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マルさんのレビュー一覧

投稿者:マル

5 件中 1 件~ 5 件を表示

整形美女

2001/02/17 18:51

美人の秘密

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「大して美人じゃないのにどうしてあの人がもてるのだろう」と不思議に思ったことはないだろうか?もてる・もてないの秘密を論じさせたら天下一品、姫野カオルコの爆笑整形小説。造形的には完璧な美女の甲斐子がなぜ整形を望むのか?もててもててしょうがない安倍子はなぜいつも「恥ずかしい」のか?美容整形外科の広告でお馴染みの「手術前」「手術後」。たいてい手術前はノーメイクの暗い顔。手術後は華やかに化粧して明るい表情。顔を変えることによってポジティブになれると言うけれど、なんとなく後ろめたいのはなぜだろう。「見かけよりも心(もしくは中身)」という言葉の欺瞞には誰もが気がついているはず。だからあのての病院は大繁盛しているのだ。手術や病院にまつわるドタバタに笑いながらも戦慄し、美人のイメージのうすっぺらさを看破する明晰さにうなり、美とは幸せとは何かと深く考えさせられる傑作。

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紙の本牛への道

2001/03/16 00:15

笑いの哲人

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 宮沢章夫はすごい。どうすごいかというと視点がすごい。普段なにげなく使っていることばにさりげなくツッコミをいれる。この本を読んでどの項で一番笑ったかということを誰かと話しあうと楽しそうだ。ちなみにわたしの場合は「カーディガンを着た悪党はいない」。先生とのかけあいがなんともとぼけている。悪役商会のひとがよく教師が着ているような地味なカーディガン(しかも毛玉がついたやつ)を着ているところ、想像するとめちゃくちゃ可笑しい。笑えるだけではなく深い。著者はもともと演劇畑のひとなので手法としては「異化」なのだろう。知性の鋭さを感じる。どれも面白いが特にこの本はタイトルの絶妙さも含め入門編としてお薦め。

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紙の本喪失記

2001/03/13 22:35

美味しそうな小説No.1

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 とにかく食事の描写がすごい。誰とも会わない静かな生活を送っている主人公の理津子が偶然出会った男・大西とただごはんを食べるシーン。焼肉、天ぷら、寿司、パスタ。なんてことのないありふれたメニューだがとてつもなく食欲をそそる。食べることがこんなにも官能的だとは。ひとと関わること、ひとりでいることはどういうことか。孤独な理津子の甘えたところのない潔さが美しくも痛ましい。大西と出会えてほんとうによかったと自分のことのように嬉しく感じた。「ひとりでいることが好き」と言うのが好きなひとにこそ読んで欲しい小説。

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紙の本しゃべれどもしゃべれども

2001/02/17 22:40

不器用だって大丈夫!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 人前で話すことが苦手。なんだか人間関係がうまくいかない。そんなもどかしさを抱えているひとは案外たくさんいると思う。わたしも世間話というのができない。しゃべるのは、特に好意を持っている相手に対しては緊張してしまう。だから世間では人づきあいに関するノウハウ本が売れているのだし、「話し方教室」というある種胡散臭い講座も存在する。しかし、そんなものよりもこの小説を読んだほうがいい。すかっとするし楽しいしおまけに安い!
 登場人物のぎこちない恋に「泣き」モノの小説が嫌いなわたしですら涙した。凡百の癒し系とは一線を画した職人芸。落語もみたく(聴きたく)なる一冊。

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そして粛清の扉を

2001/02/17 19:35

大人をなめんなよ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 なんでえ『バトル・ロワイアル』か?と思いつつ読むとあっさり裏切られる。確かに倫理的には問題作だが、エンターテインメントとして最高に楽しめるのだ。なにより主人公の地味な中年女性教師がめっちゃ強くて冷徹、というところがいい。怒れる弱者はコワイんだぞ。計画の緻密さ、家族の描写も冴えている。随所にミステリー的に面白い仕掛けがあってすごい。文章の細かいところや、アンフェアな箇所も気にならないではないけれど一気読みをお薦めする。次作がとっても楽しみな作家が誕生した。

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