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先月(2017年6月)

Shun@PCI管理人さんのレビュー一覧

投稿者:Shun@PCI管理人

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紙の本検屍官

2001/01/24 22:41

検屍官とわたくし

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 最初読んだときは、必ずしも好きになれる本じゃなかったはずなのに。気がつくと、いつの間にか、シリーズ全てを何度も読み返していました。そして、今、わたくしのネット生活の楽しみと切り離せない存在となった本がこの『検屍官』なのです。

 「私は死人をこわいと思ったことは一度もなかった。私が恐れているのは、生きている人間だ。」と言い切り、目、指先、鼻、知識、勘、そして人生までもを「屍の検討」という天職に捧げる法医学者 ケイ・スカーペッタ。法の執行のために屍を検討する管理職的官僚である彼女が、この『検屍官』シリーズの主役です。

 ケイを囲む仕事仲間たちは、一癖も二癖もあって、どこか得体のしれない、油断の出来ないヒトだらけ。ココロを許せるはずの家族も、なかなか気難しくて、思うようにはいきません。そんな周りの人たちから、そして未知の人たちから、衝突されたり、裏切られたり、不本意な誤解をされたり…様々な心理的・物理的攻撃にケイは曝されます。屍の検討から得る真実と、一緒に事件に関わっていくうち、徐々に信頼しあえるようになっていく仲間達の協力が、苦境と苦難を乗り越えるカギとなっていきます。

 一人称で語られているこの物語。出来事の描写は全てケイの視点から。時には、彼女に非が有る誤解、衝突や苦難も。時として彼女のご立派さにうんざりすることも。その辺りに、最初は抵抗を憶え、馴染めなかったりしたわたくしです。でも、慣れてくるとその味がたまらない。つい突っ込みたくなります。その気持が高じて、いつのまにかコーンウェルがテーマの掲示板に入り浸るようになり、ついにはコーンウェル関連非公式情報のサイト(PCI)をはじめて、もうじき2年になります。

 作品の魅力、突っ込み甲斐の有る瑕疵、コーンウェルから連想する様々なオフトピ等を、様々な方と語りあう楽しみ。不思議な魅力をもつけれど、どこか通俗的でアラの目立つ、それでもなお奥行きの深さを持つこの本は、ネットをはじめる前は想像もしなかった、新しい読書の楽しみを味わう機会を与えてくれました。

 この駄文を読んで下さった貴方、有難うございます。これも何かの御縁です。読んでみませんか、『検屍官』。そして、貴方の読後感をネットのどこかで語って下さる機会が有れば、良いな、と思います。

 この本はそんな、「同じ本を読んだ同志のネット上のつながり」をわたくしに作ってくれた本なので、つい、青いことを言っちゃいますね。背表紙が青い講談社文庫だけに、わはは。

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