さむさんのレビュー一覧
投稿者:さむ
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紙の本悪徳の都 上
2001/06/14 11:47
迫力
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「極大射程」に始まる、ボブ・リー・スワガー四部作を完結させたハンターが、次に取り組んだのは、父アールの物語だった。「ブラックライト」「ダーティ・ホワイト・ボーイズ」で扱った時代から、さらに遡り、歴史上に残る事件である<ホット・スプリングスの暴動>の真っ只中に、不屈のヒーローを放り込んだのである。「狩りのとき」でも、ベトナム戦争の泥沼を容赦なく描いたが、本作では、第二次世界大戦後のアメリカの腐敗と混沌を、実在の人物を交えつつ活写し、現代史の裏面に切り込む歴史小説としての厚みを増している。もちろん、ハンターの十八番である銃撃戦も相変わらずの迫力で、エンターテインメントとしても超強力である。
紙の本失われた黄金都市
2001/08/20 19:37
秘境探検
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アフリカの奥地へ探検という、古典的なネタを最新の情報小説としてリニューアル。工業用ダイアモンド、手話をあやつる猿など、魅力的な道具立てで、最後まで飽かさない。
紙の本エアフレーム 機体 上
2001/08/20 19:47
内幕
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飛行機業界の内幕暴露ドラマである。その内容は大変興味深いし、腐敗した構造を告発しようという姿勢も良いのだが、小説としてはあまりにも弱い。ノンフィクションのほうが良かったのではないだろうか。
紙の本北人伝説
2001/08/20 19:40
しっくりこない
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ハイテクを得意とする作者が、バイキング伝説に挑んだ異色作。冒険小説を得意としているとはいえ、あまり魅力を発揮できる題材ではなかったようで、読後の印象がとても薄い。
紙の本ジュラシック・パーク 上
2001/08/20 19:43
凡作
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クライトンでもっとも有名な作品となったが、もっともつまらない作品でもある。恐竜再生のアイディアは、実際の学術論文にあるものの引き写しに過ぎないし、カオス理論の解説も、ただの受け売りであるだけでなく、根本的に間違っている。
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