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子竜さんのレビュー一覧

投稿者:子竜

6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本モンテ・クリスト伯 1

2001/08/17 22:19

小説の面白さは、すべてここに集約されている!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 小説とは何か、と論ずるつもりはないが、「モンテ・クリスト伯」という長編小説が、人に文章を読ませ(読まずにはいられなくさせ)、多くの人を心底から楽しませるという迫力において、おそらく世界中の小説の最高峰に位置する作品であるというと、少々大げさに聞こえるであろうか。
 しかし、それが事実であると言わざるをえない。
 小説には様々なタイプがあり、面白いと評するにもいくつもの角度からいえるわけであるが、この小説をして「面白い」、或いは人を「夢中にさせる」と言って、いったい何人が異論を唱えるであろうか。
 だれもが素直に十分に堪能できる、世界の傑作である。

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久しぶりに、本当の感動を。

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 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」は、「ハリー・ポッター」シリーズ第三巻で
あり、読みごたえも構成の妙も、明らかに第一巻・第二巻を凌ぐものとなっている。

 多くの名作がそうであるように、この物語も無意識裡に読者を作中に引き込む。
 子供たちが興奮し感動して読むであろうことは間違いないが、大人も然り、人が
生きてゆく中で常に大切にしていたい何ものか、その美しい光輝に魅了され、久し
ぶりの胸のときめきを覚えることになろう。

 ちなみに文章も、平易であるだけでなく、調子も良く、一定の緊密度を保ち見事
である。この良著の訳者の努力と熱意にも、敬意を表したい。

 いま、まだまだ続くハリーの活躍が、ただただ楽しみである。


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紙の本ZERO 上

2001/09/22 15:53

緻密な構成とおそろしいまでの緊迫感。もはや虚構とは言えない。

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 本作品は、話題を呼んだ「宣戦布告」と同様に、作者の現実社会に対する強力な問題意識が下地となっており、実に膨大な時間と労力を費やして書かれた、読みごたえある力作長編である。
 そして、人間が「何か」を守り、幾多の苦悩・苦痛と全身全霊で戦いながら生きてゆく姿が、緊張感漲る旋律をもって(それもこれだけの長編でありながら、全く中だるみせずに)終始読者に迫りつづける。
 想像しがたいミッションの発動。国家とは何か、どうあるべきか。本作品は、国家・国民をめぐる、本質的な現実問題を容赦なく浮かび上がらせ、真正面から読者一人一人に問いかけている。

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気概を持って日本の未来を創造せよ!

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 「永遠なれ、日本」という書名自体が、この本(対話)に内在する情熱の大きさを表わすものであり、元内閣総理大臣と現東京都知事という二人の政治家の気概が巻頭から巻末までをまっすぐに貫いている。

 まず、二人の政治家の「考え方」の原点、人間観・死生観が語られ、戦後五十年を経て、いま国家にとって本質的致命的な問題が何でありそれらを解決する上での必要な戦略とは何か、更には、そうした国家の基盤である国民の心や価値観がいかに再形成されるべきか、が率直に語られている。
 それは、以下の本書の構成(章立て)からも明らかであろう。
第一章:青春時代・私の原点、第二章:人間観・死生観、第三章:国家と日本、第四章:大東亜戦争と戦後の総括、第五章:日米安保と国防の原則、第六章:アジアのリーダーたる責務、第七章:小泉総理に言っておきたい事、第八章:日本人の魂の再建。

 本書には、政治家としての豊富な知見や冷徹な鑑識が随所に示されており、それらから学べることも多い。が、何より、日本があるべき未来を切り開いてゆく上での困難や危機の大きさ、そして理想を実現するために国民自らが精神的基軸・人間観をしっかり持って果敢な挑戦をしてゆくことの大切さ、といったものを説得力ある指導的立場の政治家が熱く語っているところに、一層の価値と意味合いを見出しうるように思われる。

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生産工程管理のキー・ポイントを学べる、格好の読み物。

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 ベストセラーになったのも頷ける好著である。
 製造業の生産工程管理における、基本的でかつ重要な視点が、簡明なストーリーの中に要領良く収められている。
 常に念頭においておくべきアイテムであるだけに、企業の管理職にも新入社員や初学者にも有益な本であると言うことができよう。
 しかしながら、そこで示される視点・手法は、多くの読者にとって既にいずれかで接した記憶のあるものばかりかもしれない。少なくとも、長く日本の企業に身を置く者にとっては、いささか退屈な読み物となってしまう可能性も否定できない。
 昨今、少々活力をなくしたかのごとき日本企業が多いが、それら企業(製造業)における様々な知見や管理手法、あるいは行動原理といったものが、外からの想像以上に高いレベルにあるのも現実である。

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あつい心の苦闘、「紫電改のタカ」。

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 ちばてつや氏の作品の底流には、常に「あたたかさ・優しさ」、どこか懐かしく感じられる「ぬくもり」のようなものがある。
 そしてこの「紫電改のタカ」は、それが一層濃厚である。戦争を扱っていながら、作戦や戦闘シーンは、リアルに精緻に技巧的に描かれているとは言いがたく、むしろそれらは主人公滝城太郎を中心とした登場人物の心や思いを活写する上での道具であり背景として明確に位置付けられている。一貫して描かれ語られているのは心の苦闘であり、育った国や故郷を思い、家族や同胞をいたわる心、生きるために守るために戦い傷つく心、それも若く純粋な心である。
 かっこいい戦闘機同士のぶつかり合いではなく、緊迫した状況において人と人との激しいぶつかり合いが生々しく表現されているところに、読者を引きつけずにはおかぬ独特の迫力があると言えよう。
 最終部分がやや急ぎすぎの感もあるが、あるいはそれは、当時、作者も筆を走らせ追体験する中で主人公と共に悩み力を出し尽くした証左と言えるのかもしれない。
 こうした漫画を通じて、自分の国や家族、自分にとって心底大切なものを見つめなおすことも、時には必要ではないだろうか。

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