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太田コロさんのレビュー一覧

投稿者:太田コロ

15 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本生ける屍の死

2001/03/04 15:39

山口雅也の最高傑作!!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 極上の推理小説は二者に分類されると思う。前者は見事な推理トリックを見せつけ読者を驚嘆させるもの。後者は小説として見事で、推理トリックもすばらしいがそれ以上に読ませ、読者を感動させるものである。推理トリックが出尽くしてしまった感のある、今日では古典的名作に及ぶようなトリックで読者を魅了させるようなの作品は皆無になりつつある。この作品はいうまでもなく後者に属す名品である。
 この書では、死者の探偵、死者の被害者、死者の容疑者が登場し滑稽とも思えるドタバタ劇が演じられる。死者がよみがえるという事実により殺人という行為が意味をなさなくなるという構図は、ミステリーそのものに問題を提起し、推理という枠組みをひっくり返すことに成功している。
 そして、随所にちりばめられた「死」への言及と考察が死というものは何であるのか改めて読者に問うという形式を持っている。再読に値する観点から見てば、この作品は素晴らしく、推理だけとってみても非常に面白い作品である。

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紙の本内なる殺人者

2012/01/24 14:02

希代のノワール作家 ジム・トンプスンの代表作

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「ポップ1280」と並ぶジム・トンプスンの代表作。扶桑社ミステリーにある「おれの中の殺し屋」(三川 基好訳)と同じ作品の翻訳違いなのでお間違えのなきよう。どちらを読んでもいいと思う。2010年に「キラー・インサイド・ミー」という原題の題名で映画化されている。主人公は田舎の保安官補のルー。一見、人のいい男からあるきっかけで心の中のドス黒いものが這い出してくる。一人称のふらふらしたふざけたような語り方が読者の不安感を煽り、最後のどうしようもないおわりまで読ませてくれる。

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紙の本ファイト・クラブ 新版

2015/08/23 19:10

映画を見たことのある人は原作も読んでほしい。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

酒場の地下で殴り合うだけの話だと思わないで。
映像になることで失われてしまう不思議なエッセンスがこの小説のボクにつまっている。
訳出が困難を極めたと思われる奇妙な比喩で満ちている。
しばらく絶版だったこの本に著者の後日談が付いてこのお値段。

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紙の本1809 ナポレオン暗殺

2001/03/04 16:10

ナポレオン期のウィーンの歴史活劇

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 18、19世紀ヨーロッパを舞台にした小説を書かせて佐藤亜紀の右に出るものが日本に何人いるだろうか?
 ナポレオン時代のウィーン。主人公はナポレオン率いるフランス軍の工兵隊のパスキ大尉。ある酒場での殺人容疑をかけられた所を助けられたのが縁でパスキはオーストリア貴族ウストリツキ公爵と出会う。そしてウストリツキ公爵の陰謀に巻き込まれていく…。軍の裏方ともいうべき工兵隊のドナウ川架橋作業の描写、息づかいを見てきたかのように書く著者の博識。また、オーストリア貴族の乱痴気騒ぎや、パスキ大尉のフェンシングでの決闘の場面の迫力。栄光の絶頂にいるナポレオンを暗殺するという大それた計画をどうやって行おうというのか。
 本当の意味で本書を読み終えるには18、19世紀ヨーロッパの十分な知識と複雑に絡みあう糸をもつれさせずに読み解く読書力が要求されるであろう。しかし、知識がなくとも面白く読むこともできるだろう。

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紙の本聖母の部隊

2001/03/31 23:52

SFマインド溢れる不思議な短編集

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 実に変わった味わいのある四つの作品の短編集。その根底にあるものはSFだろう。
 現実世界にRPG的な世界がいきなり出現してしまう『地下街』、会話だけでひたすら物語が進む『ハルマゲドン・サマー』親を殺された子供たちに戦闘訓練をほどこす女性を描いた『聖母の部隊』、一匹の猫の不思議な旅を描いた『追跡した猫と家族の写真』。
 そしてそれ以上に面白いのが文庫版あとがき。ある18禁ゲームの素晴らしさについて力説しているのだ。酒見賢一ファンならこのあとがきだけでも買いである。

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紙の本ファイアボール・ブルース

2001/03/31 23:02

闘う女のかっこよさ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 なんといっても主人公近田が付き人をやっている、女子プロレスラー火渡抄子がかっこいい。
 著者が後書きで名前を出しているとおり、彼女のモデルは神取忍であろうが、男より男らしく、ストイックでそして強い。
 ミステリーとしての謎解き自体はたいしたことないかもしれないが、この火渡抄子の描き方が秀逸なのである。ひたすらかっこいいのだ。それだけでもこの本を手に取る理由になる気がするのだ。

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紙の本新宿鮫

2001/03/31 23:01

新宿鮫シリーズ第一作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 記念すべき新宿鮫の第一作目。エリートの道を捨てた孤高の刑事鮫島が活躍。新宿署の刑事鮫島が警官連続射殺事件を追う。
 拳銃密造の犯人の造詣が面白く読ませる。最後まで息をつかせぬ緊迫感が最後まで読者を包み込む。

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紙の本ワールドサッカー漫遊記

2001/03/26 23:28

世界へサッカーを見に行く人に

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は「ワールドサッカーグラフィック」誌の「ワールドサッカー漫遊記」の不定期連載をまとめたものである。
 近年、中田選手をはじめとする数人のサッカー選手が海外のクラブチームでプレーしている。それと同時にフランスW杯での日本代表の出場もあって目の肥えたサッカーファンは、海外のサッカーを自分の目で見ようと出かけるようになった。ツアーで行くならいいが個人で見に行くのは困難がつきまとう。スタジアムへの行き方、ダフ屋からのチケットの入手まで実際にどうやったらいいのか。それをこと細かに知ることができるのが本書である。
 ヨーロッパを中心に世界各地のサッカーを見に行くムーチョ熊谷氏。予算はわずか15万円で、物価の低い国ではもっと低額であり、もちろんこれは航空券の値段を入れた金額である。この貧乏旅行に、ある時は安宿のベットのダニに苦しみ、ある時は強盗にあって荷物を取られながらサッカーを見たいという一念だけで世界を旅して回っているのだ。素晴らしいことえはないか。この他、スタジアムへのアクセスや旅の支出明細書なども載っておりこれからセリエAやリーガ・エスパニョーラを見に行こうと思っている人には役に立つ内容になっている。

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一歩上を行くホームページを作りたい人へ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ホームページ作ってみたけど、どうも素人ぽくてなんとかしたいなあと思っていませんか?自分のホームページをもうちょっとカッコ良くしたいなあと思っていませんか?そんな人にはこの本は最適!!
 122個のちょっとした裏ワザによって自分のホームページをレベルアップできる。でも難しいHTMLはできないという人も大丈夫。本書に示されているURLを参照していき、そのページのソースをコピー&ペーストすれば簡単にそのテクニックを自分のページに取り入れることができる。

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紙の本漫画の時間

2001/03/26 23:26

漫画の読み方を変えてみよう

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 漫画大好きの漫画家 いしかわじゅん氏によってかかれた漫画批評の本である。
 不定期に放送するNHK−BSの「BSマンガ夜話」という番組をご覧になった方は知っていると思うが、この番組レギュラーをつとめるいしかわじゅん氏はその漫画への愛のあまり数々の毒舌をはなっている(本人は毒舌だとは思ってないらしいが)。番組内でも漫画家の目から見た漫画について深く語ってくれている。
 普通の人はそうだと思うが、漫画というのはパラパラとめくって、電車の中とかでさっと読むもので、あまり深くは読まない。でもいしかわ氏は絵のタッチ、背景の処理、、目の書き方など「絵」をじっくりと読む。普段読み捨てられてしまうような漫画の部分に漫画の真髄があると言っているのだ。
 そうか、漫画はそうやって読むものかと目から鱗の思いで読んでしまった。後半はあまり売れていないが面白い漫画を取り上げて丁寧に解説をしている。それらの漫画を読みたくなる。
 この本の表紙にあるとおり「漫画について語るのは読むことよりおもしろいかもしれない」のだ。この本を読むとそれまでの漫画の読み方を一変させられることだろう。

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紙の本笑う山崎

2001/03/04 19:36

暴力とセックスが美しく書かれた一冊である

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 誰からも恐れられる孤高のヤクザ山崎を描いた八本の連作。
 自分の手で鼻を潰したフィリピンからの出稼ぎ女マリーを愛する山崎。マリーの連れ子パトリシアにまでも実の父親以上に愛を注ぐ山崎。対立する暴力団には容赦のない暴力を浴びせる。向かって来る者には残虐極まりない、それでいて妻と子を底なしに愛するヤクザ。
 暴力とセックスが美しく書かれた一冊である。

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紙の本リングテイル 勝ち戦の君

2001/03/31 23:17

正統派ハイ・ファンタジー

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電撃ゲーム小説大賞・大賞受賞
 魔道師見習のマーニは魔術の練習に明け暮れる毎日。そのマーニにある日<九都市>最高の魔導師フィンダルが弟子にしたいと言ってきた。<九都市>軍とレガトの軍の戦いの中、<九都市>の王は伝説の「勝ち戦の君」を召喚しようとする。それに反対するフィンダル。「勝ち戦の君」とはいったい何物なのか。
 スケールの大きさが魅力の正統派のファンタジー。

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紙の本火蛾

2001/03/31 23:01

イスラムを舞台にした異色ミステリー

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 イスラム教に詳しくない人は「スーフィー」あるいは「スーフィズム」という言葉は聞きなれないかもしれない。スーフィーとはイスラム教の神秘主義者、修行僧のことである。
 いままでミステリーではなかったスーフィーが探偵役となる異色のミステリー。
 舞台は十二世紀の中東。聖者たちの記録編纂を目指す作家ファリードはアリーという男を訪ねる。アリーが語ったのは姿を現さぬ導師と四人の修行僧だけが住む、閉ざされた土地の殺人の話だった。
 舞台をこの時代のこの地域に設定したというのも変わっていて魅力だが、謎解き自体もイスラム教の教え、教義に深く関わりがある。本当に変わったミステリーである。

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紙の本ダブルブリッド

2001/03/13 16:24

この作品の根底に流れるものは愛である

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 第六回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞。著者があとがきで書いているようにこの作品の根底には愛がある。
 主人公、片倉優樹は通称 怪<あやかし>と呼ばれる特異遺伝子因子保持者。再生能力を持っているのにケガをするとひたすら痛そうである。化け物と呼ばれながら、そう呼ぶ人間の為に闘わなければならない優樹。なぜそうまでして闘わなくてはいけないのか、そう聞きたくなる。
 それを救うのはもう一人の主人公、警視庁所属の山崎太一郎である。彼と彼女はお互いの立場と観念を越えて通じ合っていく。
 この物語はやっぱり愛の物語なのである。

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紙の本陰陽ノ京

2001/03/04 19:36

慶滋保胤という人、知ってます?

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 近年ブームになりつつある、陰陽道。平安時代を舞台に書くと安部晴明が主人公となることが多いが本書では慶滋保胤を主人公に選んでいる。この人物は安部晴明の師の息子でありながら文人の道を選んだ実在の人物である。
 物語は保胤は怨みに固まった一人の鬼女を封じるところから始まる。そして播磨から流れてきた外法師の噂を聞き、素性を確かめに会いに行き、彼を助ける為に呪術師と闘うこととなる。
 平安調の雅語を話さず、現代風の会話は軽く読みやすく感情移入させる。
 ライトノベルに新風をふきこむ陰陽道を駆使した戦闘シーンがスリリングな冒険活劇!!
 著者のHPはここ。

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