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    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

blueboatさんのレビュー一覧

投稿者:blueboat

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紙の本ジャンプ

2001/01/12 23:51

「何故だ」と呟きながら、ページをめくる手が止まらない。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 世界は可能性に満ちているにもかかわらず、思い掛けない出来事が連続して起こることは現実にはほとんどない。
 例えば電車に乗っていて突然脱線事故に巻き込まれる。収容先の病院のベッドで隣り合わせたのが二十数年ぶりの再会となるかつての級友であった。運良く二人とも軽傷で済んだ。暇を持て余し新聞に眼を通していると宝くじの当選番号が載っている。財布から取り出した宝くじを見ると一等が当選している。
 このような偶然の連続はまずありえない。しかし可能性がゼロでない以上起こりうるのだ。
 この物語の語り手である「僕」の恋人「南雲みはる」は買い忘れたリンゴを買いに行き、偶然の出来事の連続へと巻き込まれ、ついには心情にも変化が起き、そのまま「僕」の前から姿を消す。
 物語の構造はきわめてシンプルだ。冒頭で恋人の失踪という謎が仕掛けられ、その理由を知りたいために先へと読み進むこととなる。失踪の謎を解くべく残された者である「僕」は悩み、苦しみ、奔走する。「僕」の「何故」に引きずられるように読み手である僕もなかば焦燥感にかられながらページをめくってゆく。
 恋人の口から真相が語られるのに五年という歳月が費やされる。彼女の言葉が「僕」に与えたであろう深い後悔の念はそのまま僕に響いてくる。
 作者は物語が破綻しないように細部に気を配りながら「僕」に物語を語らせてゆく。「何故」と心で呟きながら一息に読み通してしまった。

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