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コリーさんのレビュー一覧

投稿者:コリー

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本美濃牛

2001/03/07 20:02

<遅配>される真相

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 「ハサミ男」にて鮮烈なるデビューを遂げたメフィスト賞作家の第2長編。筆力、人物描写、全体の構成、といった小説の基礎部分は相変わらず高い完成度を誇っている。横溝作品を彷彿とさせる村落において起こる殺人事件の数々。名探偵石動戯作がこれらを解決していく手際は、意外にオーソドックスだ。しかしラストにおいて、この名探偵の存在意義は見事に否定されている。前作同様、真相は<遅配>され、正義の側は敗北するシステムになっているのだ。法月氏も短編において「真相の<遅配>パターン」を多用しているが、殊能氏のそれはよりラディカルで底意地の悪いものである。殊能氏の本格ミステリに対するアンビヴァレントな感情は、次作「黒い仏」において全面的に開花することとなる。

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紙の本砂漠の薔薇

2001/02/18 00:53

強烈なプロローグ、驚愕のエピローグ。

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 裏表紙の推薦文は決して大袈裟ではない。序盤の登場人物のやりとりに読者はまず幻惑されるであろう。日常世界にぽっかり開いた陥穽。会話の占める分量が多いため、リーダビリティは抜群であるにも関わらず、その濃密な世界観は読み手に心地よい余韻をもたらす。使用されているトリックも既視感の漂うものばかりだが、演出に工夫をこらしているため、かなり好感が持てる。ラストの改行なしの数ページは吐き気を催させるほどダークだが、ここにおいて小説家としての飛鳥部さんの本領が見事に発揮されている。

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