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著者さんのレビュー一覧

投稿者:著者

はじめてディベートにふれる方のために

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 ディベートは論理的思考力、コミュニケーションスキルの向上に大変効果のある訓練技法です。
 ディベートに対する誤解も、本書を読めば氷解するでしょう。ディベートは相手を論破する弁論の術、詭弁を弄する、心にもないことを巧みに述べるだけの方法と誤って理解されることもあります。しかし、ディベートは、論理的に、的確に伝え、聞き取るたの基本的技術を鍛える訓練方法なのです。

 はじめてディベートに触れる方を念頭において、実際にディベートをするときに最低限必要な知識を得られるようにしました。本書を一通り読めば、どのようにディベートをすればいいのか、理解することができます。
 初心者に理解できるように、特に次の三点を工夫しました。

 第一に、ディベート手順にそって説明しました。実際にディベートをするときには、論題(テーマ)の設定、論題の分析、議論の構築、演習、講評という順になります。この順に沿って説明しています。ディベートをどのようにすればいいのかが分かります。

 第二に、具体的方法に言及しました。ディベートの訓練手順のそれぞれに、考えるためのキーワードや図解を用いて説明して、実際にディベートができるための方法を提示しました。

 第三に、実際にディベートを体験するための方法を解説しました。本書を読んで、ディベートをしてみたいと思った人のために、社内研修の受け方、公開講座情報や講師をどのように選定すればいいのか

、ということも説明しています。公開講座を主催している日本国内の主なディベート教育団体や勉強会の連絡先も載せています。さらに学びたい人のために、参考図書の充実も図りました。

 私自身は現在企業内教育の講師として、さまざまな企業でディベート研修を行い、ディベート甲子園(全国中学・高校ディベート選手権大会)や学生・社会人のディベート大会の審判を勤めるなど、日本に於けるディベートの普及と理解に微力ながら努めてきました。
 この10年余ディベート講師をしていて、適切な入門書がないことに頭を痛めていました。定番的な本はありましたが、内容的に古くなってしまっていたり、「入門」といいながら、ディベートについては余り言及がなかったり、ディベートの方法としては首を傾げるようなやり方が述べられていたりして、受講者に勧めることができませんでした。ならばということで、本書を執筆した次第です。
 本書によって、ディベートを理解し、訓練に参加される方が増えれば、著者としては幸甚です。

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