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レビューアーランキング
先月(2017年5月)

アクエリアスさんのレビュー一覧

投稿者:アクエリアス

12 件中 1 件~ 12 件を表示

はまってしまいました

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

中高生の頃、カッパブックスから出ていたパズル本「頭の体操」(多湖輝著)にはまりました。
第1集をやったときは、「何ておもしろいんだ!」と思い、次々に買い求め、多分7〜8冊はやったと思います。
しかしさすがに何冊も続けると飽きてしまい、以来パズルはあまり手を出さずに数十年が経ちました。
しかし先日、何となく手に取ったこの本。いや、ほんとに面白いです。
裏表紙によれば、アメリカの大学院入試では、全問題の40%に論理パズルが出題されているそうですが、アメリカの大学院入試を受ける予定のない私にとっても、有益でした。使わない上に年を取って固まりかけていた脳ですが、この本のおかげでニューロンがにゅにゅっと伸び、新しい回路が作られつつある気がしました。
決して急がず、じっくりと1題1題やってみてください。

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紙の本プラスチックとふたつのキス

2001/12/21 18:03

ぜひ、1巻目から

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 「あんたが……兄貴を、殺したんやろ?」
 突然現れた男は、8年前魚住がカウンセリングを担当し、自殺した日下部槇彦の弟、貴史だった。
自分は不幸でも、離れて暮らす兄は幸せなのだと信じ、それを支えにして生きていた貴史は、なぜ兄を見殺しにしたのだと魚住を責める。

 引きちぎれば壊れてしまうようなプラスチック製のちゃちな手錠に、おとなしく繋がれてしまう魚住が、いかにも彼らしい。それを見るなり、「だっせーぞ魚住」と言って、手錠を引きちぎる久留米もいいです。
 とにかく、魅力的な魚住シリーズ。これは第2巻ですがぜひ第1巻から読んで下さい。

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紙の本蒼穹の昴 上

2001/12/10 18:43

とにかく一等賞

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 「過去20年間に読んだ本の中で一番よかったのは?」と問われたら、迷わずに「蒼穹の昴」と答えられる。ベスト3と言われると、あれこれ悩んでしまうが、とにかく一番はこれ。
 内容については「とにかく読んでみて下さい」というのが一番親切な気がするので、あれこれは書かない。この本は文庫化されていないが、大きくて重い単行本は増やすわけにいかないという家の事情を持つ人も多く(我が家もそう)、いい本はある程度の時間が経ったら、文庫の形で出して欲しいと思う。文庫になれば、読者は一気に増えるだろう。

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紙の本死神

2001/12/10 18:40

ケースワーカーたちの戦い

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 とにかく面白い。しかも「ああ、面白かった」だけでは終わらない。
 タイトルを見たときはホラーなのかと思ったがそうではなく、市の福祉事務所で働くケースワーカーと、そこで起こる事件を描いている。短編8編。
 72歳の女詐欺師大牟田マサは、住んでいたアパートを追い出され、福祉事務所にやってきた。しかし生活保護を受ける一人暮らしの老人が借りられるアパートはなく、一時的に入った養護老人ホームでもトラブルを起こしていられなくなる。困り果てたとき、「家賃1万円」という破格のマンションが見つかり、そこに入るが、実はその部屋には……(緋の襦袢)。
 富樫由梨江が、栄養失調で倒れた「自称作家」の女性を病院に訪ねる。しかしそこには由梨江が少女時代に夢中で読んだ本の著者がいた。彼女は「自称」ではなく、過去には書店の棚一つを独占したほどの人気少女小説家だったのだ(ファンタジア)。
 家族にも勧めて、結果も好評。とにかく読んでみて下さい。

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紙の本ゴサインタン 神の座

2001/12/09 17:01

全てを失った後に男が得たもの

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 病身の父としっかり者の母を持つ結木輝和は、江戸時代から地域の総名主という家柄の跡取りであるが、結婚相手が決まらず、結局四十歳目前にして集団見合いでネパールから来たカルバナ・タミと結婚する。呼びにくい異国の名をやめて、淑子という日本名をつけ、一日でも早く日本に慣れて跡継ぎを産んでほしいと願う輝和だったが、子供はできず、淑子の周りには不思議な出来事が起こり始める。

 無気力な主人公が、財産を失い続けていく過程は、ハラハラした。「だめだよ。あんた、それじゃ、だめだよ!」って(笑)。
 でもその後、彼は変わっていく。彼の最後のセリフは、考えてみればごく普通なものだが、あそこで読むと感動。読んで損はないと保証します。

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紙の本女たちのジハード

2001/12/09 16:54

五人の女、個性的なそれぞれの戦い

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 ひたすら条件のいい結婚をめざしていたリサの話が特によかった。
 東大大学院出身の内科医平木をゲットし、将来は優雅な暮らしが約束されたと思ったとたん、彼はトイレもないネパールの片田舎に行くという。「彼らには今医者が必要だ」という平木に、リサはあわてふためく。
 純粋な平木は、リサの内心の打算や仕掛けられたワナに最後まで少しも気付かず、リサは大揺れに揺れながら、最後は長い髪を切り、ヴェルサーチのスーツを脱ぎ捨てて貫禄さえ漂う笑顔を残して飛行機に乗る。そこに至るまでのあれこれは、とにかく面白いし、最後の凛々しさもよかった。
 おすすめの一冊です。

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子供は親を選べない

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 世の中に事件が起こるたびに「これはサタンが暴れているしるしだ。もうすぐハルマゲドンでみんな死ぬんだ」と教えられ、この世に教えを広めるための伝導に連れ回されるエホバの証人の子供たち。人間から「我」を取り除けば、悩みや争いがなくなり「絶対幸福社会が到来する」と信じた親たちに、ヤマギシ学園に入れられ、労働と暴力の日々を送ってきたヤマギシ会の子供たち。マントラを唱え、麻原が悪と戦いながら世界を救うという内容のアニメビデオを見ることを毎日数時間繰り返される以外は、ほとんど施設内で放置されていたオウムの子供たち。「子どもは親の子ではなく、サイババの子、グルの子だ。子どもは三歳になったらダッコをせず、大人として育てる」として、親から切り離され、事実上放置されていたライフスペースの子供たち。

 親がカルトにはまったとき、子供は否応なくそれに巻き込まれる。人が何かを信じ込んだとき、それを解くのは容易ではないが、まだ批判力も理解力も未熟な幼時に、特殊な価値観を植え付けられた場合はなおさらである。
 オウムから離れても、いまだに麻原の写真を財布に入れている子供。エホバの証人がカルトであると認識した今でも、ハルマゲドンが来るのではないかという恐怖を取り去ることができない若者。三十歳から四十年間近くエホバの証人だった六十九歳の母親が、「二人のこどもたちにはどんなに謝っても、償いきれないことをしてしまった」と悔やむ言葉が、胸に痛い。

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紙の本愛逢い月

2001/12/11 09:16

執心、妄想をはらむ恋

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 全6編の短編集。
 遠い過去の不倫の恋人と二人きり、思い出のホテルの一室に永遠に閉じこめられる「38階黄泉の国」。
 ダイビング中の事故で動けなくなった夫を、蔑ろにされていた妻が外界と遮断された一室に閉じこめて、熱心に看病する「柔らかい手」など、ややホラー調の話が多い。
 個人的には一番最後に収録されている「内助」が一番好き。優秀な頭脳を持ち、スポーツ、気迫など、すべてにおいて際だった存在だった花岡俊一と結婚し、彼が司法試験に合格するまでの2〜3年の辛抱のつもりで生活を支えてきた佳菜子。俊一の成功こそ佳菜子の人生の目的だったのに、合格せぬまま10年目、いつの間にかふやけた体になった俊一は司法試験をあきらめ、料理に凝りだす。そしてある日。
『女たちのジハード』に繋がっていく一編なのだと思う。

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紙の本神鳥 イビス

2001/12/10 18:45

ヒッチコックの「鳥」を思い出すホラー

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 ファンタジー系の本で美少女美少年の絵ばかり描いてきた谷口葉子に新しい仕事が来た。バイオレンス小説の人気作家、美鈴慶一郎が、明治時代の女流画家、河野珠枝の生涯を描く小説のカバー絵を描いて欲しいというものだった。その仕事を引き受けた葉子は、河野珠枝の描いた「朱鷺飛来図」を見て、うなじの毛が逆立つような寒気を覚える。薄紅色の美しい鳥の絵に、なぜ恐怖を感じるのかわからずにいた葉子に、美鈴もあれは怖い絵だと言い、だから興味を持ったのだと言う。27歳のときに、雪深い庭の石に何度も頭を叩きつけるという、凄まじい死に方をした河野珠枝。彼女の足跡を調べていくうちに、ふたりは恐怖世界に迷い込む。

 ヒッチコックの「鳥」を思い出すホラーと書いたが、もちろんそれだけの話ではない。「救かりました。めでたしめでたし」なんてことをしないのが、この篠田節子氏なのだから。

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紙の本絹の変容

2001/12/09 16:57

七色に輝く糸を吐く不思議な蚕

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 土蔵の中から、レーザーディスクのように光る一枚の小さな布を見つけた長谷は、その美しさに魅せられる。それが祖母の嫁入り道具だと知った長谷は、その故郷へ行き、虹色の糸を吐く蚕を見つけだした。これで美しい着物を作り、製品化したいと長谷は夢見る。
 協力者として雇った優秀な技術者有田芳乃は、バイオテクノロジーを駆使して、その蚕を雑食性に造りかえる。蛋白質を直接摂取して、蚕は巨大化し、順調に繁殖していく。
 そんなある日、飼育場を訪れた長谷の妻が、ぜんそく発作で急死。その後も、飼育場近辺で子供が倒れたり、養鶏場の鶏が腹がぼろぼろになって死んでいるなどという異変が起こる。
 七色に輝く織物の製品化は近づいているが、長谷の不安は大きくなっていった。

 怖い話でした。特にイモムシの類が苦手な私は、読んでいる間ぞわぞわしていました。体長15センチ、肉食する蚕なんて、実物は絶対に見たくない。でもこういう話って、読み始めるとやめられないんですよね。おもしろかったです。
 バイオテクノロジーというのは、人間にとって有益な技術ですが、ひとつ間違うと、とんでもないことになる可能性があるという一例を、篠田節子氏に見せてもらいました。

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紙の本美神解体

2001/12/14 08:46

美しいホラー

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 結婚式やパーティでの演奏を主な仕事にしているピアニスト麗子は、過去、麗子という名前が皮肉としか思えない容貌を抱えて生きていた。今はその頃の顔を捨て、凄まじい美貌に造り替えたが、麗子の選んだ顔は、医師の勧めた「他人に好感を与える顔」ではなく、彫像のような硬質な美貌だった。顔を変えたことで、酔客から罵声をあびたりからまれたりはしなくなったが、驚きと好奇といくぶんかのおびえを含んだ視線にさらされる。麗子の生活は何も変わらず、以前と同じくらい孤独だった。
 そんなある日、麗子は不思議な雰囲気を持った男、平田と出会う。彼は麗子を凝視し、「夢じゃない」「本当に現れた」とつぶやく。麗子は平田に吸い込まれるような魅力と、本能的な恐怖を同時に感じる。
 正直言って、私自身の趣味とは少しはずれましたが、スプラッターではないホラーが好きという方にはいいのでは。

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紙の本アクアリウム

2001/12/09 17:00

未知の生物との出会い

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 迷路のような水没鍾乳洞で遭難した友人を、その恋人に頼まれて探しに入った長谷川は、そこで未知の生物に出会った。全長3メートル、半透明のピンクの皮膚、頭頂には呼吸孔がある。長谷川はそれをイクティと名付け、不思議な交流を始める。

 背負ったボンベと道しるべのザイルに命を託して進む水の中で、不意に出会った不思議な生物。古代に外界から切り離されて生き残ってきたらしい生物の最後の個体イクティとの交流は魅力的。
 しかし終盤の彼の過激な行動は、小市民の私にはちょっと。水の汚れによってイクティが弱っていくときの、長谷川の焦りは理解できるのだが。

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