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はら やすあきさんのレビュー一覧

投稿者:はら やすあき

14 件中 1 件~ 14 件を表示

スカイウォーカー、ソロ一族の危機と活躍

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ユージャン・ヴォングに故郷を追われた人々が流れ着いたのは惑星デュロ。そこは、帝国が荒廃させた星で、デュロの人々は惑星軌道上の人工衛星に住んでいる。難民を世話する立場にあるハンとレイアは、汚染された大気を持つデュロにドームを作り、その中でデュロの環境の再生に取り組んでいた。
 フォースについて悩み、フォースを避けているジェイセンは、コルサントのジェダイたちから逃げるようにデュロにやってきて父ハンの手伝いをしていた。
 ジェイナは、ユージャン・ヴォングとの戦闘中に負傷。重傷を負い、療養のためにハンの元に送られてきた。
 そして、行方不明になったジェダイを探すために、ルーク、マラ、アナキンもデュロへと向かった。

 気がつくと、スカイウォーカー、ソロ一族がデュロに集結する事となった。このメンバの行くところ災いあり(?)といういつものパターン通り、ユージャン・ヴォングの次の標的はデュロであった。

 デュロの攻防を巡り、スカイウォーカー、ソロ一族の危機と活躍が描かれる本作品「バランス・ポイント」は、久しぶりに主役級のみの活躍が描かれている。強すぎるユージャン・ヴォングに対しこれからどう戦っていくのか、ルークを中心とした若手ジェダイの活躍が楽しみである。

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紙の本竜は眠る

2001/09/11 00:03

普通とは違う能力を持った少年とその周りの人々の心の物語

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 台風の夜に、1人の新聞記者と1人の少年が出会ったことから物語は始まる。

 記者が台風の峠を車で走っていると、大雨の中に1人の少年を見つけた。少年は故障した自転車を修理している所だった。こんな時に、と不信に思ったが、ほっておくわけにもいかず少年を乗せていくことにした。
 大雨で視界が妨げられる中を車で少し進むと、なにかに乗り上げた気配を感じた。気になった記者は車を降り辺りを見わたした。そこで見たものは、外されたマンホールのフタとマンホ一ルに流れ込む大量の雨水、そして子供の黄色い傘だった。状況から考えると、マンホ一ルに子供が流された可能性が高かった。いったい誰がこんな非常識なことをしたのだ、と考える記者に、少年は犯人がわかると言う。少年は自分が「超常能力者」だからだと。
 少年から告白された記者は、少年の能力を目にしながらも、信じきれずにいた。少年の言ったことなどを調査しているうちに、記者は事件に巻き込まれていく。

 超能力ものといえば、主人公がその能力を駆使し事件を解決していくのが常であるが、この物語の主人公は普通の人であり、しかも新聞記者といういかにも現実主義的な人物である。超能力を持つ少年を目の前にし、その能力を目のあたりにしても、どこか信じきることが出来ない。このような人物がストーリーテラーとなリ、人とは違う能力を持って生まれた少年の心を描いた物語ともいえる。一般的な超能力もののような爽快な活躍劇とはちがい、超能力を持ってしまった少年の苦しみや葛藤が、そしてそのまわりの人達のとまどいを、事件を解決する過程で表現している。こう書くと、重そうな感じを受けるかもしれないが、ミステリーとしても十分におもしろい作品に仕上がっている。超能力と聞いて敬遠せずに、ぜひ読んでほしい。

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紙の本新宿鮫

2001/05/07 00:04

他のハードボイルド小説とは少し違う主人公

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 「新宿鮫」。新宿の悪が怖れを込めてそう呼ぶ主人公は、新宿所防犯課の刑事、鮫島。
 鮫島はキャリア組ではあるが、ある事情により出世レールからはずれてしまった。キャリア組からは落ちこぼれと見られ、たたき上げの刑事には相手にされず、署内では孤立した存在となっていた。しかし、悪を憎む執念の捜査は、署内の凶悪犯罪検挙率 No1という結果を生みだし。さらに孤立するはめになる。
 このような背景を持つ刑事が活躍するハードボイルド小説といえば、世の中にはたくさんある。しかし、「新宿鮫」の違うところは、鮫島のキャラクターである。正義面するわけではないが、悪は憎んでいる。やくざなどには毅然と立ち向かうが、めっぽう強いわけでもない。弱い面もたびたび見せる。ただ、行動は男らしく、芯は強い男である。
 また、ハードボイルドには美女がつきものであるが、本小説にも当然美女が登場する。鮫島の恋人という役だが、なんとロックシンガーである。刑事の恋人がロックシンガー、おもしろい組み合わせであるが、彼女の激しさの中にある実直な性格に鮫島は惹かれている。
 そして、彼らが活躍する舞台が欲望・暴力が渦巻く街、新宿である。新宿の闇の部分を描き、そこに棲む人々を見事に描ききっている。
 これらの要素を基本とし、物語は構成される。刑事物だけに、事件が起こり捜査が行われ、そして解決する、という流れになるが、主人公クラスはもちろんのこと、犯人役、その他の脇役の個性もしっかりと描かれ、街の描画も加わり重みのある話となっている。是非読んでほしい。

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紙の本Brain valley 上

2001/02/06 00:36

うんちくを読み越えて脳の神秘へ?

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 映画になった「パラサイト・イヴ」の原作者である瀬名秀明氏の作品で、「パラサイト・イヴ」でもそうであったように、本作品も細かな描写と専門的知識がふんだんに含まれている。そして、今回のテーマは「脳」である。
 主人公・孝岡はつくばの研究所で脳の研究を行っていたが、推薦を受け「ブレインテック」で働くことになる。「ブレインテック」は脳の研究を行っている総合研究施設であるが、船笠村という山奥に建っており、その近代的な施設が田舎の風景と浮いた感じである。「ブレインテック」ではあらゆる角度から脳の研究を行っており、孝岡の研究もその中に組み込まれることになった。しかし、研究所で行われている研究には、研究者自身にもあかされていない秘密のもくろみが存在していたのであった……

 本作品の前半は、脳の部位や機能の説明などが中心となっている。それはとても詳しく、しかし簡潔に書かれている。だが、うんちくとしか言いようがない文章は、読む人によっては挫折の第一歩となりそうである。しかし、これを乗り越えると、話は一気に展開してゆき、その内容に引き込まれていく。人はなぜ幻覚をみるのか? 魂は存在するのか? 心と脳の関係は? UFO に出会い宇宙人にアブダクトされた経験は本当なのか? 動物は神を見ることができるのか? 超常現象は脳が見せている? 死後の世界は? などなど……
 孝岡が体験する不思議な現象は現実なのか、それとも脳が見せる幻覚なのか?研究者として、脳の機能を解析していくことで解決していこうとする孝岡。そして、しだいに明らかになる「ブレインテック」の研究の目的。研究者たちを巻き込み混沌としてくる状況において、孝岡は脳という見地からなにを見いだすのだろうか?

 みなさんも頑張ってうんちくを読み越え、物語に引き込まれていってください。

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戦いを挑むか、戦いを避けるか?

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 カーマスの大使エレゴスは、戦いを回避する方法を模索するために単身敵陣に乗り込んだ。一方、友人を殺された復讐に駆り立てられるジェダイ・デシャラコアは、超兵器を探し宇宙へ出た。また、コラン・ジェイセン・ガナーたちは、戦いを有利にするために、敵の情報を探りに惑星ガーキに乗り込む。
 こうして、それぞれの思惑でユージャン・ヴォングに挑む新共和国。戦いは避けられるのか?それともやはり戦わざるをえないのか?

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紙の本中田英寿鼓動

2001/01/15 16:01

中田英寿に関する真実

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 現在セリエAや日本代表で活躍している中田英寿。サッカーに興味がない人でも、彼の名前くらい聞いたことがあるくらいの有名人。また、サッカーに詳しい人なら、マスコミに愛想が悪いことも知られた事実。なぜ、あんなにマスコミを嫌っているのだろう?もっとうまくやればいいのに。そう思う人も多いだろう。しかし、この本に書いてある、そこに至るいきさつを読めば彼の対応もうなずけると思えてくる。彼に関する記事はどれだけ嘘が多いか。
 また、本書では中田のセリエAへの移籍の真相や、フランスW杯、ベルマーレ時代の話なども載っており、中田ファンには楽しめる1冊である。
 最後に、本当の中田を知りたい人は、nakata.netに行ってみることをお勧めする。

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ユージャン・ヴォングとの壮絶な戦い

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 エンドアの戦いから21年後の物語。

 元老院議員たちを説得するために、ルークはユージャン・ヴォングが進入していそうなアウター・リムにジェダイを派遣した。ジェダイ達はそれぞれが赴いた惑星でユージャン・ヴォングと出会うことになった。

 <ベルケイドン>に行ったルークとジェイセンは、奴隷を使って宇宙船などを育てさせているユージャン・ヴォングを見つけた。ジェイセンは偵察という任務を忘れ奴隷救出に動くが、逆にユージャン・ヴォングにとらえられてしまう。捕まったジェイセンを助けるために、ルークは単身ユージャン・ヴォングに戦いを挑む。

 <ビミエル>では、大学の調査チームを救出するために向かったコランとガナーが、同じく奴隷達を見つけていた。コラン達が調査に出ている間に2人の学生がユージャン・ヴォングに捕まったため、彼らの救出のため2人はユージャン・ヴォングに戦いを挑んだ。

 <ダントゥイン>に行ったマラとアナキンは、仲良くなった原住民がユージャン・ヴォングに襲われているのを助ける。しかし、<ダントゥイン>にはすでにユージャン・ヴォングが多数降りてきており、マラとアナキンはつぎからつぎに彼らに襲われる。

 <デュブリリオン>に行ったレイア、ジェイナ、エレゴスは、ユージャン・ヴォングの襲撃を受けていた。彼らは<ディブリリオン>を放棄し、<デュブリリオン>の住民と共に、<ダントゥイン>に向け避難した。

 そして、戦いの場は<ダントゥイン>に移り、ユージャン・ヴォングとの壮絶な戦いが始まった。

 本作では、アウターリムの多くの惑星にユージャン・ヴォングが侵略してきている事がわかり、彼らを脅威と見なす一部の新共和国の人々との一進一退の攻防が繰り広げられる。しかし、新共和国の元首フェイリャを中心としたトップの動きは悪く、「政治家ってやつはつくづく我が身が大事なんだなぁ」と思ってしまう。ともかく、新共和国やジェダイに内紛が起こりそうな気配があり、ユージャン・ヴォングとの戦いだけでなく、レイア対フェイリャ、ルーク対キップ派のジェダイ、ハンはいつ復活する、など、今後の展開は見逃せない。

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ユージャン・ヴォングの特性や兵器などの秘密が少しずつわかってくるぞ

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 エンドアの戦いから21年後の物語。

 未知の銀河からやってきたユージャン・ヴォングとの初戦に辛勝したルークたちだが、彼らがそれで侵略をあきらめるとは思えなかった。さらなる侵略に備えるために、レイアは新共和国に軍備と防衛の強化を必死に訴える。しかし、堕落した元老院議員たちは自己の利益を追求するあまり、侵略の証拠を隠し、レイアたちの訴えを受け入れなかった。そこでルークたちは、侵略の証拠を集め、元老院議員たちを説得するために、ユージャン・ヴォングが進入していそうなアウター・リムにジェダイを派遣した…。

 侵略してきたユージャン・ヴォングへの対策を怠る新共和国にかわって、ルーク・レイアを筆頭としたジェダイたちがユージャン・ヴォングの調査を行い、戦いに備える。簡単にいえばそういうストーリーである。その中では、「ジェダイの在り方」というものが一つのテーマとなっており、フォースを導きとするルーク派と、フォースは力だとするキップ派の静かな争いがある。若いジェダイである、レイアの3人の子供たちは、それぞれフォースについて考えていく。つまり、彼らの成長を書いているともいえる。ルークの活躍ももちろんだが、若いジェダイの活躍も楽しみである。

 また、物語中では、ユージャン・ヴォングの特性や兵器などの秘密が少しずつわかってくる。作者が未知の文明の種明かしを、どう描いていくかも楽しみである。

 ユージャン・ヴォングとの戦い、ルークたちの試練と冒険は始まったばかりだ…。

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ファン必読、シリーズ最大の悲劇!

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 別銀河から襲来した敵・ユージャン・ヴォングは、武器や宇宙船をはじめ、あらゆる道具が生命体だった。彼らの先鋒はすでに、この銀河に進入しており、さらに後方からは大部隊が迫ってきていた。

 エクスギャル4から連れて行かれた科学者と戦闘中に捕まったジェダイ・ミコは、ユージャン・ヴォングの宇宙船から脱出を試みる…。

 一方、ルーク・スカイウォーカーとマラ・ジェイド・スカイウォーカーは、調査のためエクスギャル4に入った。そこには、先鋒として来ていたユージャン・ヴォングのヨミン・カーが待ち受けていた。マラはヨミン・カーと闘うこととなる…。


 本作では、マラやジェイナとジェイセン、アナキンなど、準主人公といえる人たち、およびジェダイアカデミーを卒業したジェダイ達の活躍が目立つ。今後、新しい世代のジェダイの活躍が多くなってくるだろうが、まだまだ、ルーク、レイア、ハンの活躍をたっぷりとみたいものである。また、ハン・レイアの3人の子供達がジェダイとして、悩みながらも心と技が成長していく課程も描かれており、そちらもファンとしては気になる。

 しかし、なんと言っても最大のポイントは、本作で書かれているシリーズ最大の悲劇であろう。多くのファンが悲しむ出来事だ。是非、読んで欲しい。

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紙の本スター・ウォーズ聖地の罠

2000/08/10 20:41

あのハン・ソロの若き日の冒険が読めるぞ!

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 ルークやレイアに負けない人気の、あのハン・ソロが19歳の時の物語。

 孤児だったハンは、悪名高い密輸業者に拾われ、スリ、盗み、詐欺などあらゆる悪事を仕込まれて育った。しかし、ハンには夢があった。帝国アカデミーに入学し、士官になるという夢が。ハンは、悪名高い密輸業者から自由になり夢を叶えるために、密輸業者の元を抜け出すことにした。親代わりだったウーキーの助けもあり逃げ出すことができたハンは、パイロットを募集しているという巡礼の惑星・イリーシアへと旅立った。イリーシアでパイロットとして雇われたハンだが、そこで行われてることは、スパイス工場で働く人を集めるためのインチキであることに気づく。そして、その工場で働く一人のコレリア出身の女性と出会うことになる……。

 この作品ではハンの小さい頃が思い出として書かれていて、19歳の冒険とあわせて、今のハン・ソロが誕生するまでの物語となっている。いわば「ハン・ソロ」のプロローグである。ハンにとっての本当の初恋や、ウーキーへの友情、あの性格がどうやって形成されたのかなど、ハンの成長が描かれているといって良いだろう。

 また今後関係してくる人々も多少描かれている。ベイル・オーガナと少女レイア。ジャバ・ザ・ハット。スピンオフ小説の「コレリアの反乱」で登場するスラッカン・ソロ。この作品は3部作の第1弾であるので、この後の2話で、チューバッカやランドとの出会いなどが書かれるのではと期待している。

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新たなる敵を迎えた新シリーズ。ファンは読むべし!

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 「エンドアの戦い」から21年。新共和国は、勢力を弱めた帝国と平和協定を締結し、長かった戦いにも終止符が打たれた。しかし、大きな争いが無くなった分、新共和国の結束は弱まり、星系間の小競り合いが常に勃発していた。そのため、レイアやルーク、ジェダイアカデミーから銀河に散らばったジェダイ達はその対応に追われていた。
 国家元首を退いたレイアは、娘のジェイナ、ルークの妻マラと共に、共和国代表としてある惑星の暴動の調停に赴いた。その惑星のリーダーとの会見を行うが、相手にされない。会見を進展させるためにフォースをのばしてみるが、気味の悪いことに、彼だけにはレイアのフォースが届かなかった。実は、彼は銀河外から来た侵略者の斥候の一人であった。
 また、アウターリムの惑星エクスギャル4でも、銀河の外側の研究を行っている科学者たちの中に紛れた、侵略者の一人が工作をしていた。
 別の銀河からやってきた彼らの名は ユージャン・ヴォング。新たなる脅威はすでに新共和国に入り込んでいたのだ…。

 スターウォーズのいつものメンバー、ルーク、レイア、ハン、チューイを中心に、ハンとレイアの子供たちやジェダイアカデミー出身のジェダイ達などが、新たなる敵に立ち向かっていく新シリーズ「ニュー・ジェダイ・オーダー」の第1弾。新たなる敵との戦いだけではなく、子供達のジェダイとしての成長や、キップ・デュロンを中心とした武闘派ジェダイとの対立など、ファンの心をくすぐる内容となっている。また、生物を利用した新しいタイプの宇宙船や兵器などが出てくるが、これらの仕組みなどが次第に明かされていくのも楽しみである。
 余談ではあるが、エピソード1と2のブリッジノベルである「ローグ・プラネット」では、このユージャン・ヴォングらしい、未知の人種が出てきているので、これにつながる話も今後出てくるのではと期待している。

 とにかく、待っていたスターウォーズの世界が帰ってきたのだ!

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紙の本連鎖

2000/08/02 15:11

スピーディーな展開にはページが進みます

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 食品検疫所勤めの主人公・羽川は、大学時代からの友人・竹脇の奥さんを寝取ってしまった。その何日か後、竹脇が車ごと埠頭に飛び込んだと聞かされた。自殺らしい。羽川は責任を感じるが、しかし竹脇が自殺するとも思えなかった。羽川は、竹脇が自殺する直前に輸入食品の汚染について調べていたと聞き、友人の自殺が自分のせいではないと思いたい気持ちも手伝い、竹脇の自殺前の軌跡を調査し始めた。
 調査を進めるにしたがい、いろいろなことが浮かび上がってくる。汚染食品の三角輸入、ダメージ屋の暗躍、事務所代行会社の社長への暴行、運送会社の廃業、……情報を得る度に竹脇の自殺の線は考えられなくなっている。では、竹脇を殺そうとしたのは…?そして、話の最後には意外な結末が待っている。連鎖の意味も最後にわかる。

 舞台が食物汚染の話なので、自然と興味がわき、自分が食べている肉は大丈夫かな、なんて考えながら読ませてもらった。ストーリーがスピーディーに展開するので、おもしろく、読んでいてどんどんページが進んでしまう。ただ、駆け足で進んできてさらに最後はダッシュ、という感じのようなたたみ込むような結末は、急ぎすぎた感がある。連載小説という形を取っていたようなので、ページ数に制限があったのではと推測されるが、すこし残念である。ただ、作者の作品には長編が多いので、手軽に読める1冊ではある。

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紙の本朽ちた樹々の枝の下で

2000/07/29 15:57

樹々の枝の下で女性と出会ったことから物語は始まった

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 早朝、トラックの音で目が覚めた。その後なかなか寝付けないため、伐採計画のあがっている森林に出かけてみた。森を歩いていくと、一人の女性に出会った。服は汚れていて遭難者のようであるが、こんな早朝にこんな森の奥にやってくる人はほとんどいない。自殺者か?彼女と目があったとたん、彼女は走り出した。しかし、このままほっておけない。彼女を追いかけていく…
 と、「早朝の森の中でのおいかけっこ」という緊張した場面からこの物語は始まる。「おいかけっこ」は彼女が滝壺に飛び降り、気を失って川岸に打ち上げられるところで終わる。助け出し病院につれて行くが、数日後病院から逃げ出してしまった。
 彼女はなぜあんな時間にあんなところにいたのだろうか?
 そして、なぜ逃げ出したのだろうか?
彼女を捜し、疑問を解決していくうちに、主人公は背後に隠された犯罪を見つけていくことになる…

 女性との出会い、なぞの失踪、元自衛隊員の不発弾持ちだし、誤爆、自衛隊からの逃走。次第に核心に近づいていく…

 事件の結末にもう少しひねりがあるともっとおもしろくなりそうだが、現実的な結末であるとも言える。しかし、真保裕一らしい、知識豊かな文章はもちろん、最後まで結末がわからない話の展開は読んでいておもしろかった。

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アナキンの冒険と心の動き、今後のストーリーへの布石、など楽しい1冊です

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 エピソード1の3年後の物語。ジェダイ・マスター、オビ=ワン・ケノービのパダワンとしてコルサントのジェダイ聖堂で修練を積むアナキン・スカイウォーカーだが、ジェダイ聖堂での生活には彼を満足させる物がなく、ドロイドを拾ってきては修理したり、違法のピットレースに出場することで心の透き間を埋めていた。そしてあるピットレースに出場した際、アナキンは刺客に命をねらわれた。そこから、アナキンと刺客の空中戦が始まり、そこにアナキンを連れ戻しに来たオビ=ワンまで加わる。空中戦というアクションシーンから始まる本作は、映画のように読者をぐっと引き込み、アナキンとオビ=ワンの冒険の始まりを予感させてくれる。

 と、ここまでは前ふりのようなものであり、本編とも言えるのはこの後の話である(もちろん刺客が再び関係してくるのだが)。この戦いから生き延びた2人は、行方不明となった一人の女性ジェダイを探す度に出ることになった…。

 この冒険の中で、アナキンはいろいろなことを知ることになる。まだ制御できない自分の力や、自分の心の奥底にある暗い部分を。後で振り返ってみると、アナキンがヴェーダーへと変わっていくきっかけが書かれていたのかなとも思わせる。これからアナキンがどうなっていくのか、その心の変化が映画とその他のスピンオフ小説で描かれるのが楽しみだ。
2002年のエピソード2までにもう1話くらいブリッジノベルを読んでみたい。

 また、本作はエピソード1と2のブリッジノベルという位置づけではあるが、ジェダイ・ニューオーダーシリーズにでてくるユージャンウォングとも関係しそうなエピソードが出ており、スターウォーズフリークには楽しい1冊である。

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