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レビューアーランキング
先月(2017年8月)

シンゴさんのレビュー一覧

投稿者:シンゴ

7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本大人のための勉強法

2000/09/28 00:54

勉強すれば、日本もみんなも救われる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本は単なるハウツー本ではない。著者の「勉強」についての思想が感じられる本だ。著者は以下のような趣旨のことを書いている。
 「能力主義の時代に生き残るには、勉強すればよい」
 「子供に勉強させたいと思うならば、まず大人が勉強して、勉強の楽しさを子供に示せばよい」
 これらの言葉を読んで、「そうか、だから勉強しなくてはいけないんだ」と納得してしまった。著者から勉強をする意欲を与えられた感じがした。
 著者は「勉強は日本を救う」と書いている。しかし日本だけではなく、勉強した人も救われるのだ。本書の中に溢れている実用的なノウハウとともに著者の熱意も吸収し、みんなで勉強をはじめれば、きっと日本は良くなるだろう。

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紙の本希望の国のエクソダス

2000/10/09 23:24

希望はみずからつくりだすもの

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 何が悪いのか。どうしたら日本は良くなるのか。みんながその答えを求めている、というのが日本の現状ではないだろうか。この作品は、その問いに対する村上龍氏の回答である。
 この作品は「不登校中学生」たちが行なう日本再生のプロセスを描いている。読み始めは、中学生が主役ということで奇想天外な印象を受ける。しかし、そこに描かれている具体的な方策はみなそれぞれ実現可能であり、そのうちのいくつかは既に実現されている。その点でいえばこの作品は著者の綿密な調査に裏打ちされたきわめて現実的な小説と言える。
 この小説は、「中学生でもできるのだから大人も行動を開始すべし」とわれわれを扇動しているように感じられる。希望は自らがつくりだすものであろう。多くの読者が作中の中学生の行動の中に自らの進むべき道の手掛かりを見つけることができたら、日本は良い方向に進むことが出来るかもしれない。日本の現状に不満を持ち、その現状に対して自分も何がしかの責任があると感じている人は是非この本を読んで、自らのとるべき行動について考えるべきであろう。
 もちろん、この作品を「理想社会を描いた知的エンタテイメント」として楽しむことも可能だ。井上ひさしの『吉里吉里人』と対比して読んでみるのも楽しいかもしれない。

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文章読本

2000/09/05 00:01

快い文章が書けるようになる

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「名文とはスッキリしていて快いもの」ということを実例をもって示してくれる本です。「難解なこと」が「高尚である」ことと思っている人には特にお薦めします。例文として掲げている文章がどれも素晴らしく、「快い」ということの意味がよくわかります。小説などを書く場合だけでなく、ビジネス実用文を書く際にも大いに参考になると思います。

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自動車合従連衡の世界

2000/10/16 01:00

「自動車業界人名録」としての価値もある

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 1960年代から最近までの日本の自動車業界の動向を、企業間の提携や合併に焦点をあててまとめたものである。主要な出来事がほぼ年代順に記してあり、10年ごとの章立てになっている。「日産とプリンスの合併」、「マツダのロータリーエンジンの開発」「トヨタとGMの米国での提携」などの自動車産業史の重大事件から、最近の「ルノーと日産の関係」についてまで、新聞記者の目で見た分析が綴られている。日本自動車業界の「合従連衡」に関わる主要事件が網羅されており、自動車産業のみならず日本の現代産業史を学ぼうとする人には必読の書といえる。

 しかし、内容は必ずしも面白おかしく読み進めるものではない。むしろ読んでいて退屈をおぼえた。これは著者の責任ではなく、日本の自動車業界ではここ数十年間同じような事件が繰り返して起きているということなのだろう。また、表やグラフなどが全く無く、詳細な目次も無いので、内容が把握しやすいとはいえない。

 この本はむしろ精読して知識を身に付けるというよりも、さっと一読したあと書棚に置いておき、折に触れて参考にするといった使い方がよいかもしれない。幸い巻末には人名索引がついており、また本文中には40枚を超える登場人物のポートレートが掲載されている。「自動車業界人名録」としての価値も高い。

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紙の本最新iモードがわかる

2000/09/16 23:09

「使っている」から「わかる」へ

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 iモードをサービスを仕事や生活に活かしている人も、その技術の素晴らしさには以外と気付かないのではないだろうか。だが、好奇心の旺盛な人や仕事でライバルに差をつけたいと考えている人は、iモードサービスをささえているテクノロジーに興味を覚えるに違いない。そんな人たちの技術入門書として好適なのがこの本だ。
 iモードの歴史に始まり、iモードとは何であり、どのような仕組みでどのようなことが出来て、そして今後どのようになるのかについて、ひとつのテーマが見開き2ページで簡潔に説明されている。内容を理解するには情報通信について多少の知識があったほうがよいが、何も知らなくても読めばそれなりに理解できた気分にはなる。
 「本格的な技術書は手におえないけれども、iモードという技術の大海を岸辺から一寸だけ眺めてみたい」という人に本書を薦める。

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持ち歩ける「成功哲学」

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 ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』は成功のための哲学と実践的手法にあふれていて、志あるすべての人に役立つ書物である。しかし『思考は現実化する』は大きくて重い。書斎で読むには適当だが、持ち歩くには大きすぎる。
 『巨富を築く13の条件』は「成功哲学」をいつでも持ち歩きたいという人に好適な本だ。新書版の大きさの中に、『思考は現実化する』が濃縮されている。いつもカバンに入れておき、隙間の時間に読むようにすれば、成功にもっと近づくかもしれない。

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紙の本iモード事件

2000/09/19 07:02

技術の素人が楽しめる「どこにでもありそうな」開発物語

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 「iモードのような先端技術製品の開発には斬新なビジネス手法が用いられているにちがいない」と興味津々でこの本を読み始めた。そして、期待に反してあまりにもありふれた展開なので逆に驚きを覚えた。21世紀を間近にひかえて技術はどんどん進歩しているのに、「ビジネス」のやりかた自体は全然進化していないのだなあ、と感心してしまった。
 この本の中に登場する人びとは、みなそれぞれの伝統的手法で仕事をして、どこの企業の開発現場でもありそうなお決まりの対立・失敗・成功を繰り返していく。iモードはビジネス上の大事件だ。しかし著者の経験したことは、本人にとっては「事件」かもしれないが、類書を多く読んだことのある読者にとっては「一般的」な光景だろう。
 しかしこの本の特長は、著者が最後まで「技術は素人」という視点で語っていることである。技術者が読むと物足りないだろうが、一般の人にはわかりやすい。むずかしい技術的なことは避けて、大ヒット商品の開発秘話を楽しみたいという人には好適な一冊だ。

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