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    中野 ジェームズ修一 (講師),日本放送協会 (編集),NHK出版 (編集)

    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

かめりあさんのレビュー一覧

投稿者:かめりあ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

切なく胸に迫る身分違いのロマンス

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

19世紀の英国舞台でタイトルが「エマ」だったので、てっきりジェーン・オースティンの名作『エマ』を漫画化したのかと思い興味を持ったのが出会いだった。もちろん勘違いでしたけど(笑)
でも、オースティンの『エマ』に負けず劣らず、いえ、それ以上に素敵なロマンス物語に、心は突風が駆け抜けたようにあっという間に奪われてしまった。
舞台は19世紀末ヴィクトリア朝時代の英国。上流階級に名を連ねるジョーンズ家の長男ウィリアムは、久しぶりに訪ねた元家庭教師の家でメイドのエマと運命の出会いをする。けれど、それは決して恋してはならない相手だったという身分違いのロマンス。上流階級の跡取り息子とメイドの恋……階級という壁が厚く立ちはだかる時代なので、二人の恋の道は険しく、とにかく切なくてもどかしくてたまらない。
5巻の前半はウィリアムの両親の若い頃の物語。古くから根付く貴族階級の中で、父リチャードは上流階級の仲間入りをしたとはいえ社交界では成り上がりと見なされ、苦い思いをしてきた様子が描かれている。そして母オーレリアとの出会いと彼女の苦悩、そしてその彼女の苦悩を見守ってきた彼の様子も。読んでいるこっちがきりりと胃が痛みそうだった。そんな社交界の厳しさを知り尽くしているからこそ、息子の恋には賛成できない……それもまた彼の苦悩の一つなのだろうと思う。
後半は通常通りエマとウィリアムの物語が展開される。その中でも、二人が手紙のやり取りをする場面がとても素敵だ。こんな静かで確かな恋をしたいなと憧れてしまう。この漫画の魅力はそういうところなんだと思う。二人の恋は困難な道ではあるけれど、その純粋な想いだけを胸に一歩一歩大切に進んでいっているところに心が惹かれてしまう。この巻の最後で見せた、ウィリアムの何かを決意したかのような表情は何を物語っているのか、今後の展開が気になって仕方がない。
シリアスだけど笑える部分も結構あり(あとがき漫画も最高)、そして何より絵も含めて作品作りがとても丁寧。産業革命による転換期の英国の様子が、人々の思惑も含めてよく伝わってくるところにもこの作品の質の高さを感じる。
最終的にはハッピーエンドになると信じているけれど、大きな壁を前にこれからウィリアムとエマがどういう戦いと絆を見せてくれるかおおいに期待したい。

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