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先月(2017年1月)

学生(21)さんのレビュー一覧

投稿者:学生(21)

1 件中 1 件~ 1 件を表示

死者は黙して語る…

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

誤解を恐れずに述べるとすれば…
この書ほどある特定の読後感を期待される本もないのではないか

 すなわち,時代や各個々人の悲劇を超えた「不戦・反戦・平和」という金科玉条のごときテーマであって,このような思想を後世の戦争を体験しない若年層に対して喧伝する使命を負わされていると見てよいであろう。すくなくとも,編者の方々はそう明言しておられるし,そのような意図を持って戦後このような形で編纂された事は間違いない。

それが良いか悪いかはともかく,結果として衆目に公表される事を意図せずに作成された多くの私信が,幅広く公表されるにいたったのである。それらは一つとして私の胸を打たないものはなかった,しかし,故人はセンチメンタルな哀れみの眼でもって,あまつさえヒロイックに自らの人生を綴られる事をどこまで自身で望んでいたのだろうか。手記の中には,後世の日本人に対する遺志のような形で記述されているものも多いが,全般的に個人のプライバシーへの配慮が十分になされたとは言い難い(また、戦後この書がたどった軌跡は複雑を極めた)。

 冒頭のジャン・タルジューの詩がはからずも象徴しているように,死者は黙して語り, 生者は語りて黙す。彼我の違いはあまりに大きい。

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