サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. 菊の花さんのレビュー一覧

レビューアーランキング
先月(2017年8月)

菊の花さんのレビュー一覧

投稿者:菊の花

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本空の写真図鑑

2006/01/10 11:29

空に思いを馳せてみる

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

空が好きという人は数多くいると思うけれど、実際に毎日空を眺めている人はいったいどれだけいるのだろう。
忙しい日々に追われて見る時間がない、つい忘れがちになってしまう、という人にはこういう写真集はとても嬉しいものだろう。
私は犬を飼ったことがきっかけで早起きをするようになった。
そして毎日の早朝散歩で空のとりこになってしまった。
最初は早起きがつらくて何度も散歩をさぼろうかと思った。
そんな面倒で仕方がなかった毎朝の日課が、ある日を境に好きになった。
早朝の薄暗い中、目の端にキラリと光る何かが映った。
それは今まさに海の向こうから顔を出そうとする太陽の光だった。
最高に綺麗だった。
この世にこんな綺麗なものがあったのかと心が震えるほど感動した。
いつも足元ばかりを見て歩いていたことを悔やんだ。
翌日から犬の散歩のためというよりは、早朝の空を見たいがために早起きをするようになった。
太陽が顔を出す瞬間の空も綺麗だけれど、太陽が顔を覗かせる前の数分間しか見られない、あの東の空を染める黄、オレンジ、ピンクと青の絶妙なグラデーション。
そしてそこへ吸い込まれるように流れていく雲たち。
その光景の素晴らしさは言葉では言い表せない。
美術館や遠い外国の絶景ポイントなんかに行かなくても素晴らしい芸術作品や風景はいつだって見ることができるのだ。
しかも一瞬一瞬表情を変える動く芸術作品。
オーロラなどの一部のものを除けば、この写真集のような綺麗な空はなにも特別ではない。
いつだって自分の頭の上に広がっている。
季節によっても表情を変える空。こんなに表情豊かな空は、四季のある日本ならでは。
そして、似たような空に出会うことはあっても、この瞬間と同じ空にはもう二度と出会えない・・・そう思うと一分一秒も見逃したくならないだろうか。
本書には空の写真の撮り方も載っているけれど、写真を撮ることにばかり気をとられて肉眼で見ることが疎かになってしまう点にだけは注意したい。
その瞬間の肌に触れる風、温度、香り、五感全てで感じ取ったものを一緒に目と心に焼き付けてみてほしい。
やがて、この写真集のような素晴らしい自分だけの写真集が心の中に出来上がることだろう。
だから、いつもよりちょっとだけでも天を仰いでみない?と皆に勧めてみたくなる。
見上げたこの瞬間の空を、今同じように見上げている人はどれだけいるのだろうか。
その人はどんな気持ちで見上げているのだろうか? あのおどけた犬に似た形の雲を見て自分のようにクスッと笑っただろうか?
思いを馳せる場所が私たちの頭上にはいつだってある。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本とっときのとっかえっこ

2005/08/22 15:08

愛情と思いやりの連鎖。子供たちの心に育つといいな。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いくら読んでもちっとも追いつかない。
素敵な本はどんどん世の中に生まれていく。
きっと一生かかっても、読みたい本全てを読破することは叶わないのかも。
それならば、一冊でも多くの私の出会うべき本に出会っていきたい。
出会える限り。
それが、ささやかで大切な私の夢。
たまたま出会ったこの本も、私の出会うべき本の一冊だったのだろう。
邦題の付け方が素敵。
少女ネリーとお隣りのおじいさんバーソロミューの心温まるお話。
おじいさんはネリーが赤ちゃんの頃にベビーカーを押してお散歩。
年月は過ぎ、今度はネリーがおじいさんの車椅子を押してお散歩。
素敵な”とっかえっこ”に、思わず笑みがこぼれる。
子供の成長と老人の老いという時の流れが自然に描かれている。
この二人の間にあるものの自然さが羨ましくなるほどに素敵。
それも本来なら他人同士の二人だからこそ、ますます素敵に思える。
同じ行為でも、
もしおじいさんが、いい人気取りで手を貸してやっていたら・・・
もしネリーが、義務を感じて手を貸してやっていたら・・・
二人の間にあるものも変わっていただろうと思う。
押し付けではない愛情ならば、
与えられた方にも、自然に相手を思いやる心が湧いてくるもの。
愛情と思いやりの連鎖。
こういうことがなんでもない当たり前の世の中になってほしい。
子供たちにそういう優しさの種を託していきたい。
この本を読んだ子供たちが、
「えっ、これが当たり前じゃない時があったの?」
と驚くような現実が訪れることを願わずにはいられない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本風の旅 四季抄

2005/02/05 03:04

心にやさしさの花が咲く

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

生まれて初めて手に取った詩画集。

当時、社会人になったばかりの私は仕事がうまくできないことに焦りをつのらせていた。
心に余裕がなく窮屈で息ができなかった。

この本を貸してくれたのは同じ職場の年配の女性。
詩画集になんて興味がなかったけど、借りた以上読まなければならないと思った。
家に帰り本を開いた。
そこには私の知らない感じたことのない、けれど、欲していた世界が広がっていた。
あふれ出る泉の水のように、オアシスのように、元気の源が広がっていた。


著者の手足の不自由さを感じさせない素晴らしい花の絵。
花を自然を見つめる素敵さ。
絵も詩もただただ優しい。
その優しさに涙が出る。
窮屈だった心が一気に開放され、どっと、いろんなものが流れ出て行き、かわりに清涼で温かいものが流れ込んできた。
そして心をいっぱいにした。溺れそうなほどに。
でももう息はできる。私は大丈夫。
心の不自由な私に多くを与え、そして多くを教えてくれた。

ありがとうございます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

3 件中 1 件~ 3 件を表示