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高木さんのレビュー一覧

投稿者:高木

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紙の本炎の経営者

2001/04/26 01:53

戦後復興期の化学系企業の現実を熱血経営者の生涯を中心に描く

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 昭和25年11月のある寒い朝、日本触媒化学工業社長の八谷泰造は、富士製鉄社長の永野重雄に会うために、大阪から姫路に向かう急行列車に乗り込んだ。資金難を乗り越えるために、当時の金額で3000万円もの株を持ってほしいと「車内直訴」しようというのだ。永野とは一面識もない。大企業の富士製鉄に、まだ町工場にすぎない日本触媒化学への出資を頼むのは、とてつもなく大それたことだった。だが八谷には信念があった。身なりも構わず「必ず日本の化学工場の中で重要な位置を占めるはず」と永野に訴えた。
 度重なる不況や工場の爆発など、数々の困難を克服して、化学工業の礎を築いた経営者の生涯を中心に、戦後復興期の企業の現実を描いた熱い小説。

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