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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

チキタさんのレビュー一覧

投稿者:チキタ

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本ドロヘドロ 1

2002/03/08 00:28

なぞなぞ。

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 主人公はワニ頭の人間、カイマン。餃子好き。ドアを出して向こう側からやってきては人間を魔法の練習台にする「魔法使い」にワニ頭にされたらしいのだが、その辺の記憶がさっぱりナイ。彼の口の中には誰かいて、魔法が効かない体質なのだが、それもまだ謎。他にもまだまだやたら謎。ちなみにわかったことは巻末に箇条書きにしてくれる親切設計。

 魔法使いで心臓のマスクの(魔法使いはマスクを被っている)心先輩やキノコしか食べない煙、カイマンの相棒の食堂経営(らしい)ニカイドウなど、登場人物は皆キャラは立っているし小物は気が利いているし、セリフのテンポも良い。設定はかなりな変わりモノだけれども話運びはしっかりしていて、サイドばかりで本筋が何だったのかわからない、と言ったようなこともない。前作「魔剣X」が完全オリジナルでなかったせいもあるのかもしれないけれども、絵はその頃の大人しい纏まりがなくなり、オリジナルティーが増して広がりがある。

 雑誌連載で楽しんでいる人も、おまけの魔法使いのマスクの話や、ワニ皮テイストのカバーなど更に楽しめる一冊。お買い得とはまさにこのことV

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顎十郎捕物帳

2002/01/19 20:49

顎さんにかかっては。

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 膝を打つ。とは言うけれど、どうして膝を打つのか? どんなときに膝を打つのか? 本当に膝を打つ?

 久生十蘭が描く捕物帳は、天気の良い正月の空のようにすっきりと鮮やかだ。「魔都」や「十字街」の迷宮のような文体はどこに行ったのか、口に出して読んでみたい切れとテンポの良い文章。胸のすく推理と展開。ひとつひとつを読み終わるたび膝を打つ。なんと。本当に膝を打つ。

 短編の連作だが、最初の「捨公方」はまだ顎十郎の本領発揮ではないように思う。「丹頂の鶴」「両国の大鯨」となると後数編しか読めないと後ろを確かめながら、でも膝を打ちながら読むのをやめることが出来ない。
 仙波阿古十郎。ぼってりと下がった顎から顎十郎と呼ばれる。間抜けな様だが、しかしこの小気味よさ。まったく顎さんにかかっちゃかなわない。

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紙の本マークスの山

2002/01/19 00:49

ワケアリマークス。

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 この本以外にも長編や短編で登場する合田刑事だが、この本での登場シーンは特に印象的。夏の太陽が照りつけるアスファルト、そこから立ち昇る陽炎の中にくっきりとその様が浮かぶようだ。たった数行の描写なのに、何度もそこを読み返してしまう。この数行に何が詰め込まれている?

 合田刑事以外にもクセのある人物が目白押しだが、ストーリーの中心であるマークスは印象が薄い。何者か掴めない。それは彼が「マークス」だからである。しかし最後に向かって彼は本当に「マークス」なる。ラストは切ないのに靄が晴れたようで、いっそ清々しい。

 ミステリ? 警察小説? とジャンル不明の高村氏の本だが、その世界にどっぷりと嵌り気分を味わう。奥歯を噛み締めて生きる男たちに背筋が伸びる。読書の楽しみはココにある。

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そうだった。

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 近頃はBL系でお見かけする那州雪絵さん。花とゆめで活躍していた『ここはグリーンウッド』時代の作品です。『嵐が原』は一人の少年の復讐の物語で、ファンタジーですがきらびやかなヒロイックファンタジーの類ではありません。少年の、少年ゆえの一途な思い、熱、集中力。これを読んだ後、フラワーデストロイヤーシリーズの『ダーク・エイジ』を読み直し、「そうだった。那州雪絵はこういうマンガを描くのだった」と思い出しました。『嵐が原』は、大人への過渡期の少年少女の心象風景「嵐が原」を描く那州雪絵を、久々に思い起こさせる好著です。

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