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    5つ星のうち 4.0 レビュー詳細を見る

カクタスさんのレビュー一覧

投稿者:カクタス

5 件中 1 件~ 5 件を表示

火星年代記

2002/02/05 22:16

結晶としかいいようがない。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本はやはり形式(短編を接木したオムニバスとしう形式)としての目新しさが際立っている。今ならともかく1950年くらいに書かれた小説にしてはあまりに斬新過ぎるし、いま読み返しても全く色褪せない輝きがある。淡い輝きもあれば、燦然とした輝きもあり、さまざまなグラデーションのある輝きがコンパクトに詰まっているといえるかもしれない。ブラッドベリの小説は語るべきものというより、むしろ作者と一緒になって読みつつ共有したくなるような世界であり、まさに読んであげたくなる世界がそこにあるという感じなのだ。この作品を文学的、世界的に不滅の金字塔にした理由は、おそらくラストシーンにのあると思われるが、このシーンにしても計算して出来た賜物というより必然的に生まれたというしかないだろう。作者にとっても大発見だったのだろう。このラストによってブラッドベリの現在があるといっても過言ではないと思う。それくらい完璧なフィナーレが読者にひっそりと用意されている。ギフトのように。読書がどんな激安店の料理よりも比べようもないくらいお買い得であるということが、例えばこの名作によってわかるだろう。喩えは悪いけれど。青年ブラッドベリ30歳くらいの渾身の代表作をあなたにも是非読んで欲しいと心から思います。

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紙の本あおくんときいろちゃん

2002/02/14 14:27

深読みしてもしなくても深みのある絵本です。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 レオーニさんがつくるカタチには温かみがある。細かなギザギザとか不安定なラインが、コンパスで描く精確な円にはないリアリティがある。シンプル極まりないストーリーと有機的なフォルムが出会うことで、何度読み返しても飽きることのない温かみが生まれるのだろう。
 内容的には、この物語を深くしているのは、単一民族の私たちとは違い有色人種の混合編成チームである合衆国あたりで暮らす人たちにとりわけ考えさせる点があるように思えて仕方ない。ブルーヒューマンとイエローヒューマンが出会いグリーンヒューマンに変容するというのは、とてもロマンチックな体験かもしれないけれど、ある意味で自分のアイデンティティを失うことでもあり、個の確立を良しとする西洋社会では悲しみの色彩も濃いと思われるからである。グリーンになった円が元の色に戻ることでハッピーエンドになるという設定自体が、結ばれることの不安とか悲しみを物語っているように思える。
 もちろんそんな風に考えても考えなくても、この絵本は考え方や感じ方の<ひとつのモデル>を提示している点で素晴らしい。ぶっきらぼうに解釈を投げかけるのではない、ただそっと静かに提示してくれてるがゆえに世界中の人の共感を得られるのだろう。まるでギフトのように。

*シルヴァスタインさんの『ぼくを探しに』を始めとした一連の10分で読め、一生忘れないシリーズも併せて読まれることをオススメします。

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未知の贈りもの

2002/02/08 08:27

未知との遭遇をクールホットに描ききった不朽の名作。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本はノンフィクションである。だが、一読するとまるで純度の高いフィクションのようである。それは、ライアルワトソンがフィールドワークを精力的にこなすリアリストとしての側面と、文章表現に生来の想像力とポエジー溢れる詩人の側面と、あらゆるジャンルの博学をさまざまな仮説の検証材料にする学者としての側面が見事なまでにブレンドされているせいだろう。1人3役を自然にこなす現役のスーパーマンなのだ。この本は彼のロマンチィックな面が遺憾なく発揮されているが、他の著書も基本的なスタンスは変わらない。特に『生命潮流』や『ネオフィリア』や『シークレットライフ』『アースワークス』に顕著であり、つまるところ人間も動物も自然も超自然現象も地球も鉱物も私たちの周りに溢れるモノさえも<いきもの>として粘り強く同じ目線で見つめることのできる、知性と感性に恵まれた稀有な人によるかけがえのない仕事だといえる。この本はそんな著者の不朽の名作だろう。読みやすさでもオススメできます。

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夏草の記憶

2002/02/04 12:59

これは読書ではない。読書の概念を新手法で変えた鮮烈な体験だ。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 これはとんでもない作品である。もちろん素晴らしいという意味で。クックは今まで誰も成し遂げなかった(というよりできなかったというべきか)文学的なオリジナリティをこの作品でものにしたのではないか。具体的な内容はルールに反するのでどうしても間接的な言い方になってしまうが、いわゆる<文学>という既成概念はこの作品には当てはまらない。オリジナリティを獲得した作家のみに形容される定義したがたい賞賛の言葉の数々…「ジャンル分けできない」「フィクションのようなノンフィクションのような」心を打つリアリティがあるのだ。心の琴線を爪弾く…という常套句があるが、まさにこの作品にこそふさわしい。紛れもなくこの作品を読むことは「ひとつの体験」であり、最後のピリオドが打たれたときこの体験は完結するのだといえる。
 もともとこの作品を読もうと思ったきっかけは、ウイリアム・カッツの『恐怖の誕生パーティ』(原題はサプライズ・パーティ)を始めとしたラストのどんでん返しや切れ味の鋭さ好きな傾向の延長戦としてにすぎなかったのだが、この作品ではいい意味で裏切られた。明らかにカタルシスの深度がちがう。近頃の表層的というかデジタル的な癒しブームなどとは本質的に違うのだ。丹念に読みすすめればきっと報われる、個人的にはひさびさの収穫。*ありがとう、クックさん。名前どおり名料理人の一皿でした。

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紙の本インターネット的

2002/02/01 15:57

水平的人間関係はどれくらい世界を変えられるだろうか。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本は2つのことに言及している。パソコンを所持することで個人の情報量や世界が広がったという『功』の側面と、実は何も変わっちゃいないという側面だ(罪の側面には特に触れてはいないし、そういう本は他にいくらでもある)。この本を読んでなんか物足りないと未消化の部分が残った理由は、著者がこの本を通して本当は伝えたかったであろう<何も変わっちゃいない>という部分をもっと網羅的に知りたくなったからでもある。インターネット的世界とは「リンク、フラット、シェア」という<ヒトとヒトが水平関係という名の裸のつながりによって与えたり与えられたりする気のおけない関係>を意味するとするなら、それはコンピュータやインターネットというハードや新しい手段の出現とは別段関係はなくて、今までの社会のあり方(必ずしも悪いばかりじゃないが時に硬直しがちな垂直的人間関係)への平易でソフトな語り口による痛烈なアンチテーゼというべきだろう。だから、インターネット的というタイトルは、実は手紙的でも電話的でもファックス的でも携帯的でもいいとさえいえるような気がする。むしろ人間的というほうが著者の本意ではなかっただろうか。少なくともこの本に関しては、読者としてはそういう読み方をすべきだと思った。著者対読者という図式さえ本当は反インターネット的な見方かもしれないが。

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