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森田揚々さんのレビュー一覧

投稿者:森田揚々

6 件中 1 件~ 6 件を表示

優作を知る手がかり

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 唯一無二の役者、故・松田優作へのインタビューをまとめた本。
 ここでは生前、映画、CM以外は極端にマスコミ、テレビへの露出の少なかった彼の数少ない貴重なインタビューが多数納められている。
 その時期は「人間の証明」「大都会PART2」期の1977年から「華の乱」の1988年までに渡る主に雑誌での特別企画として掲載された、当時の本人への直接インタビュー (一部、親友・水谷豊との対談) となる。
 インタビュー構成は26本にもおよび、彼のその時代時代の映画への想い、熱意、また生活、子供、妻・熊谷美由紀とあらゆる彼の興味の対象と愛情が語られ、そこには彼が生涯向き合っていた「俺は何なんだ?」という問いかけと答えが垣間見えるような気がする。
 彼は当時、バラエティーにもクイズ番組にも出ることなく、彼の肉声を聞くには完成された映画やドラマの作品・CMしかなく、他の手がかりといえば本当に稀だったテレビの対談番組だけであった。彼は決して自分を安売りすることなく、(自分のことよりも) 映画界のことだけを考え、常に自分を追い込み、時間の貯えと割り切ったCFをこなしつつ、ただひたすら自分が「やるだけの価値のある作品」というのを息を潜め、待っていた。当時はそんなことは知る由もなく、単にテレビ嫌いなんだというイメージを抱く人が大半であったと思うが、実はその行動は計算しつくされたものであり、誰よりも真剣に芸のことを考えていたことをここで伺い知ることが出来る。その演技にかける真摯な態度は映像からも十二分に伝わるものがあるのだが、今ここで活字として目にすると彼の本当に伝えたかったものをさらに感じることができ、ファンとしては非常にうれしい本である。
 今なお若者から中年世代まで支持され、また役者にまで影響力を及ぼす松田優作。その追い詰め方は修行僧を思わせるものだったというが、彼を超える者は果たしてこの先、出現するのであろうか。もう何十年も彼は追いかけられているが、誰も追いつけず、誰も彼の境地へ達することができない。そんな彼を少しでも知ることの出来る哲学書がこれである。

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プロレスクイズ500問

2001/02/13 04:02

プロレスファンを結ぶ掛け橋

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 タイトルからもわかるようにプロレスに関するクイズ集である。
 著者は落語家でプロレスファンとしても知られる夢月亭 清麿。なんでもこの本を作ることとなったコトの起こりは、「女子プロレス大賞」のパーティーでたまたま顔を会わせたターザン山本氏との雑談からはじまる。そこで何か企画はないか、と尋ねられた著者はプロレスファンはクイズ本を求めている、といことを山本氏に告げるやいなやGOサインを出され製作を開始するという、ある意味、山本氏ならではの閃きと決断が呼び寄せた産物とも言える。
 内容は著者が頭に描いた「飲み屋でファン仲間が集まって、お互いが出し合っているようなクイズ」というものを見事に踏襲していて、読む側も読んでいてもちろん楽しいのだが、著者自信が楽しんでいるというのが非常に伝わってくる。
 構成はプロレスの一日の興業を再現するかの如く8部構成をあえて第一試合〜第八試合と謳い、それぞれ 
 第一試合・週プロ宍倉次長のとっおきカルトクイズ
 第二試合・週プロ佐藤記者のとっおきカルトクイズ
 第三試合・ターザン山本のとっおきカルトクイズ (G馬場特集)
 第四試合・週プロ鈴木記者のとっおきカルトクイズ
 第五試合・週プロ植木デスクのとっおきカルトクイズ (A猪木特集)
 第六試合・週プロ小島記者のとっおきカルトクイズ
 第七試合・週プロ鶴田記者のとっおきカルトクイズ (女子プロ特集)
 第八試合・週プロ市瀬記者のとっおきカルトクイズ
となっている。
 プロレスファンというのは一概にプロレスが好きなひとを指す言葉と思われるが、実際はプロレスの中に非常に差別化があり、新日本プロレスが好きだからといって全日本プロレスが好きとは限らない。また両団体が好きでも大仁田厚は嫌いであったり、格闘技のひとつとしてプロレスも好きであったりといろいろである。好き嫌いと言えばきこえはいいのだが本当のところは認める、認めないの世界でもあり、100人いれば100人とも趣味・嗜好が異なるのがプロレスファンである。(このあたりが野球ファンと違う。)
 そこのところをよく著者は踏まえ、クイズそのものが非常に様々なプロレス内ジャンルにわたっており、あらゆるプロレスファンが楽しめるつくりとなっている。どんなファンであっても必ずほくそ笑むことのできる問題に出会え、また相手を満足させられるであろう。
 ある意味この本は、かつては一つであったにもかかわらず、今やバラバラになってしまったプロレスファンを、また一つに結ぶことのできるかけがえのない掛け橋になり得るものかもしれない。

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今年も欠かせない“マップ”

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 知る人ぞ知る「レコードマップ」の2001年度版。
 レコードマップとは、日本全国の輸入盤・中古盤を取り扱うレコード屋さん(現在ではCD屋さん?)を住所、地図だけでなくお店の特徴やウリを詳細に紹介する、毎年度ごと発刊される情報誌である。ホームページを持つお店にはアドレスを掲載する欄を設け時代の流れを反映するつくりになっている。ちなみに今年のインタビュー特集は、コメディアン・志村けんさんと作家・島村洋子さん。
 ここに紹介される店鋪数はゆうに1000を越え、そこからは日本にもこれだけの専門CD・レコード店が存在するのか、という印象すら抱かされ、壮観ですらある。
 この本の見方はマップという名のとおり、全国の地域別の項目にわかれている。そこには大型店、小型店という区別はなく、それぞれの在庫数で読者が判断することになるのだが、ほとんどの専門CD・レコード店というのは小規模なものが多くなかなかそういったお店の情報をキャッチするのはは難しい。しかしそういったお店が大型店と同等の扱いの情報量で紹介されるのはファンにとってはうれしい限りであり、理解しやすい。またここに単なるお店の広告を集めたものとの違いがにあり、普段広告を打てないマニアに支えられれている小さなお店でも自分たちの生の声をしっかりと読者に伝えることに成功している。むしろこういった声は大型店では輪郭がはっきり見えず、小規模店鋪であるがゆえダイレクトに伝えられるもののような気がする。たぶんこうした生きた声や虚飾のない同じフィールドに並んだ店情報が網羅できたのも、このレコードマップをまとめた「本の出版社」が店側からの情報掲載料に頼らず製作したという姿勢が功を奏したものなのだと推測できる。
 また紹介内容では、通常まず知り得ることのできない通販専門店が100以上も紹介されているところにも驚かされるのと、CD・レコードのパッケージ等の卸業者の広告もが見られ、そのあたりもこの本以外ではとうてい触れることのできない貴重な情報である。
 レコードを愛する者にとって、移りかわりの激しいこのレコード業界を把握する意味でも、今年もレコードマップは必携といえる。

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PageMillガイド

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 現在アドビでは製造を取り止めてしまった Adobe Page Mill ではあるが、iMacにバンドルされ今なお愛用者は多く、またこれからもiMacの使用者増加に伴いまだまだ増えていくであろう。それに反して意外にもこのソフトのマニュアル本は少なく、序々に店頭から見かけなくなってきている。そんなホームページ製作ソフトの貴重ともなりうる操作マニュアル本である。
 Page Mill にはウィンドウズ用のものとマッキントッシュ用とふたつ発売されいてたが、この本は後者のマッキントッシュ・ユーザー向けにまとめられ、付属の CD-ROM も同じくマッキントッシュ用となっている。(ハイブリッドではない。)
 Page Mill というソフト自体が同じくアドビ社の GoLive と違いそれほど難解なものでなく、初心者対象に作られていることもあり、非常にこの著者の説明も要点のみを適格に指摘し、あくまで基本操作を対象に構成されている。
 ホームページを構築するにあたって初心者にまず必要なことは、細かい操作・機能の説明よりもむしろ初期段階ではビジョンと内容である。そのことを著者はよく理解し、おおまかな骨格の組み方を例にとりながら、あとは制作者の応用にゆだねるという形式ですすめ、むしろその辺りがうるさくなく好感がもてる。
 またソフトの操作だけでなく、画像の保存形式の意味、フレームなどについても初心者向けの説明がなされている。
 GoLive等を使用してのプロフェッショナルなサイトを構築する目的でなく、あくまで個人のホームページを作るのみであれば Page Mill ユーザーはこれ一冊で十分にマニュアルとして活用できるであろう。

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名馬たちの現状

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 タイトルから連想される通り、「あの馬は今?」である。過去、いやむしろ近年活躍した名馬、またイマイチだったがなんとか種牡馬になれた牡馬、なれなかった牡馬、それと名牝とかつて呼ばれた繁殖牝馬の現在の姿を綴る。
 構成は大きく7つの繁養先 (1.千歳・早来 2.門別 3.新冠 4.静内・三石 5.浦河・その他 6.東日本 7.西日本) に分けられ、それぞれで仔づくり励む牡馬、牝馬を取り上げる形となっている。
 ここに掲載される馬たちは牡馬ではシンボリルドルフの最高傑作トウカイテイオー、メジロマックイーン、メジロドーベルを輩出したメジロライアン、三強対決も記憶に新しいナリタタイシン、戸山為夫の理論を実証してみせたミホノブルボン、田原マヤノトップガン、サクラローレル、サクラチトセオー、皐月賞・ダートを制したイシノサンデー、ネーハイシーザー、マイル王トロットサンダー、重戦車ヒシアケボノ、古豪オフサイドトラップといったG1馬からロイヤルタッチ、ビコーペガサス、ナイスネイチャ、フジヤマケンザン、タチカネタンホイザ、ライブリマウント、ステージチャンプ、ナリタブライアンの全弟ビワタケヒデといった最後までG1に手の届かなかった牡馬たち。
 おなじく牝馬で天皇賞馬エアグルーヴを筆頭にアドマイヤベガのお母さんでもある二冠馬ベガ、ダンスパートナー、エモシオンの母アドラーブル、ニシノフラワー、ノースフライト、砂の女王ロジータ、チョウカイキャロル、オグリキャップの妹オグリローマンといったG1馬からこれまたファビラスラフィン、帰国子女スキーパラダイス、中央ファンのド肝を抜いたライデンリーダー、快速エイシンバーリン、ワコーチカコ、ロンドンブリッジ、ダンツシリウス等の思い出の名牝たち。ここでは書ききれないほど多くの馬の“今”が愛情たっぷりに紹介されている。そこにはスタリオン、牧場の人たちの様々な期待や現状への落胆が添えられ、馬たちの引退してもなお続く新たな非情な勝負の世界を私達、競馬ファンに知らしめてくれる。

 我々競馬ファンはこの本を含めこのシリーズに目を通すことで、多少なりとも産駒の成績を馬券とは違うところで楽しみ、そして牧場の人たちの喜びや悲哀を知る手がかりのようなものにできるのかも知れない。

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ダービースタリオン全書

2001/02/01 04:20

ダビスタ全書を考える

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 ダービースタリオン・ファンにおなじみのファミ通・攻略本である。
 構成は当然の如くゲームに登場する全馬のパラメーターが主体となるのだが、この攻略本が数多く存在するあらゆる種類のゲーム本と違うのはそれに納まらず資料としても活用できるところだ。通常のゲーム本であれば当然、操作方法、パラメーター、裏技等に内容は限られてしまうのだが、この本はそれプラス、全馬の実写真、経歴、配合、種付け料、代表産駒また、インブリード表、JRA主催のその年の年間スケジュール、はたまた驚くことに約300年にも及ぶサラブレッドの初代からの父系の歴史などが詳細に網羅されている。この常識からははずれた過剰なサービスとも思えるほどの情報こそがこの攻略本が他の攻略本と一線を画す所以たるやなのである。
 ゲーム本ならずともこの血統配合等を専門とする種牡馬辞典などは以前より多く出版されているが、ここまで一頭一頭の (それこそマイナー種牡馬まで) 写真を良質の紙を使い、カラーで掲載されているのは珍しいのではないか? 配合表にもカラーを混ぜ非常に見やすく手ぬかりも見られない。
 またこの書籍の冒頭にはゲームの内容とは多少ずれるかもしれないが、馬の誕生からセリ、トレセンの世界、はたまた馬具というトピックをやはり豊富な写真とともに紹介している。そのつくりは中学・高校時代にお世話になった社会資料集といった感だ。それだけゲームとしてでなく競馬として十分資料となりうる本ということだ。
 また分かり易さも多くの世代をこの書籍が惹き付ける理由だろう。これはゲーム作者の功績と言えるだろうが、例えばパラメーターである。パラメーターのABCというアルファベット表記はゲーム界独特の風習であるが、これ以上競馬をよく知らない者に分かりやすく説明する右脳的表記は他にないのではないか。これを見ただけで、ああクリミナルタイプを付けてもハズレの仔がばっかだよなぁ、とかサンデーつければ値がはっても大きなとこ狙えるだろな、とか一目であれこれ描くことができる。本当のマニアには、結論のない可能性ばかりが並ぶ種牡馬辞典のほうが読みごたえがあるのかも知れないが、分かりやすさ、また付け加えるならレイアウトの見事なまとまりからこちらを一般のファンにはゲームファンならずともお薦めすすめする。
 もうひとつ。年間スケジュールが付属しているがこれが意外に競馬ファンには重要かつ意味を持つものである。JRAは毎年の慣例とも言える番組の一部組み換えを行うのであるが、ファンにとってはこれが思いのほか煩わしく、得に重賞レースの移動は堪え難いものである。(目黒記念、鳴尾記念など) そんな過去の番組体系が生々しく保存され、確認することでおぼろげな記憶を辿ることができる。(個人的に重賞は過去の名馬たちの活躍の軌跡であり、ファンの思い出なのでJRAにはなるべく重賞レースの変更だけはやめてほしいと切に願う。)
 熱く書評を書かせてもらったが、この本も醒めた見方をすれば過去のバージョンのゲーム本である。しかしこの本にはここでしか出会えないもう種牡馬として引退してしまった名馬がいる。死んでしまった繁殖牝馬がいる。その馬たちと再会するにはこのバージョンしかないのである。
 なぜこの本が競馬ファンに、ゲームファンに今なおゴミ箱に捨てられることなく、思い出したように手にとって愛読されるのだろう。またあのダビスタ・ブームとはなんだったのだろう。そこにこの本のすごさと果たした役割が垣間見えるような気がする。

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