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先月(2017年5月)

優 さんのレビュー一覧

投稿者:優 

2 件中 1 件~ 2 件を表示

極めて優れた指南書です

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 タイトルに書いた通り、極めて優れた個人向けの投資指南書だと思います。
 金融ビッグバン以降、郵貯を主とした預貯金に“眠っている”1300兆円を超える個人金融資産をいかにリスク商品に取り込んでいくか、ということが金融業界の主要目標の一つとなってきました。そんなことからか、業界の“都合”や“商売用の言葉”を並べ立てた投資本は溢れかえっているのですが、そうした本を読むと何となく「ビッグバンだ、自己責任の時代だ、年金も危うい、だから投資をしなきゃいけない」というようなノリが多くて、実際に「個人」の視点から「そもそもなんで投資しなきゃいけないの?」とか「僕/私も投資しなきゃいけないの?」という基本に立ち返って説明してくれる本は少なかったように思います。
 この本はそうした基本から丁寧に、投資の必要性も含めて、ちゃんと説明してくれています。目からウロコものだったのは、多くの個人にとって「投資」という言葉は、単にお金を株や投信に預けるという意味ではなく、まずは「着実に仕事で業績を上げて収入を増やすこと」と「支出をちゃんと管理すること」の2つだ、というくだりです。ここ2-3年、投資をしなければいけないのかどうかに悩み続けていましたが、この本を読んでまず何を考えるべきか、何をすべきか、が整理できました。今後ますます金融の自由化が進んで「カモる人」が増えていくだろう世の中で、「カモられる」人にならないためにも、読んでおくべき一冊だと思います。

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元大統領側近が描くホワイトハウスの内情

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 92年以降8年、アメリカ経済の成長という幸運にも恵まれ、史上まれにみる高い支持率に支えられたクリントン大統領。しかし政権発足当初、というよりそれ以前の選挙の時点から、様々なスキャンダルに揉まれ、その都度危機を脱してきたことはつとに有名なことと思います。
 本書は、選挙参謀の一人として91年の大統領選でクリントンを支え、その功績から30才という若さで第一期クリントン政権において大統領補佐官の一人となったジョージ・ステファノポロスによる政権内幕モノです。ホワイトハウス西棟で日々繰り広げらる大統領側近同士の主導権争いや内部抗争、また絶え間なく政権を襲うスキャンダルとマスコミとの軋轢などが政権トップの視点から描かれおり、読んでいて飽きさせない内容でした。
 著者自身が健康を損なう程に働きながらも、常に大統領から特別扱いを受けたいと感じていたことが全編を通じて伝わってきます。これって非常に子供っぽい感じですが、会社という組織に属する私は何か共感できる部分がありました。本書下巻の最後の一文を読んで、やっぱりクリントンってそうだったのか…と感じてしまったのは私だけでしょうか…。

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