サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. ミニパンダさんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年9月)

投稿数順ランキング
先月(2017年9月)

  1. 1

    UP

  2. 2

    UP

  3. 3

    UP

  4. 4

    UP

  5. 5

    UP

    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    体が硬い人のための柔軟講座 (NHKテキスト 趣味どきっ!)

    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

ミニパンダさんのレビュー一覧

投稿者:ミニパンダ

12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本海馬 脳は疲れない

2002/10/15 00:22

勇気が増えていく

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書を読んでから数ヶ月がたつ。本書は読み終わったあとから始まる。そういう意味では本書は実生活においてきわめて役に立つ実用書である。

私はすぐにでも10個以上、本書で学んだ言葉を思い出すことができる。
「物忘れがひどくなるのはウソ。知識量が増えて探すのに時間がかかるだけ」。
「脳の本質は結びつける力。だから30歳を過ぎてから頭が良くなる」。
「一見無理だと思うことでも、ストッパーをはずすことで能力は飛躍的に向上」など。
本書を読んで、身についた知識は、実際の生活の中で本当にしょっちゅう呼び声を上げる。それらは、自信をなくしている自分も助けるし、また、他人も助ける。

「あー、だめだ!」と嘆く友人を「『海馬』によるとだねー!」と言って、失敗を笑い話にしたことは多々ある。「勇気」が指数関数的に世界に増えていくのを感じる。

また、最初に実用書だと述べたが、と同時に、本書は一つの物語を持っている。とても小説的だし、なんだか、ロールプレーングゲームのようでもある。池谷さんという城に糸井さんというたいまつがだんだんと進んでいくような、そうした、謎解き的な面白さもたっぷりある。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

みんなが幸せに生きられるために

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書はインターネットという現代的なインフラを切り口(1、2章)に述べる政治(=いかにしたらみんなが幸せに生きられるか)の本である。

国家/個人への中間領域としてのコミュニティ/アソシエーションを述べるデュルケム。それに対して、第三の道としての包含(インフルージョン)を述べるギデンズ。そこにインターネットの可能性を付け加えることは出来ないかと著者である鈴木謙介は提示する。
本書の最終的な提案は、私的なまま公的に開かれた「パブリック・コミュニティ」(その具体的な一つがネット上に存在する「ネットコミュニティ」)の可能性を模索するところにある。特にその「維持」に関心が注がれる。

こうした感性はやはり、著者の世代(1976年生まれ)に起因するものだろうか。後半部で東浩紀への言及もあるが、やはり、若い世代で「政治」(=「公共の場所での対話」に「まじめに参加」)への不信、諦めのようなものを感じずにいられない。

個人的には「あとがきExit」での最後の最後の段落に実存的にホロリと来た。70年代生まれにとってはそもそも個人的な動機付けの段階さえ躓きなのだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

ひっくり返って見た朝の陽は

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■本書はあくまでも未来を想定した本である。見田自身この仕事を「ライフワーク」と位置付け今後の継続が期待できる。本書はそのための現状認識の理論書である。
■結論から言ってしまえば、副題にあるように「情報化」と「消費化」がキーワードになる。見田はそれらを否定しない。それらを分析し内部から「転向」することを提案する。
■4章—3で「消費化」に言及する。現在の消費は手段としての「必要の大地」からの離陸を目的と履き違えた。本来の目的である「需要の空間の無限性」を保持したまま、<人間の生きることの歓び>(=バタイユ的consumation)という原義的な大地への着地が必要だと言う。
■4章—4で「情報化」に言及する。<情報化>それ自体はマテリアルな消費に依存することのない、つまり自然収奪的でなく、他者会収奪的でない仕方で、知と感受性と魂の深度のごとき空間の広がりをはじめて可能としたと言う。しかし、とはいうもののそれらは目に見えず、洞察のベースとなる経験(あるいは見えにくいものに対する視力)が人々の内にないなら共有することが不可能だと言う。
■本書の画期的な点は「消費化/情報化」という、やもすると使い古された、もはやネガティブな概念を、—繰り返しになるが—徹底的に解体することで転向し、内側から未来を志向することにある。ひっくり返ってみると、「歓喜と欲望」「朝の陽光」…など、根源的なものが浮かび上がる。見田のライフワークは「どのように生きたらほんとうに歓びに充ちた現在を生きることが出きるか」という「アクチュアルで「リアル」で「実質的」なものに(著者の意図するよう)受けとめられる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本芸術立国論

2002/11/03 00:21

演劇=対話=異なる価値観を摺り合せる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

先の書評「芸術文化と民主主義と公共性の三位一体」を読むと、ほぼ完璧に要約が終わっている。オリザ氏の個人的実存(P.194のアゴラ劇場など)を織り交ぜながらも、実は本書は日本社会への提言書になっており、そうした著者のスタンス(地に足を付けながらも空から見下ろしている感覚)は本当に「バランスがとれている」と私も思う。

というわけで、私は上記評論への肉づけの形で論を進める。
本書の広く一般社会を対象としながらも、やはり演劇の問題設定から遊離し切ってもいない(ホントにすごい!)ところを言及しよう。
それは、「演劇とは『対話』である」という部分(3章—4、終章—1)である。

「表現」を単なる技術として教えようとする教育を批判し、「痛みを伴う形で記憶している者だけが本当の表現の領域に踏み込めるのだ」と言い、演劇の授業後には「自分の言葉に少しだけ敏感になることが大切なのだ」と言う。

また、演劇(=生の舞台上で行われるドラマ)の限界(コスト上テレビや映画と競合は出来ない。したら負けると言う)を強く認識した上で、それでもなお演劇の必要性を模索する。演劇が「対話」つまり「異なった価値観を摺り合せる」ものである以上、これからの日本(=成熟化し、価値観が多様化)においてはますます重要度を増す。

「サービス業の優劣が言葉に依存する」などはまさに身に迫った問題だ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

宇宙人のいる教室

2002/10/28 16:28

変わるため・獲得するため・連なるための物語

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■書店で懐かしい本に出会い意識が(過去に)飛ぶのを覚えた。小学生のころ、なぜだかむしょうにとりこになった本があった。それがこの『宇宙人のいる教室』だ。
■ストーリーはある日変わった転校生のレオナが来るところから始まる。何をやらせても人と違うレオナは(案の定)いじめられる。主人公のテツヤは無関心を装うが、レオナの奇妙な言動に「宇宙人なのでは?」と疑いをかけはじめる。秘密を探るべく近づきはじめるが次第にレオナに惹かれていく。はじめて親友を得たテツヤは「みんなになにをいわれてもあんまり気にならない」自己を獲得していくことになる…。
■児童書の形を取る本書は極めて現代的な寓話だ。教室=「社会」、テツヤ=「私たち」、本音の言える友達もなく場当たり的に流されていくテツヤ…。それではそこからの「獲得」は「何」によりされるか?
■ヒントは物語中盤の変換点にある。4章「青いスミレ」において秘密を暴こうと後をつけるテツヤはレオナがスミレの花を植え替えている場面に出くわす。手伝いを余儀なくされたテツヤは幼いころの花で満たされた(幸せな)庭を思い出す。また5章「空と雲と小鳥と」で次のように言う。「レオナの手から、ぼくの手へ、なんともいえないあたたかいのが流れこんできて(中略)そう、なにもかもが初めて見たり聞いたりするよな感じだった。」4章の「スミレ」は過去を想起し、5章の「空」は未来を思い出させる。テツヤはレオナを通して過去と未来に連なれ不安な自分を克服したのだ。
■さてそれでは、この物語を読む私たちは何を通して連なればいいのだろうか? ヒントは物語の外にある。'88初版の本書は最新版で42版を数える。「物語」は時間を超える。読み継がれることで私たちは連なっていくのだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本その先の日本国へ

2002/10/16 22:10

未来は基本が大切だ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「社会」「教育」「政治」などをテーマにした著者の、ここ数年の小論をまとめたものである。
今日的な世界背景を視野に入れた議論もあるのだが、私としては、その反対の極に着目した。全体からそこはかとなく漂う空気は「基本の大切さ」を説いているように感じた。

具体的には、「社会のリアリティを丸ごと背負え」において「言語」の大切さを強調するし、「一緒に暮らす理由」では家族のあり方を根本的に問う。教育のテーマでは、アメリカにおける体験を下敷きに「学問の基本は古典を読むこと」と言うのである。

本書はタイトルの通り、未来を志向した、将来への提案書の性格を有する。しかし、そこにあるのは単に夢物語を語る形を取ったものではない。むしろ、過去と現在に重点を置いたものになっている。しかし、そこには確かな手応えを感じずにいられないのである。
短期的な視野で刹那的な損得主義に陥りがちな自らの行動様式を反省せずにはいられなかった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本新「親孝行」術

2002/10/15 00:23

真剣な人

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書においてみうら氏は「親孝行」とは「『心の問題』ではなく、実際にどう行動するか—つまり『プレイ』の一環である」と定義し、えなりかずきに学べ(=エナリスト)と説き、実際に「旅行」「帰省」「妻」「孫」「花束」「寿司」「友」などにわたり、具体的提案をする。

母親の書棚を見て読書家としての自尊心をくすぐれ(ただし、実際には読んでいないので取り出してはダメ)/親は息子を誇るのがウレシイ。妻にはギャラを払って「殿様プレイ」に協力してもらえ/親父にはヤクザファッションをプレゼントせよ…などなどだ。

こうした「親孝行学」創設の動機は「諦め」にあるという。「認めたくないことなのだが、母親はいつまでも息子の恋人」「母親に息子は絶対に勝つことはできない」であると。そうして「諦めたところから始まる」のだというのだ。

さて、私は本書を読み終えて、みうら氏のことを「真剣な人だなあ」と思った。氏の場合対象の奇抜さゆえに、世間的には「面白い人」「変な人」というくくり方をされていると思う。しかし、一度中を覗いてみれば、間違いなく真剣で切実で重要な問題を扱っていることに気づくだろう。

「諦め」から始まる氏の「学問(?)」は表面からだけでは判断できないほど、同時代的で普遍的なものだ。読む側にも「真剣な」アプローチが要求される。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

教養書+実用書+娯楽書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書で論じられている問題は大きく分けて二点。
Q1:近代における「オリジナル」を生み出す作家は、ポストモダンではどうなるか?
Q2:近代においては「人間性」は神と社会が保証していた。ポストモダンでは?

結論だけ言ってしまえば、
A1:データベースとシミュラークルの二重構造になる。
A2:同様に主体も二重化し、
シミュラークル水準…「小さな物語への欲求」=「動物化」。
データベース水準…「大きな物語への欲望」=特定の情報交換で成り立ち、降りることの自由な擬似的で形骸化した人間性を維持。

二つ目の問いなどは先行き不透明な今日においてきわめて実践的なコンパス的役割を果たすし、また何より、本書は東氏の言う「思考の快楽」を十二分に満たしていると思う。扱われているネタ(アニメやゲームや)も現代的であり、教養書+実用書+娯楽書として、万人に手にとってもらいたい一冊である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本文章読本 改版

2002/09/24 12:29

「コミュニケーション読本」だ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

谷崎は「文章に、実用的と芸術的との区別はない。」と言い、「小説は—何よりも生活と密接な関係がある」と言う。また、「『分からせる』ことにも限度がある」と言い、「言葉や文字で表現出来る事と出来ないことの限度を知りその限界内に止まることが第一」と言う。

それらは、もはや作家養成のための範疇をこえる。それらは全く、一般の、日常の生活のための技法だといえる。

身の周りで考えても、家族、友人、恋人間における議論にこれらは全く当てはまるし—使える。学校のことを考えても、谷崎は寺子屋式の教育法を、—分からなくても、とりあえず暗誦して身に貯めておく。それらは次第に感覚が研ぎ澄まされるうちに分かるようになってくる。—として奨励している。

また、大きな視点で見たときにも—国際間の動きが日常化するような今日においても、日本人とは何か?に答えるための視座を与えている。

流動性が高まり、根無し草感の拭えない今日において、谷崎の与えるメソッドはかなり「使える」。文章を通して・コミュニケーションの不全感を拭い・己の確かさを獲得するために。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

親と子が「学び」を自分のこととして語り合うために

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

筆者のいう「実学」とは内的な動機に基づくもの。例えば、学びたい教授がいるので、あえて大学名にはこだわらず、その教授の下につくようなこと。
「虚学」とは外的な動機に基づくもの。例えば、特に学びたいことはないが、ブランド大学「に」入りたいなどがそうである。

本書は大きく二部に分かれており、前半は「実学」のモデルケースとして4人の中高年の人たちへの取材。後半は、歴史的考察など含め、理論部分となっている。
対象の射程は広く、下はいわゆる「やりたいことの分からない」目標喪失の大学生から、上はそれこそ定年後、自分探しとしての学問を求めている高齢の人まで入る。
最後に、きわめて現実的な学校改革の案が出されており、学校経営の立場からも議論できるようになっている。

本書の示唆する理想的な利用方法を私なりに述べるならこうだ。
リストラにおびえるお父さんとその息子が、本書を手に「あーだ、こーだ」言い合う。
そして、お互いが「学び」を通じて「生きる」ことを議論し合う。昨今では極めて珍しいとても理想的な風景である。しかし、こうした姿はそう遠くない昔当たり前に行われていたことである。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ゲーム脳の恐怖

2002/10/15 00:21

分かった。それでは、次の段階へ

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

■「ゲーム脳」が話題である。その発端となったのが本書である。注目が集まったのは、「皆が漠然と感じていた不安」をずばり言い当てたところにある。
■それは、木尾士目著『五年生』第一巻p.143において、主人公の青年が「な〜んもやる気しねえ…」と言いながらも「ゲームはいいよにゃ。どんな時でもやる気出るし」と言って朝までやり続けてしまうような状況。
■つまり、「主体的でなくても・長時間続けられ・そこそこの達成感を得られるシステム」をコンピューターゲームが持っていること。
■それが、「もしかしたら長期的にワタシに悪影響を及ぼしているのではないだろうか?」という不安になる。
■本書では、科学的な実測により、そうした不安に「その通りです」と答える。
そうした議論は「老人ボケさすにゃ、一日中テレビ見させておくのが一番」的なある種古典的な議論とも言える。
■そういう意味では、本書の意義は「悪いところがあることは分かった。では、その次の段階として、なぜ、かくも悪いことをやり続けてしまうのか?」という「その次」の段階に早急に議論を移すことが可能になった点にある。
■最後に、本書の欠点をあげるとすれば、全体から著者の若者文化嫌いさがにじみ出てしまっているところだ。そのため、主要部分である科学的実証データ(2—5章)がある種のバイアスがかかったもののように捕らえられてしまう恐れがある。
■本書のような議論はむしろ当事者の間から出てくるべき問題である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本海辺のカフカ 上

2002/09/19 02:17

分けられた現実

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私は二十歳を少し過ぎ、今まだ学生の身分だ。周りは皆、働き始めている。
昔の友人に久しぶりに会い、話を聞くと、驚くほど決まって「仕事のグチ」を口にする。
「仕事」は辛い。「遊ぶ」時間がないと言う。妙な違和感を感じた。

そんな折、『海辺のカフカ』を読んだ。
話の概要は「15歳、家出モノ」。…でも、これでは何も説明していない。
むしろ物語は、読み終わったあとに始まる。現実に介入してくる。
『海辺のカフカ』は私の中に入り込んでくる。

物語の中で繰り返し現れるモチーフは、「夢とも現実ともつかぬもの」
「私なのか私ではないのか」「関係があるのかないのか」
どれも、一筋縄ではいかない問題ばかりだ。

…そうなのだ。本当のこととは、本来、一筋縄ではいかないのだ…いかないはずだ。
しかし、ちょっと目を周りに向けると、ムリに分割(=divide)して、一筋縄でいかせて
いる事態(冒頭の「遊び—仕事」など)に大きく現実を占められていることに気づく。

『海辺のカフカ』はそんな「現実」に警鐘を鳴らす。「世界」の全体性を呼び覚ます。限りなく分割させられたリアリティなき「現実」に、手応えある「小説」が何かを問いかけてくる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

12 件中 1 件~ 12 件を表示