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じゃいさんのレビュー一覧

投稿者:じゃい

10 件中 1 件~ 10 件を表示

第3巻は推理小説?

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 サスペンスドラマのようだった。戦ってはいるのだが、1作目から読んで取り込まれてしまった読者にとっては戦っている気がしない。

 今回もハリーは渦中の人物だが、冒険活劇の主人公ではない。敢えて言うなら彼の父親が主人公なのが今回。

 それが何故かを、期待しながら読んでいって欲しい。

 校長と、森の番人しかいなかった「精神的な家族」が増えるのが今回のメインイベント。なので、1作目&2作目を読んでいない人には決しておすすめできません(おそらく★3つもいかないでしょう)。2晩徹夜が増えますが1作目から読むのを薦めます。

 「ドラゴンクエスト」と「キャンディキャンディ」と「ドラえもん映画」を一度に楽しんだような感覚。今度こそ★を落とそうと思ったけれど、1作目・2作目で不覚にも捕まってしまった自分には5つつけざるをえない。

 「本当によかったね」
 読み終わって心の中で思わずそう言いたくなってしまう今作だが、「かけがえのない人」「大切なもの」が増えると、その分失ってしまう悲しさが増えるのが人の常。

 7巻まであるらしいこの物語の、後半のストーリーが今から心配になってしまう。

 くやしい、すっかり捕まってしまっている…。

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井戸に入る男

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 「奥さんがいなくなっちゃって、一人で井戸に入ってしまう男が出てくるんですよ」
 ふと後輩が漏らした一言が妙に耳に残り、文庫本なのでまあいいかと思って第1部をかってしまったのが大間違い。
 まさか、こんなに奇想天外な闘いが隠されていたとは思いもせず、第3部までむさぼるように読んでしまった。ここ何年も小説など読んでいなかったのに、久しぶりの読書熱に火をつけた一作。優秀な作家が書き抜いた長編の読み応えを久しぶりに味わう。
 著者お得意の「となりの世界」的な演出も入っており、青春3部作の3作目「ダンスダンスダンス」を気に入った方であれば間違いなく満足行く逸品。3冊全部読み終えると、心地よい満腹感が味わえます。ただし、時間はかかるので心してご賞味を。

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紙の本ハリー・ポッターと秘密の部屋

2000/10/02 03:54

2匹目の実態

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 1作目『ハリーポッターと賢者の石』が良かっただけに、きっと息切れしているんだろうなと思いつつ読んだ2作目。
 結果、またもや睡眠不足に陥る。1作目に隠された伏線も非常に巧妙で、なおかつ魔法使いの世界が広がっていく展開が3作目以降を期待させる内容。
 その世界を広げる部分が多く心が躍る展開が後半に集中する為、本当は「星4つ半」に近い感想だが2001年夏に発売予定らしい3作目は予約しようと思わされてしまったので5つ星。
 「人はどう生まれたかではなく、どう生きたいかが重要」という当たり前だが心を打つメッセージが今回のテーマ。
 ほぼ完全に術中にはまっている自分が楽しい。
 最初から盾と剣を持っているロールプレイングゲームと違い、無力で何の武器もない少年が少しずつ成長していく姿が一層わくわくさせる。
 ただしこの2作目を読んで、1作目を赤んぼを抱きながらコーヒー一杯で粘りながら書き上げたという作者のエピソードは「絶対に眉唾」だと思った。
 ストーリーの伏線がうますぎる。
 こんなに肯定的なコメントを書いている自分が悔しい。

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紙の本ハリー・ポッターと賢者の石

2000/09/25 04:26

「まゆつば」と思って読んだ

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日経新聞のホームページでクイズの題材になっていた。すごい人気らしい。
設定は、非現実的なものをまったく信じない人間の家に預けられ、不遇な目にあっていた魔法使いの少年が全寮制の魔法使い学校に入学し大活躍する冒険活劇シンデレラストーリー。
半信半疑で買ってみた。便利な文庫本でもないのに…。
結果、オリンピックそっちのけで朝までかけて一気に読んでしまった。
十分大人も楽しめる内容。
まだ子供はいないが、とっておいて彼(ハリー・ポッター)と同じ11歳に近くなったら読んであげようと心に決めた。
非常に楽しかった。
2冊目が出たので、今度はすぐ買ってみようと思う。

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紙の本ダックスフントのワープ

2004/03/13 23:13

●作り話は本当の話よりも良いときがある●

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すばる文学賞の受賞作品を読んでみようと思って手にした本の一冊。自閉症の少女の家庭教師をする主人公が、思わず聞かせた作り話と、その少女の家庭や生活で起きる出来事が交差する物語。老犬が思わずワープした異世界の砂漠、そこでの出会いや生き方が、少女の考え方に変化を与えていく。予想はついたのだが、予想以上にインパクトを受けてしまった結末。心に残ってしまったので星四つ。世界の終わりとハードボイルドワンダーランドやねじまき鳥クロニクルといった村上春樹作品が嫌いでない人なら、楽しめる文庫だと思う。

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紙の本コックサッカーブルース

2000/10/31 01:42

いやらしいなんてもんじゃない!

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 この上ない(人によっては嫌悪感を強烈に示す程の)アブノーマルなセックス描写が連発する長編小説。
 小さな出版社のオーナーのマンションに別居中の妻の服を着た見知らぬ女が迷い込む。その女が残していった小さなメモを発端に、想像もつかないような見えない大きな力に命を脅かされながら主人公が謎を解いていく。
 行く先々で次々と繰り広げられる強烈でアブノーマルなセックス描写の連発。日中のバスや電車の中で読んでいて、周囲を気にしてしまった小説は初めて。
 しかし、その裏には経済、芸術、政治、富裕層だけが知りうるアンダーグラウンドの世界がぎりぎりの信憑性で構成されており、この国の最も深い部分での「性と権力のつながり」を楽しめる。
 話題になった英国人元スチュワーデス失踪事件など、その末端に過ぎないと思えてしまう作品。きっと知的で自己制御能力の高い人ほどハマル気がする。

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紙の本白仏

2000/10/31 01:19

辻仁成と思ってはダメ!

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 比較的好きな作家なので5〜6冊は読んでおり、作風イメージは持っていたが見事に裏切られた1冊。作者の祖父をモデルにした渾身の一作らしく、戦時中の主人公の一生を追っていくストーリー。
 作者名で買ってしまい、読み始めてみてまず「正直言って苦手なタイプの作品だな」と後悔。後半驚きに変わる。
 もともとechoes(エコーズ)というバンドも好きで(最近“ZOO”がリバイバルヒットしたが…)そのボーカリストということで興味を持ち何冊も読むようになった作者。
 作詞にも通じる表現方法が好きでこの1冊も買ったのだがまるで井上靖などを読んでいるようだった。
 戦時中に田舎の小さな街で生まれて人生を送っても、ある意味現代以上に悩み、葛藤し、ビジネスにも生き、常に人間の避けられない死と闘いながら生きぬいた主人公。
 極端なセックス描写や、胸ときめく舞台展開といった際立った特徴が一切ないのに、駅のエスカレーターに乗っても本をしまわずに読んでいる自分がいた。
 女性のみが審査員で有名なフランス6大文学賞のひとつ「フェミナ賞」で外国文学賞を僅差ではなくすんなりと受賞したのも納得。
 自分でも意外なほど、好きなタイプの小説でないのに引き込まれてしまったため、上手く書評が書けないのが悔しいが、だまされたと思って読んでみてください。
 文学的な曲を書くロックバンドの延長線上の作家ではなく、正真正銘「作家 辻仁成」を代表する作品でした。お見事です。
 死に対する不安と恐れが半分なくなりました。

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紙の本ピアッシング

2000/09/02 14:39

妻子を持ってしまった自分への戸惑い

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アキレス腱をナイフで切るとすごい音がするらしい。
気が付くと子供が生まれ、幸福な毎日を過ごしてしまっている主人公。
アイスピックで誰かをまた刺したい衝動が日々高まり、
リフレッシュ休暇を使って衝動殺人を計画する。
いざ実行と言うところで意外な展開がつづく。
妻とはまったく違ったタイプの女性と浮気する気持ちを、
思いっきりデフォルメするとこういうことになるんだろうか?
(ストーリーの内容がそうなっているわけではないのだが、
読んでみて思った感想はそんな気持ちだった)
浮気をしたいと思っている人、するか迷っている人、
しちゃってる人(特にイっちゃってるタイプと)、読んでみてください。

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紙の本Kyoko

2000/09/02 14:21

なぜなんだろう…

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正直言って、陳腐でありきたりのストーリー。
最近では青年漫画などにもよく挿入されるような、ごくごくありきたりの展開。
単にダンスの得意な女の子が、自分に昔ダンスを教えた元アメリカ兵を訪ねてアメリカに行き、
変わり果てた彼の夢をかなえるために旅をする、そしてエンディング。それだけの話。
途中で、ストーリーは意識しなくとも読めてしまった、なのに…。
最後で目頭が熱くなってしまった自分はなぜなんだろう。
理解できない。
映画版の主人公が高岡早紀だった事を知って読んだせいでイメージしやすかったのだろうか?
あっという間に読める、特番ドラマのような本。
ぐちゃぐちゃ考えさせられるよりも、素直にすっと読んで、感情に変化が欲しい人におすすめ。

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紙の本イビサ

2000/09/02 14:09

パック旅行のすぐ隣にある別世界

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 「超能力」なんて言葉を口にしたくはないが、説明できない力は肯定する。あまり人が行かないような海外旅行をしてみたい。危険な場所に実は惹かれる。外国語はカタコトでも意気投合することは可能だと思う。ニュースは知らされない情報のほうか圧倒的に多い。
 そんな人たちにはお勧めの本。
 ネジを一本はずすだけで、普通に見えるOLでも場合によっては(あくまで小説的な展開だが)ここまでイってしまう人生の使い方ができるのかと楽しめる。
 この国の外の、知らない世界では手足を切断したり、人間が死体になることはそんなにたいそうな話ではないのかもしれない。
 この安全な国の日常で、そんな気分にさせる。通勤や通学途中に読むと、また一層楽しい。

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