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リーチャーさんのレビュー一覧

投稿者:リーチャー

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紙の本脳と仮想

2004/10/08 00:51

全ては仮想?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 脳科学、あるいは哲学のいわゆる啓蒙書に類すると思われますが、著者のエッセイ色がちょっと強いかな、という印象。内容は、私たちが認識するあらゆることがいかに「仮想」であるかが論じられており、小林秀雄や小津安二郎などの作品からの表現引用も多めです。
 とにかく、世界は須らく仮想で、例えば、目の前にコップがあるということ、それを認識していることすら「現実」ではなく「仮想」ということになっています。コップを見るということは、コップそのものを理解することにはならない。それに触れたときの感覚も、著者の考えるところ現実ではなく「仮想」。そのような流れで、著者の過去の体験や、身の回りにある感覚、認識、思考、それらが結局「脳」というもので理解されている範囲を出ない仮想である、という展開になっています。
 全体を通して、科学哲学的に新しい知見はあまりありません。どの論も既に先人たちが考えてきたことで、それを「仮想」という観点から著者の感じるところを書き下した感じでしょうか。ベルクソンやライプニッツなどのハードな哲学を既にやっている人にはちょっと退屈な内容かもしれません。逆に、学生や一般向けには志向の転換になる考え方が多くありそうです。ハードカバー本ですが、難解な表現はなく、読み物としてさらっと読める内容だと思います。

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