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ぴょん太さんのレビュー一覧

投稿者:ぴょん太

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本グスコーブドリの伝記

2000/07/18 05:04

賢治と理系のセンス

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「グスコーブドリの伝記」が好きだ。これでも昔は理科系だったから、賢治作品の中でも「理系度」の高いこの作品はとりわけ心に残っている。
 この作品で僕が一番賢治の理科系的センスを感じるのは、ブドリが初対面の博士から質問をうけるシーンだ。人にとっては、クライマックスの「冷夏とそれを打破する作戦」とか、あるいはSF的ないくつかのガジェットにそれを感じるかもしれないが、僕はそうではない。
 二人が初めてであったシーンで、博士はブドリに、煙突から出る煙がどのように振る舞うかを質問する。そして、ブドリはそれにとても簡潔に答えるのだ。さりげないシーンだけれど、レトリックとしての科学用語が目立つ賢治作品の中で、煙を分析してみせるブドリの視線はまさしく科学者のものだった。
 賢治は生前、知人(か、弟の清六氏)に「あの質問を変えたほうがいいかな」と質問したことがあるらしい。ただ、その相手は「変えないほうがいい」と答えたとか。
 僕もその返事に同意する。

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紙の本作家の値うち

2000/07/19 04:47

ゴシップとガイドとドンキホーテ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ゴシップ的好奇心を刺激し、なおかつ本の購買ガイドとして使える、となればやはり買う価値はあるんじゃないかな。
 例えば、ゴシップに関して言うなら、作品評などについて著者に激しい反論をぶつけた柳美里の評価は何点だろう、とか、政治的姿勢が似ているように見える石原慎太郎はどんなふうに評価されているだろう、とか、こちら側が勝手に想像を逞しくして楽しむ要素は結構ある。そして、もちろんブックガイドとしたって使えないことはない。そもそもそのための本だしね。
 ただ、僕が疑問に思うのは、著者があちこちのインタビューなどで語る動機のほうである。要約すれば著者は、文学というものに対する共通の審美眼の再構築を目標の一つにしており、この本もそのために投じられた一石ということらしい。
 けれども、ホントにそんな価値観の再構築が起きるのだろうか? 崩れたものは残念ながらもどらない、という実感を持つ僕としては、そこが一番信じられない。まあ、それは考え方の相違ということなんだろうけれど。
 ともかく、そんな著者のドンキホーテ的(サンチョを思い出すのは禁止)チャレンジとして、読めば、それはそれで面白い。
 

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紙の本もてない男 恋愛論を超えて

2000/07/18 05:16

これは救済ではない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 恋愛至上主義の中では語られないもてない男(恋愛弱者)の視点から、日本の性愛文化、恋愛文化をとらえ直す内容。全部で7つの章にわかれており、それぞれ「童貞であることの不安 童貞論」といったスタイルで個別のテーマについて総論的にまとめている。
 もっとも、まとめているといっても、筆者の雑談も含めて書かれる軽妙なタッチなので(本人曰くこれはエッセーであるそうだ)、胃にもたれることなくスラスラと読める。その分、食い足りないところも多々あるのだが、章末には筆者の薦める参考図書もあるので、より深くこのテーマに迫ろうという人にも有効である。
 ただ、この本のメーンのテーマである「もてない男」は、救われるのか、それとも彼らなりの新たな価値をうち立てることができるのか、というとそのあたりは今後を待たなければいけない様子。ここでは、さまざまな批評(フェミニズムの視点など)が、その存在をすっぽりなかったことにしていることを指摘するに留まっている。もっとも、あとがきによると筆者は「大著」など書くつもりはないそうなので、「もてない男」がそれなりに理論武装したいのであるなら、筆者のアジテーションを待つより自分で考えたほうが早道かもしれない。

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では、どういう読者が

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「ブックオフ」がフランチャイズ上の問題点を抱えていても、それは枝葉末節の問題だと思う。問題は、利用者が一定数いるというその事実だ。
 そうした「消費者」としての読者を好ましく思っていないらしい著者にとって、どういう読者像が理想的な存在なのだろう。旧来の狭い読書人階級に戻ることは不可能なのは著者も百も承知のハズなのに。
 新しい読書人階級をどう育てるか、あるいは消費者の嗜好をいかにビジネスに取り込んで新しい企画や流通を生むか、そういう未来像を求めて思考しようとする意志がないかぎり、「ブックオフ」だけをやり玉にあげても意味がない。

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正しいけれど実用性は

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 正しいけれど、本質的でないし、実用性には乏しいという本があってこれもそんな本。
 確かにキャラクタービジネスの現状は手際よくまとめられている。けれど、キャラクタービジネスそのもので一番、重要な部分になるとすごく曖昧な抽象論になってしまう。
 優れたコンテンツだったから、いいキャラクターが生まれた。優れたコンテンツには、作品の先進性や才能あるクリエイターが不可欠である……。
 ほら、言っていることは正しいけれど、「ITを超える潜在力」(帯より)の秘密はなにも明らかにならないでしょ。
 だから、すごく残念だ。生半可な総論のために、ちゃんとした産業論にもなっていないし、キャラクタービジネスに参入しようとする人の教科書にもあまりならない。(さすがに5章は役に立つだろうけど、それだってこの本でなければ読めないというわけでもない)。結局、この本は誰のために書かれたのだろうか。

 追記、よくある指摘だけれど、欧米ではジャパニメーションという表現よりも、今はアニメ(ANIME)と呼ばれているぐらいのことはおさえてほしかった。

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