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BOSSAさんのレビュー一覧

投稿者:BOSSA

7 件中 1 件~ 7 件を表示

驚愕の書

6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

申し訳ないけど、正直これ以上「文章読本」系を読んだところで、もうおれの文章は変わらんのだろう、と思ってました。
しかし違った。当時の証拠として2000年9月の日記の文章を提出します:

……バーバラ・ミント『考える技術・書く技術』はショッキングな本だ。この本はおれがいかに考えるべきことを省略して文章を書いてきたかを突きつける。

会社に入って自分の文章に自信を失ったのは、まあ、今年だけでしょう。で、去年買ったときにはほとんど読む気にならなかったこの本が、まさにおれをもう一段深いところへ連れて行ってくれる物凄い秘術を懇切丁寧に説明する内容だったのが、なんともショックだった。

あるのだ、それは。そんなものは、あるのだった。ここまで深く掘り下げる論理が。この世には。おれはコイツ、バケモンだと思った。

丸谷才一も井上ひさしも谷崎潤一郎も本多勝一も橋本治も、彼らの「文章読本」ではカスリもしない文章の作法、論理、西洋人の思考の構造を、丸出しの剥き出しに見せつけられて、おれは今回愕然とした、と言っておこう。……(昔の日記、終わり)


……「翻訳がこなれていない」「この本自体が読みにくいじゃないか」などと他の方はおっしゃっているが、

『ミントおばさんが言っているのはそういうことではない』

と言うのである。
ウソだと思ったら丸一日か二日かけるつもりで、メモ取りながら読んでみろというのである。あなたの文章は確実に変わる。具体的には白紙を2枚ぐらい使って構成をグチャグチャ考えるようにぜーったい、なる。そのぶん上がりは遅くなるけど、ぜーったい分かりやすくなるから。
(この文はそんな手間かけてないけどね、ハハハ)

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本年度ベストワン

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 タイトルをパッと見た感じは「くだらないハウツー本」、たとえば仕事のできない人(読者)にできる人(著者)がエラソウにふんぞりかえってコツを教える浅薄な内容の、あるいは「できる」と言われる偉い人を著者が卑屈な感じで研究している本かという印象ですが、ちがいます。今年になって私が読んだ本の中で「なにか1冊挙げよ」とおっしゃるならば、コレです。
 とにかく読んでみてください。「面白くてタメになる」とはこのことです。
前著:『子どもたちはなぜキレるのか』(ちくま新書・99年8月・660円+税)『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス・00年8月・970円+税)
 どちらも抜群の面白さです。とくに後者は本年度の新潮学芸賞を受けていて、受賞時の養老孟司の選評が、いかにも養老さんらしくて、面白いです。

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紙の本「わからない」という方法

2001/06/12 01:48

すごいっての

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 これはとてつもなく深いハナシだと思うの。そして、すごくベタな書き方で、コレに較べりゃ『ああでもなくこうでもなく』やら『二十世紀』やらの洗練されっぷりったらナイですね。
 「努力」や「勉強」や「仕事」についての根本的な考察と実践がテンコ盛りでバンバン出てきます。こういう物の考え方と言い方こそが必要なんだと私は思います。薄い本ですが繰り返して読める内容です。
 こういう話をするときの橋本治さんが誰に似ているかというと、ラッパーのKRS−ONEはではないでしょうか。
 「I think very deeply」のフレーズは橋本さんに似合うと思いますね。

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就職活動を始める大学生!!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 すごく影響されつつあります。会社員になってもうすぐ丸6年ですが、「何のために働いているのか」という問いに、腹の底から納得できる回答を初めて教えてもらった気がします。
 会社では新人教育などもしていて、「会社とは何か」「働くとは」「仕事とは」などという話題も他の人よりよく考えていましたが、そのつもりでしたが、スマン、おれは間違っていたようだ……。私がこれまで言っていたことは100%間違いではないかもしれないが、少なくとも「金持ちの考え方」ではないことは確かです。
 この本を、とくに「オカネの話をするのが苦手な(マジメな)若い人」にすすめたい。それが平気になるだけでも、読む価値は大いにあると思いました。

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紙の本灰夜

2001/03/09 01:28

一気に読ませる娯楽作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 前作『風化水脈』は描写の緻密さが印象的で、それが物語の進行を妨げることのないバランス感が心地よく、そしてハナシの構造に(事務所所属の)京極夏彦の影響を受けている気もした。
 京極さんのいつものやり方は、まったく関係のない話が2〜3本同時進行して、それが収束してゆくときに読む者が目眩をおこす、なんか洗濯機の渦に呑みこまれてゆくような、なにいってんのかわかんないけどそういうところがあるように思うんだが、『風化水脈』は発端で2大主役が出会って、枝分かれして、またひとつに収束するという、始めと終わりがすぼまったような構造で、そこに気を取られもしたが、今回は鮫島の緊迫・焦燥感が基調となって一気に読ませる娯楽作である。車での移動シーンをハショれば映画でもイケるスピード感だと思う。

 このカタルシスが毎度『鮫』を買ってしまう魅力だ。ゴチャゴチャ言わなくてもファンはもう買って読んだと思うし、今まで読んだことない人もサッサと読んで今のエンタテインメントのレベルを知りなさいな。

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へろみの夏休み

2001/03/05 02:00

なにかの名作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 最狂。
 ナニ言ってんのか完全にわからないように細心の計算のもとに描かれるイカレテルイッチャッテル・ワールド。名作「バキトマド」(『爆裂瞑想バキトマ道』所収)と同様、なにかの最先端(バキトマドよりむしろ「テケスタテケスタ」の最新版か)。

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戦犯(みたいなもんだと思うの)

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 読むほどに気分悪くて「買わなきゃよかった」と思う本なんだけどさ、泉山真奈美さんのナニがダメなのかハッキリしたのは、まあ、読んでよかったか。スッキリしたかな。
 バイオグラフィが明らかになって、この人は青森のソウルオタク少女のまんまなのだ、ト。罪状は、この人がある時期に日本のヒップホップファンに与えた影響の大きさによる。要するに「なぜ我々は、対訳・解説者として泉山真奈美しか得られなかったのか」(ギャラか……)。

 一、執拗で偏向したクール・モー・ディー支持
 一、執拗で(以下略)BDP支持と手のひらを返すような不支持
 一、ギャングスタ・ラップ不支持
 一、ダンスフロアの現場への無知・無関心

……などと数え出すとキリがないが、これら偏見たっぷりのご意見により我々は音を聴く前にたっぷりと先入観を植え付けられた。おれが初めて目にした泉山批判は『ミュージック・マガジン』誌上でのECDの発言———泉山のギャングスタ・ラップへの過剰な(紹介者として明らかに不適切な)悪意を指摘するもの、であった。
 おそらくご本人なりには中立を保って(目をつぶって)歌詞対訳なぞ引き受けておられるのだろうが(引き受けてくれなきゃいいのに!)漏らすコメントはことごとく自分の趣味・主観で凝り固まっているため、その訳業に対しても疑いを抱いてしまう。彼女が数少ないヒップホップの初期紹介者の一人だったことは、日本のファン(およびレコード会社)には不幸だったと言えるだろう。我々はどこか違和感を感じつつ、彼女の主観で塗り固められた文章を数多く読まされてきた。
 幸いに、今や雑誌『ブラスト』ライター陣を始めとするヒップホップライターは数多く存在し(『ギャングスタ・ラヴ Vol.1』まで存在し)、自分のテイストに合う評者も選りどりであるような昨今だが、ホーント当時は泉山と藤田正さんと湯浅学さんと……数えるほどしかいなかった。その影響力の高さったら……結局、評者自身の好き嫌いをあるていど度外視して「ヒップホップミュージックの全体像」を見せてくれたのはECD編『ザ・パーフェクト・ビーツ』(ミュージックマガジン・96年7月・税抜き1465円)が初めてだったのではないか。ま、これはあくまで当時のおれのような、ディスコやクラブへ行かずにオウチでCD聴いてる「ファン」にとっての話ではあるけれど。

 まあ「執拗」なギャングスタ・ラップ嫌悪の発言が、もしかすると現在の日本ヒップホップシーン主流の健全さ・ポジティブさに一役買ったのだとすれば、これはこれで結果として良かったのかもしれないが、でもモシあの頃の泉山真奈美の位置に、超エロ文体のタカコスタ・ロドリゲスとか高橋瑞穂とかがいたとしたらさー、日本のヒップホップは……今よりダメか、やっぱり。でもホントにそうかな? 

 結論としては「泉山さんが何かカンにさわってたヒトは読むと(立ち読みするには厚すぎるけど)、スッキリする本」なんじゃないだろか。

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