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米田淳一さんのレビュー一覧

投稿者:米田淳一

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本フーコーの振り子 上

2000/07/28 07:35

ちょっと危険な香りもするけど危険な香りは最高の興奮へ。私的熱烈お勧め。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 そうだ、小説って総合芸術だったんだ……そんなことを思わせて私を今の小説描きの道に進めてしまった本。知の伽藍という帯があったが、まさしく失踪した友人の残したワープロのファイルにアクセスすることによって展開される世界は知の伽藍であり、作者の批評眼はその上で現代出版界を鋭くえぐる。これがイタリアだけでなく日本でも言えることではないかと思えるあたりまた感慨深い。そして圧倒的な知識のシャワーは一人の架空の男を完全に、ここまで描いて良いのかと思えるほど確実に存在せしめている。最近日本でも長編が百花繚乱の感があるが、しかしこの本は一つ一つのエピソードが世界を確実に組み上げていくことが明確であるあたり、まさに知の伽藍、知的興奮モノである。小説の奥深さを教えてくれたエーコ先生に感謝。でも小説描きに傾いてしまった私は幸せなのだろうか? でも繰り返し読むたびに蘇る興奮に『これでいいんだ』と思ってしまう。ああ私もこういう本が描きたい。異論はこちらへ。

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