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先月(2017年6月)

一声社 編集担当さんのレビュー一覧

投稿者:一声社 編集担当

1 件中 1 件~ 1 件を表示

絵本を楽しみながら、社会生活に役立つ力を身につけられる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 前著『論理的に考える力を引き出す−親子でできるコミュニケーション・スキルのトレーニング』は著者三森(さんもり)ゆりか氏が自身の研究所で行っている言語技術教育に焦点を当てたものでした。そこに書かれた考え方と指導法は、子供の教育に関心をもつ保護者の方々だけでなく、日本語教育、国語教育、論理的思考力の育成等について効果的な方法を探求しておられる専門家の方々にも支持され、おかげさまで前著はベストセラーとなることができました。
 第2弾となる本書では、同じく研究所で実施されている読書技術教育に焦点を当てています。絵やテクストに盛り込まれている情報を、ある一定の指標に基づいて分析・解釈することをくり返すうちに、いかなる情報をも正しく分析・解釈できる力が自然と習得され、その上、情報を批判的に検討し、自分の考えを論理的に組み立てる力も習得されるということを、具体的な方法を紹介しながら説いています。本書を活用することにより、社会生活の中にあふれる様々な情報にふりまわされずに、その場その場で正確な判断をくだすことができる力を身につけることができるのです。
 巻頭に綴じ込まれたイラスト・カードや同時発売の絵本『手のなかのすずめ』を使って情報を分析するための手法「絵の分析」「テクストの分析と解釈・批判」に親子で、あるいは仲間で楽しく取り組むうちに、物事を観察する力・読み解く力が徐々に獲得されることを実感できるでしょう。
 三森氏の指導法は、米国イェール大学メディカルスクールで医学生の観察力向上のために名画鑑賞コースを開発したI.M.ブレーヴァーマン医学博士の賞賛も浴びています。本書の序文には博士からの推薦の言葉も寄せられました。ぜひ本書をご一読いただき、その効果のほどをお試しください!

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