「作り物」ではないのか?と作者は問う。確かに、生き残るだけなら自我は不要だろう。
 個人の自由と責任という基盤なしには成立しない人権とか民主主義を根本から揺るがす提言を含んだ書物。あなたは、この本を読んだ後でも、自分の行動に責任がもてますか?あるいは、「自分」という存在自体にさえ責任がもてるだろうか?科学もついに来るところまできたという感じを強く持った。

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確率モデルって?

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 一応、僕の同僚の本なんで推薦しておきます。題名は「複雑系」だけど、これは「商用」の題名で実際は、「確率モデル」というものの説明。物理学、(彼は物理学者です)というと「これこれこういう条件だったらこうなります」というカチッとしたイメージ(こういうのを決定論的という)がありがちですが、「AとBとどっちが起きるかは確率でしか決まりません」という考え方でも実際の結果は殆ど決まってしまうことも多い。例えば、100枚のコインを投げたら殆どいつも「表が半分、裏が半分」になる。これは個々の過程は「確率的」でも結果は「決定論的」になる例。こういう考え方を使うと森林生態系とか伝染病とかまで説明できるのである。少なくとも高校程度の数学の知識は必要です。

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紙の本ハンニバル 上巻

2000/07/13 23:20

ラブストーリー?

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 「レッドドラゴン」「羊たちの沈黙」と続いたいわゆるレクター三部作の完結(?)編。ついに自由の身となった「影の」主人公レクター博士がとうとう三作目で晴れて主人公に。で、何をするかというとこれがスターリング捜査官とのラブストーリーと来るからちょっと恐ろしい。勿論、レクター博士のことだから一筋縄のラブストーリーであるわけもない。実際には、博士に復讐を企むかつての被害者の執念深いレクター追跡劇が物語の縦糸だが、本筋はあくまで横糸のレクターとスターリングのラブストーリー。映画化も決まっていて、レクター博士は「羊たちの沈黙」と同じくアンソニー・ホプキンスだが、スターリングは残念ながらジョディ・フォスターじゃないとか。しかし、レクター博士がPhysical Reviewまで読んでいるとは驚いた。僕より物理が出来そうですね、描写からすると。まさに万能の天才だったわけだ、彼は。狂人だけど。

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紙の本ロケットボーイズ 上

2000/07/11 19:35

ジュブナイルを思い出す

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 子供の頃読んだ子供向けの小説、例えば、ナルニア国物語とか、ツバメ号とアマゾン号のシリーズを思い出した。
 自分達だけのために密かに始めたロケット作りが次第に町のシンボル的存在になって行く。最後に念願かなって父にも認められ、また、全米科学コンテストのようなものにも優勝するシーンは涙なしには読めない。そう、有名なテレビシリーズ「大草原の小さな家」とかを思い出させる雰囲気。
 言いたくないけどこの物語の舞台となった1950年代はまさに古き良き時代。こんな時代に生まれたかった。

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暴露物?

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 大ヒットした映画「アルマゲドン」で派手に爆発したミールことドラゴンフライですが、決してあの描写がおおげさじゃなかったことが伺われます。火事あり、衝突事故あり、故障あり。しかし、それでも次々直してしまうロシア人のたくましさに脱帽。最初は「なんて無計画なんだ」とあきれていたアメリカ人ですが、無理無理運用してなんとかなってしまうのをみて最後はなんと思ったのでしょうか?人命重視のアメリカと当たって砕けろのロシアの差がよく出ていたと思います。
 それにしてもアメリカ人は悪く書かれている人も多いのによく取材協力が得られましたね。なんか暴露物みたいです。日本だったら絶対、名誉毀損で訴えられていると思います。

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紙の本思考する機械コンピュータ

2001/02/03 00:43

計算機「科学」の本

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 なかなかおもしろい本だ。なにしろ、超並列計算機という「ハード」の開発で有名な著者が徹底して「アルゴリズム」というソフトの話ししかしないのだから。中でも、並列計算機が成功すると確信した理由が「人間の脳は並列処理で動いているから」だったというのにはおそれいった。万事が万事、この調子である。なにしろ、みずから緻密な計算機を設計しておきながら、その延長上には計算機の未来はなく、自分で自分を設計する計算機にこそ、未来がある、というのだから。勿論、そんな計算機がどう動いているのか誰にも分からないが、それでもいい、いや、むしろそうあるべきだ、とヒリスはいうのだ。インターネットが巨大な超並列計算機として動き出すのは時間の問題だと断じている下りにも恐れ入った。
 おそらく、彼は正しいのだろう。だが、緻密さを身上とするとばかり思っていた計算機科学者の内面がこんなにもナイーブでむしろ非線型物理をやっている評者のセンスに近いことが驚きだった。この二面性はやはり、彼が天才だからなのだろう。

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科学者としての良心

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 マックス・プランクと言っても一般には知られていない名前だろう。しかし、彼は実は量子力学というアインシュタインの相対性理論に並ぶ20世紀の物理学の最大の成果の「創始者」である。アインシュタインがほとんど独力で作り上げた相対性理論と異なり、量子力学は多くの学者の共同作業で作り上げられたのだが、その端緒を作ったのがプランクなのだ。が、しかし、本書は量子力学についての科学史ではなく、むしろ、20世紀初頭という激動の時代に高名な科学者として生きざるを得なかった一人の人間の苦悩を描く書物となっている。プランクがその価値観を形成した青年時代は、彼の生まれ育ったドイツは帝政時代であり、良くも悪くも階級主義的な秩序が維持された時代だった。民主主義などとんでもない、などと思っていたプランクは「堕落した」ワイマール共和国やジェノサイドまで犯すナチの第三帝国で著名なドイツ人科学者として生き続けなくてはならなかった。ついにプランクが「ハイル、ヒトラー」を言わざるをえなくなる下りは涙なしには読めない。科学者としての良心を貫くことは非常な苦悩を伴うことだった時代に生きた彼を我々も他山の石としたい。

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崩れる世界の再構築

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 今、世界は崩れている。この実感は誰もが持っていることは間違いない。歴史学者としてのフクヤマはこの崩壊を過去に何度もあった社会の崩壊のとある一例として分析する。
 その様な崩壊期には産業構造の大変革が経済構造を再編しそれまでうまく動いていた社会システムを破壊するため、マナーが崩壊し、犯罪が増加する。しかし、著者はこれらの崩壊期は必ず再編期に伴われて新たな秩序が出来たという。
 だから、決して、今の状態に悲観することはない、と。
 複雑なデータ分析から現在の世界が崩壊期にあることを論証する筆致は見事というしかないが、ここに歴史家としての限界も存在する。この崩壊が「脱工業化=情報化」によるものだ、という説は今更というまでもなくアナクロでさえあるし、世界が再編する理由を社会的な生物である人類の特質に求めざるを得ない点も専門外に逃げているようで見苦しい。
 また、いかなる再編があるのか、ということについても何ら見通しが無い。というわけでデータ解析部分は読むに値するが、それ以外に新味が無く、やや期待外れ。

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まさに奇想!

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 池内氏の書評?を読んで興味を持って読んでみた。確かにおもしろい話は多いのだが科学の本筋についてあまり知識が無い人がこの本を読むとどう
思うんだろうか?水生人類の仮説などは、主流の理論を知らない人が読むとこっちが本当、と思ってしまうかもしれないし、そもそも、話の面白味が分からない。やっぱり、人類の起源に関する本をいくつかあわせ読んで始めて面白味が分かろうというものだ。
 また、最後の「天に梯子を架ける方法」なんかもクラークの「楽園の泉」あたりを読まないと本当の面白さは分からない。勿論、僕も全ての話題を知っていたわけじゃないけれどもこれだけにとどまらず、ぜひ、関連書を読んで頂きたいなあ、と思った。

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