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塩城さんのレビュー一覧

投稿者:塩城

2 件中 1 件~ 2 件を表示

1年の興奮が生々しくよみがえる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 もう10年以上前のことだが、甲子園球場に阪神と中日の試合を見に行った。お目当ては当時中日ドラゴンズの主砲だった落合である。今からは想像もつかないほど少ない観衆の中、サードを守る落合、バッターボックスの落合に目を追ったのを覚えている。
 その落合が監督になった。大ニュースである。ご本人は自身に監督の声がかかることはないと思っていたそうだが、私はいつか、どこかの球団が落合に目を付けるだろうと思っていた。
 昨年の就任以来、出来る限り落合の動向に注目し、ペナントレースが始まれば試合を注視し、新聞のコメントなども楽しみにしていた。そして衆知の通り、落合は言葉通りに結果を出した。優勝は勿論素晴らしいが、個性豊かな選手たちが輝き、清々しい野球を展開していたのが嬉しかった。久方ぶりに野球に熱中できた、本当に面白く、楽しい1年間だった。
 この本は落合と中日ドラゴンズのそばで著者が1年間取材をした記録である。この1年の一つ一つの場面が生々しくよみがえってくる。落合の采配に時に感心し、時に不思議な思いがし、時に怒りが沸くこともあったが、私が知り得ない情報が満載で、それぞれの場面のまた違った見方を知り、落合の野球人としての懐の深さに感激している。
 

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紙の本聞き書宮澤喜一回顧録

2005/06/15 22:47

宮澤さん、もう一冊書いてください

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

宮澤喜一氏は私の好きな政治家の一人である。記者会見や談話からは非常に知性あふれる言葉の数々が印象的な方だと思う。清濁併せ呑まないと生きていけないような日本の政治の中で、浮世離れしたかのような超然さと、その飄々とした言動が個性的である。また、この方の国会答弁では官僚が作成した文章を読むことはほとんどなく、答弁席にサッと出てこられて、すらすらと答えて戻っていくという感じであった。
その宮澤氏の回顧録ということで、興味深く拝読した。この本は二人の学者が宮澤氏にインタビューを行ってまとめたものである。生い立ちから始まり、戦争中、そして終戦直後の池田蔵相の秘書官時代から池田勇人首相の時代までにかなりの紙面が割かれている。終戦直後から現在まで50年以上もの間にわたって常に政治の中心にいるというのはすごいことだと思うし、また日本の運命を左右するような決定の場にかなり絡んだ方なので、その回顧が面白くないわけがない。
ただ、私としてはむしろ宮澤氏の首相の時代、それから小渕恵三首相に三顧の礼で迎えられた蔵相再登板の時代のことにもっと踏み込んでほしかった。最後の方の一部分がそれにあてられてはいるが、前半の充実ぶりに比べると全然もの足りない。宮澤氏が首相の時代にバブルが崩壊し、蔵相再登板の時期には日本の経済はかなり危ないところまでいったことがあり、それらの後遺症を現在まで引きずっていると思うからである。また、宮澤氏が首相を退陣した当時は自民党の最後の首相といわれていた。その宮澤氏がその後の政治の展開をどう見ているのか、もっと踏み込んだ話を聞いてみたい。
以上、多少の不満な点があるので評価は星3つとしたが、内容が面白くないわけではない。「首相時代以降について、もう一冊回顧録を作ってください」と宮澤氏に言いたい。

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