サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. ぜんちゃんさんのレビュー一覧

ぜんちゃんさんのレビュー一覧

投稿者:ぜんちゃん

12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本はだしのゲン 1

2003/08/02 01:52

命を大切に守ることがいちばん勇気のいることなんじゃ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

・「ばかたれが 戦争に行くことが勇気のあることだと思っているのか! 卑怯者、臆病者といわれても ええ。…非国民とののしられてもええ。自分の命、ひとの命を大切に守ることがいちばん勇気のいることなんじゃ」ゲンの父
・「学校の先生になる人は  本当に心の底から子どもが好きな人以外は教師になるなっ」「失敗したらどなりつけて理屈をいうより 黙って力いっぱい抱きしめてともに失敗を悲しむ人になれ」ゲン
・「金や物がなくて苦しくても自分をごまかし卑屈になってペコペコしてわずかな金にこびる精神の乞食になるのはいやじゃのう」星雅おじさん
・「学校は社会に出る前の準備体操じゃ。有名校に入学すると人生の天下をとったと思うバカが多いけえのう。本当にスタートをきるのは社会にでてから いかに自分の人生に向かって充実して生きていくかで人生マラソンの勝負は決まるんじゃ」太田先生
・「ほんとうに日本人は甘い民族じゃ。いちばん許せんワルを許しとるんじゃけえ」「ほいじゃが思い上がったアメリカはまた原爆を使うかも知れんわい」ゲン
・「元、麦はのう、寒い冬に芽を出し、何回も何回も踏まれ 根を大地にしっかり張ってまっすぐに伸び、やがて豊かな穂を実らせるんじゃ…。おまえも麦のようになれ」ゲンの父
・「かあさんは日本人のいやらしさをつくづく思い知ったよ。よわいものをみるとようしゃなく痛めつけるいやらしさを…ね。」ゲンの母
・「この戦争が日本人みんなのためになっていると思っているか。ひとにぎりの金持ちが儲けるだけの戦争だ。おまえは金持ちのために死んでやるのか。」ゲンの父

>>原爆や戦争をテーマとしながらも、挫けずに明るく生き抜く主人公の姿は、現代の我々が忘れかけているものを熱く呼び覚ましてくれる。単なる反戦漫画ではないことは、世代を越えていまなお読み継がれるロングセラーであることや多くのホームページが取り上げていることからも証明できるだろう。生涯に一度は読んで欲しい。<<

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

それでもインドへいく?

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

実は、知り合いが突然仕事を辞めてインドにいくという。「自分探しの旅だ」とのこと。
おい、ちょっと待て。「インドでホントの自分がみつかるのかい?」
違うダロー。
最近のテレビの影響か、バックパックひとつ背負って、ふらりと旅にでる若者が増えているけど、所詮は「とてもいい経験をしてきました」程度にしかならないもんだ。
日本に戻ってきて、熱も覚めれば、変わらぬ自分に気が付くのがオチだ。こころのどこかで、「変わっているはずの自分」を信じて疑わなければ、自分を欺き続けることのツラさに、いつかまたインドに逃げ出すに違いない。

求めている自分ってのは、外にはない。
今まで、気づかなかった自分の中にこそ、あるものだろうと思う。

そんな「勘違い」をしている人たち、例えば

・「自分探し」と「仕事探し」を混同している
・「自分らしく生きたい」と思っているのに、自分らしさがわからない
・「人生かくあるべき」という呪縛から逃れられず苦しんでいる
・今の仕事にやりがい、意味をかんじられない
・はたからみると成功している人生なのに、こころが満たされない
・人生のリセットボタンを押したいほど、追いつめられている

インドに旅立つ前に、是非一読を!
きっと自分がみえてきます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

あなたの患者さんが、がんビジネスに曝されている!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アガリクス、メシマコブ、プロポリス、活性化リンパ球療法、丸山ワクチン、ハスミワクチン、クラスター水、超ミネラル水、まだまだあるけど書ききれない。代替療法、民間療法の類にはきりがない。
普通、末期がん患者に「先生、アガリクス飲んでいいですか」と聞かれれば、大抵の医師は「よく話してくれましたね。副作用も少ないようだし、まあいいでしょう。」という反応を示すだろう。
しかし、これだけ氾濫する健康食品や代替療法に関する情報をきちんと理解できる医師はまだ少ない。
情報を整理する機構も未整備で、マスコミから一方的に垂れ流され続ける健康情報は、医療に対する不信感とあいまって、患者さんの不利益を助長する。

一方で医師の中には、医学博士の錦の御旗のもと、無責任な本を書く輩もいる。例えば、「どんな病気も温めれば治る」とか「癌は免疫力を高めれば治る」とかいった類。本当なら、本など書かずに目の前の患者さんを治してみればよい。そして堂々と学会で報告すればいい。
それが、医者としての良心だろう。
なに? 医学博士だけど医者じゃない? 論外ですな。治せないのになぜ本を書くのか。ビジネスですか?
いやはや、なんとも。
こういった本の無責任な題名が、一般のひとに与える影響は考えていないのでしょうか。

本書は、これまで沈黙を守ってきた一般の臨床医にこそ読んで欲しい。自分の大事な患者さんが、健康ビジネスの餌食にされるかもしれない。分からない、知らない、では済まなくなってきた。
なにが、代替医療で、どれが民間療法なのか。広大、東京女子医大が取り組む活性化リンパ球療法とはなにか。是非一読を。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本5年後こうなる

2003/04/07 05:41

「人間は金銭を相手に暮らすのではない。人間の相手はつねに人間だ。」

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

5年後この国はどうなっているのか?
不況が長びき、介護老人増加・労働人口の減少による税収減少・支出増加に対し、国は消費税率や社会保障費を引き上げるが、赤字国債の乱発はやめないので、気が付けば世界一の債務国、円の信用は失墜。円安が加速しハイパーインフレ、国債のデフォルトが生じ、通貨切り下げ(デノミ)となるだろう。今のうちに個人の責任において資産管理をきちんとしましょう、ドルや金でももっておきましょう。というような他のエコノミストが書くような内容の本ではありません。(前置きが長くなってスミマセン)
 
 昭和5年生まれの日下氏の眼力と洞察力に驚嘆する一冊。
例えば2003年1月の第1刷(イラク戦争前)出版でありながら「道義のないアメリカは、もはや前にも後ろにもいけない」とばっさり。 
 さらに「アメリカ式の経済論は意味がなくなる」と、一蹴。もはや、わが国の「幸福度」をはかるのに、株価やGDPの成長率などはいらないという。(こういうことが指摘できるのは、日下氏しかいない。“老年の最大の報酬は精神の自由だ”(サモセット・モーム)という言葉をもって賞賛したい)。
これまでは金を儲けることが幸せになる手段であったから、国際競争力や不良債権処理が問題になるわけだが、 
 
 「だけど、幸せってお金なんですか?」
 「わたしたちのまわりには、すでになんでもあるではないですか?」

 こう改めて問い掛けることで、将来の新しい日本が見えてくる。
新しい日本、元気の出る日本を垣間見てみませんか? 是非一読を!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

「己の弱点を知り、戦略をねること」こそが参考書選びの真髄

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

競争試験には「絶対大丈夫」はない。1点でも多くとったほうが合格するわけだ。何故か落ちてしまった奴、受かってしまった奴、そんな話はゴロゴロしている。「試験はミズモノ。マークがひとつずれた、当日下痢していた、熱があった、等々何があるか分からない。」そこで、合格の可能性を1%でも高めるために、日々しこしこ勉強をしているわけだが、「相性のよい参考書・問題集」の選択はとても重要だ。
とは言っても数あるなかから、自分で選択するのは困難なので、まず定番参考書を紹介している本書のようなものにざっと目を通そう。良書との出会いは、「5〜10冊買って、1冊」の確率だそうだ。時間とお金を無駄にしたくないなら、こういった指南書が必要だろう。それから実際に、大きな書店(自分は御茶ノ水までいきました)に足を運び、納得いくまで手にとってみくらべること。「自分のどこが不得手で、どのようにすれば補強できるのか」を考える作業こそが、「参考書えらび」の真髄です。単に評判がいいとか、できる友達が使っているとかだけで選んでしまってはもったいないと思います。まして「可愛い女の子の表紙をみただけで」選ぶなんて、ちょーもったいない。「自分を知る」ための修行のひとつなのですぞ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

なに言ってるの。円高になったら困るジャン?

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今後の日本の景気に関心のないひとはまずいない。
長引く不況が生んだ多くのペシミストが「国家的破産」「預金封鎖」「世界的大恐慌」などと論陣をはる中、一際目を引く「2004年超円高・大好況」というタイトル。
「何、言ってるの。円高になったら輸出企業は大打撃を受けるに決まっているじゃないか。」「日銀だって円高阻止するために連日介入してるんだよ」
と一蹴するなかれ。

基軸通貨であるアメリカドルが、(当面の)世界経済の中心であることは事実だが、なぜ「アメリカは北朝鮮を放って置くのか。」「NATO軍はユーゴを爆撃したのか」「米国内には妊娠中絶をおこなう産婦人科医がいないのか」。それらはすべて「ドルを防衛」するためだという。アメリカが世界一であり続けるために、これまで何をしてきたか。これから何をしようとしてるか。
増田俊男が、分かりやすく解説してくれる。

しかし、思っているとおりにいかないのが世の常。
米国の思惑どおりにいけば、まさに「パックス・アメリカーナ」の時代が続き、じゃんじゃんドル札をすり続け、「双子の赤字」なんてなんのその、ということになるだろうし、これまで日本の大企業は円高になっても困らないように生産拠点を海外に分散するなどの対応をしてきている。(でも「2004年超円高・大好況」とはちょっと言い過ぎでは?と思う。)

本書はむしろ、米国が直面している政治的問題はキリスト教対イスラム教という宗教対決に加え、ドル対ユーロという側面があること、金正日という(有能な?)政治家を利用しているということ、世界最強の軍事力を背景に「ナチ化」する危険性を孕んでいること、21世紀にも戦争の火種は決して消えない(消させない)、ということを教えてくれる点で有益だ。
「お金は安全なところに流れる」ということを考えれば、資産の運用を考える前に、こういったことはまず知っておくべきことだろう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

住んでみタイな、よその国!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

海外での医療費に日本の健康保険が使えるって知っていました?
せちがらいこの国の現状に嫌気がさして、「いつかは海外でリタイヤ生活を送りたい」って考えている人、結構いるんじゃないでしょうか。

この本の著者はそんな立場の若いFP(ファイナンシャルプランナー)さん。実生活での経験を踏まえ、ライフプランの立て方や転居届や年金の受取り方、はたまた運転免許の切り替えかたなど他書にはない極め細やかさが特長です。

随所に写真が挿入されていて、「海外リタイヤ生活」気分が触発されます。
オーストラリア・ニュージーランド・ハワイ・カナダ・コスタリカ・タイ・マレーシア・インドネシアは「お奨め」として気候や安全度、生活コスト、医療体制まで触れられています。

もちろん本書1冊で全てが網羅されているわけではないけど、ロタ島(それってどこ?)やメルボルンで生活している人の実例も読めるので、ワイフをその気にさせるには十分な本ではないでしょうか。

あーあ、行ったこと無いけど、タイに住んでみタイな〜。(いや、シャレでなくホントに!)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ナニワ金融道 9

2003/03/27 22:36

家宝でっせ!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

週刊モーニングって確か読み始めたのが、18歳のころだったかな。もう15年も経つんだ。ナニ金は'90年からの連載だというから13年。当初からスゴいインパクトのある漫画で漫画という型にはまらないジャンルのものだと評価していた。
しばしば、腱鞘炎になりながら筆をとりつづけた作者の姿勢もかっていた。
ナニ金は「ファイルにとって保存」しなければならないような「生きたお金の教科書」だと思っていた。こんな漫画は後にも先にもこれっきりだろうと。

そのうち、モーニング自体に魅力が無くなり、「はじめの一歩」をきっかけに少年マガジンを読むようになって縁が切れた。
ところが10余年の歳月を経て、講談社の漫画文庫(ポケットサイズ)単行本として再び出版された。思わず全10巻その場で買ってしまった。

我が家の宝として、家族みんなで読みつづけて行きたい「お金の教科書」である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本リスク

2003/02/10 02:14

まるで自分事!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

リスクときいて、皆さん何を思い浮かべるだろうか。
「危険な」という日本語訳からさまざまな連想をするものと思う。
現代に生きる我々の周りには数え切れない「リスク」があるから不思議はない。
しかし、30代40代のポスト団塊世代の私たちはどうだ。
子育て、マイホームをやり遂げねばならない時期に、袋小路のようなデフレ経済。巷にあふれる「金持ち父さん本」に望みを託しても、サラリーマンという現実からは逃げられなるはずもない。資産形成以前の問題が山積しているのに、どうにもならない閉塞感。いくら「日本はもうダメだ」といっても、海外であたらしい人生を創り出すエネルギーすら既に枯れ果てている。
 なのに「自己責任」の時代とかいって、保険や株の勉強を強いられる。毎週のように手ごろな不動産物件の広告が目に入る。子供の成長に待ったはない。
そんな我々にとって「リスク」と聞けば「金づくり」「子づくり」「家づくり」そのものだろう。
日頃、私たち世代がうすうす感じている共通の「リスク」、が物語になった。
本書には「お金持ちになる方法」「住宅病」「十五中年漂村記」の3編が收められている。「金持ち本」の合間に読んでみてもいいだろう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

億万長者の可能性を秘めた自分を発見できるかもしれません

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

億万長者度チェッーック! さあ、あなたはいくつあてはまりますか?
○誠実・勤勉が大事だと思う。
○幸運とは自分で引き寄せるものである。
○30人以上の人に応援されている。
○人生を導いてくれるメンター(師)がいる。
○妻は心から協力してくれる。
○投資は長期的に行っている。
○最終的に自分の信念をもって決断できる。
5つ以上あてはまれば、あなたには億万長者の素質があります。

さて、本田健さんの著書は、いつよんでも心が温かくなると言うか励まされるというか。イイですね。
もっと儲けろ、もっと稼げと巷間様々な金持ち本が出回っているけど、本書はとても良心的です。もちろん、読んだだけで億万長者になれるわけはないし、ハウツーが書いてあるわけでもないので、物足りなさを感じる読者も多いと思います。
しかし、「億万長者と言っても、特別な人たちではないんだ。自分が感じていること(感性)を大事にすること、好きな仕事をもつこと、健康であること、なんて当たり前で普通の事だ。自分でもできそうだ。」という気づきは大事なことです。億万長者の可能性を秘めた自分を発見できるかもしれません。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

医者に復讐せよ!

2003/09/15 02:10

そもそも、医者とはなんなのか!?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

医師になる前も、なってからも、この職業にある種の違和感がある。
「医師とは、いったい何者なのか」
多くの国民は「病気を治す人」と答えるに違いない。医療過誤のニュースが毎日のようにマスコミを賑わしていても、「自分の信じるあの先生は、絶対に違う(と信じたい)」と、医師を神聖視する大部分の人たちによって、支持されるだろう。

しかし、本当に医師は病気を治せるのか。そもそも、病気とはなんなのか。個々の患者の、社会的背景や経済的問題とは無縁のものではない様に思うが、数分程度の診療時間で、患者の抱える病気を「診る」ことができるのだろうか。

昨今、糖尿病や高血圧症などの「治せない病気」が増えてきた。生活習慣病などともいわれるこれらの病気は、食事やライフスタイルと密接な関係があるので、患者が主体的に「治そう」としなければ、よくはならない。疾病構造が変化しているのに、あいかわらずの3分診療(さばくための医療)がおこなわれている。
「通院(入院)しているのによくならない」ことの否は、教育しない(できない)医師と、知らず存ぜずの患者双方にある。(知らないことも罪なのですよ!)

そのうち、血糖降下剤の不適切な服用で、低血糖症状などをおこした患者が「ああ、やっぱり病院は怖いところなんだ」と言いふらすことになるのでしょう。

病院で死にたくない人は、医療の現場でおきていることを知らなければならない。お金の預け先を真剣に探すように、命の預け先も(病院とは限らない)よく検討する必要がある。「先生にお任せします」という預け方にも問題がある。

本書は、世の中に投げられた一石に過ぎない。しかし、読者のこころに広がる波紋は確実に明日のこの国の医療のあり方を変えていくに違いない。


To Cure Sometimes
Relieve Often
Comfort Always
(時に癒し、しばしば苦痛を和らげ、常に慰める)
ヒポクラテスのギリシャ時代も現代も、医師のできることはそう変わってはいない。それ以上の、それ以下のものでもない。
これから先もきっとそうだろうと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

首輪をつけられた成功ならばそんなものはいらない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

荒木氏の著書には「ストーカーの心理(講談社)」「アダルトチルドレンの心理学(徳間書店)」「なぜかモテる女の心理学」など臨床心理、カウンセリング分野のものが多数ある。
“究極の父親心理学”と銘打ったこの本に、目からうろこが落ちるような「人生の成功法則」を、図らずも期待していた自分に落胆してしまった。
なんといってもモデルとなる主人公がおりなす物語自体が、どこかでみたような安物のドラマ風にしたててあり、読み物として面白くない。
具体的には、娘がストーカー被害にあったり、息子が登校拒否になるなどいくつかの人生の危機を乗り越えるために、父親英夫が悪戦苦闘し、様々な気づきを得ていく。それらの気づきをまとめて「法則」として解説を加える構成なのだが、その物語が中途半端なのだ。おそらく、読者にわかりやすく例示するためであろうが、どうもいただけない。主人公に感情移入できない分、「成功法則」にも生活実感がともなわない。

まあ、ともなわなくとも、つまらなくとも、実(み)があればよいのだが、よく読むと「どうすれば物分りの良い(毒のない)、家族に期待される父親になれるのか」ということばかり書いてある。でも、それって人生の成功法則なのだろうか?

確かに、カウンセラーにとって成功者とは「物分りのよいクライエント」のことをいうのかもしれない。それならば、よい父親になることが成功ともいえるだろう。
よい父親を目指す人、あるいは良い父親度のセルフアセスメントのために読むのは構わない。

それでも、首輪をつけられた成功ならばそんなものはいらないと、いう私のような読者にはお奨めできない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

12 件中 1 件~ 12 件を表示