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    3月のライオン(1)

    3月のライオン(1)

    羽海野 チカ(著),先崎 学 (将棋監修)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

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  5. 5

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    はらぺこあおむし 改訂

    はらぺこあおむし 改訂

    エリック=カール (さく),もり ひさし (やく)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

ゆうたのーとさんのレビュー一覧

投稿者:ゆうたのーと

232 件中 1 件~ 15 件を表示

トロールヘルガの小気味好い生き方。ほんとのしあわせをもとめる人に、「結婚」に揺れ、悩む女性に。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

トロールの愛のものがたり。作者はアメリカの絵本作家、トミー・デ・パオラ。
たくさんの子どもの絵本を作っているそうです。
日本でいったらさしずめ五味太郎さんといったところでしょうか。
作風からもそんな印象を受けました。

トロールのヘルガはだれよりも器量のよいむすめ。
それなのに身寄りがないので貧しいことにもだれにも負けない…
 
ハンサムなラースはヘルガに結婚を申し込んだのに、ヘルガに持参金がないのを知るとおへちゃ(!)のインジに乗り換えてしまいます。
花嫁が持参金をもっていくのはトロールのきまり。
ラースはトロールの男にとって、金持ちになることがどんなに大事なことか、なんて言うんです。

ヘルガはじっと考えこんだあと、きっぱりと言います。
「ふん!なぜこのあたしが こんなところにすわりこんで、ふくれっつらしてなくちゃならないのさ?あたしは いちにんまえのトロールだし、しかも なかまうちじゃ ちょいとしたものよ。さっそくでかけてって、じぶんで持参金ぐらい かせいでみせるわ」

あぁ、なんて頼もしいんでしょう!
ヘルガはバツグンのアイディアと頑張りで、ものすごい持参金を手に入れるんです。
 
うわさを聞いてかけつけてきたのはラース(なんてヤツ!)
ヘルガは一蹴!
あぁ、なんて小気味好いんでしょう!
「あたしはね、あたしじしんを愛してほしいのよ、あたしの持参金じゃなくて」

そこに現れたのは…
よく見ると、このお方、ずっとヘルガを見守っているんですよ。
いったい誰?

そしてハッピーエンド。めでたし、めでたし。

結婚に関して揺れ動き、悩んでいる女性にはこの本!
ぜひお読み下さい。
「ほんとのしあわせをもとめる人に」と献辞があります。
そう、ほんとのしあわせは自分の手でつかむもの、ですよね!

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紙の本しゅっぱつ しんこう!

2007/07/08 03:58

電車の運転士になりたい「ゆたかさん」が夢を叶えて…電車好きにはたまらない絵本。読んで心地よい名文もうれしい。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

電車好きなわが家の3兄弟、大喜びするに違いない…と確信。
図書館で借りてみたところ、やはり大人気。長男と二男は取り合いになるほどです。

電車が大好きなゆたかは、将来電車の運転士さんになるつもりです。
ある晩のこと、夜中にふっと目を覚ましたら、いつも枕元においている電車がなくなっていて…

三田村信行さんの文は、素晴らしく読みやすい。
声に出してみるとよくわかります。読んでいてほんとうに心地がいい。快感!です。

柿本幸造さんの絵は、色になんともいえない魅力があります。ノスタルジックな雰囲気が漂っています。
動物園前駅から乗ってくるたくさんの動物たちはまるでおもちゃ箱から飛び出してきたみたい。なんともかわいらしいんです。
動物達をゆたかが率いて力をあわせて協力する、という頼もしい場面も出てきます。

電車をとめて、畑にむかって、動物たちもゆたかもおしっこをする。
この場面が最高!いちばん気に入りました。
ゆたかは「とっても いいきぶん だったよ。」ですって。

長男に聞くと、いちばんおもしろかったのは「ライオンが『ゆたかさん』って呼ぶところ」。

 「しゅっぱあつ しんこう!」
 「ぜんぽう、ちゅうい!」
 「しんごう、かくにん!」

読むときは、思い切り運転士になりきって言います。これがまた、快感!
母親業は俳優業でもあります。

あまりに気に入ったので、購入決定。
3兄弟、仲良く繰り返し繰り返し読んでいます。

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紙の本おじさんのかさ

2007/04/07 05:31

ロンドンのジェントルマンのようなおじさんの大切なかさ。初めてさしてみたら…繰り返しがなんともたのしい!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

小学一年生の教科書に載っているおはなし。長男がはじめて「よみきかせ」してくれた本です。
正確には音読しているのを聞いたんですけどね。
車で運転している最中だったので、字や絵は見られません。
純粋に耳から入ってきたおはなし。だからなおさらおもしろい。
先を知りたくて「それで、それで?」なんて声に出して聞いてしまいました。
おじさんが持っている黒くて細くてぴかぴか光ったつえのようなりっぱなかさ。
おじさんはでかけるときはいつも、このかさを持っていきました。
雨がふってもおじさんはかさをさしません。なぜなら「かさがぬれるからです。」
この繰り返しに大笑い。かなり徹底しているんですよ、おじさんったら。
おじさんはかさを見てうっとりとしてしまうほど。でも使わないんじゃ宝の持ち腐れ。
だけどロンドンのジェントルマンみたいよね。こんながんこさもいいよね。
わたし、好きです、こういう人。
このおじさん、少年時代からこんなかんじなんでしょうね。
たとえば拾ってきた石ころを大切にながめては「うっとり」していたんじゃないのかな。…想像してみると、ますます可笑しい!
だけどついに使うときがくるんです!…そしてさらにうっとり。
教科書にも挿絵はあるのですが、絵本はどんなかんじなのだろうと、早速見てみました。
「この絵、あるよ」「これ(奥さんや女の子)はない!」と、長男と見比べてみるのもたのしい作業。
いちばん好きなのは、「とうとう おじさんは、かさを ひらいてしまいました。」
下から見上げた開いたかさがページいっぱいに描かれている場面。なかなか劇的です。
最後の奥さんのセリフもとても好きです。このおじさんのこと、ちゃ〜んと受け入れてきたんだな、ということがわかります。
今回の出来事を通じて、おはなしを耳から聞くってこんなにたのしいものなのか!と再発見しました。
自分で活字を追うより数倍はおもしろい。読んでもらう身になって、実感。
子どもたちが絵本読んで〜っ!と持ってくる気持ちがよーく理解できました。
それにできるだけ応えてあげよう。なにかやっていても手を止めて。
だってこんなにたのしめるんだもの!
それに「読んで」と言ってくるのも期間限定なんですよね。まるで授乳と同じ。
親子ともに、本を読む時間、暮らしを味わいつくしたい!
この絵本を介して、そんなことをあらためて思いました。

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紙の本まめうしあいうえお

2007/03/22 12:07

まめうしくんといっしょに声に出して「あいうえお」。元気になっちゃうたのしいボードブック

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

声に出して読むのがたのしいボードブックです。
まめうしくんといっしょに「あいうえお」。まめうしくんの口の動きにご注目。
2回目はからだ全体で表現していますよ。
それからこんな指示があります。
すごーくゆっくり、たのしいこえで、ちいさなこえで、もっとちいさなこえで、おおきなこえで、もっとおおきなこえで!
我が家の息子たち、いつも?エネルギー過剰気味なので、この絵本を出すと大喜び。
ただし、おやすみ前には向きません。元気になりすぎちゃうの!
「あかちゃんえほん」ですが、文字に関心を持つようになってからでも大丈夫。
むしろそのくらい(5、6歳)の年齢のほうがよりたのしめるような気がします。

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紙の本

2007/03/21 05:54

春。窓の外に女の子が見たものは…?なんだか気持ちが浮き立ってくる、静かな絵本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

春になると、きまってこの絵本を開きたくなります。
霞がかったさくら色の空がバックの表紙。とても素敵な色です。春の空、空気がよく表われています。
家の窓から女の子の顔が半分見えています。
この「窓」がカギとなるおはなし。
まどのそとを…
(ページをめくると)
ちょうちょが とおる。まどのそとを…
ことりが とおる。まどのそとを…
と、続いていきます。
最後に
へやのなかには…?
椅子の背にはひも付きの手袋が掛けられています。
テーブルの上のコップにはつぼみのついた花が生けられている。
窓から見えるのは咲いた花とちょうちょ。
女の子はどこへ行ったのでしょう?
もちろん、外へ、でしょうね。
次のページには先ほどのコップに生けられた花のつぼみが開いて、窓際に置かれています。
ページをめくるたびに春、春、いろいろな生き物(人間も含めて)が動き出す春だぞ!と気分が浮き立つのを感じます。
いてもたってもいられなくなる。外へ行きたい!そんな気持ちになるのです。
本文と見返しは方眼紙のように縦横に線が引かれています。
それが窓のように見えて、なかなかのデザインだな、と感心。
シンプルで、とても静かなのに、気持ちが動かされてしまう。
さすがは五味太郎作品!
とても好きな一冊です。

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三びきのこぶた イギリスの昔話

2007/03/07 03:46

三番目のこぶたとオオカミの知恵比べ。草花の素敵な色、オオカミの怖いくらいの美しさが際立つ絵本

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

誰もが知っているイギリスの昔話「三びきのこぶた」。
表紙は三びきのこぶたのかわいらしい姿。見返しはクローバーとてんとう虫の絵。
それとは対照的なオオカミの恐ろしい姿。
とても魅力的。色使いもとても素敵です。
特に草花の色、オオカミの毛並はとても綺麗でうっとりするほど。
見入ってしまううえに、オオカミの黄色いガッと見開いた目で睨まれたら、身動きできなくなりそうです。怖いくらいの美しさ…
わたしが子どもの頃はどんな絵本で見たのか忘れてしまいましたが、この絵本ではないことだけは確かです(ちょっと残念…)。
このおはなしを子どもと一緒に読んでみて、いろいろな発見がありました。
細かい部分でへぇ〜そうだったのか!と思ったことがあります。
・こぶたが家を建てることになったのは、かあさんぶたが貧乏で育てることができなくなったから
(涙ながらに「世の中へ送り出す」姿は見ものです)
・一番目と二番目のこぶたは食べられてしまう
(三番目のこぶたの家に避難する、という話ではなかった)
・三番目のこぶたとオオカミの知恵くらべで、こぶたはバターを作るたるの中に隠れて丘を転がり落ちる
(この場面はぼんやりと覚えています。この絵本ではとても好きなシーンです)
・最後にこぶたはオオカミをグツグツと煮て、ゆうごはんに食べてしまう
(え?そうだったのか!)
もしかしたら、本によって多少違っているのかもしれません。
それともわたしの記憶がいろんな昔話やグリム童話などとごっちゃになっているのかも?
このおはなしは、三番目のこぶたとオオカミの知恵比べなんですね。
長男は読み終わると「あぁ〜おもしろかった!!!」
昔話って、どれもものすごくおもしろい。独特な底力、魅力があるように思います。

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モモちゃんにおばけもタジタジ。昭和40年代生まれのモモちゃん、なかなかイケてます!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ちいさいモモちゃんの絵本シリーズ、昭和47年の復刻版です。
文章は縦書き、モモちゃんはおかっぱあたまにジャンバースカート。
なんだか自分の子ども時代の姿と重なります。
モモちゃんはね、おばけが ほしくて
しかたが ありませんでした。
こんなふうにはじまります。
まるでおばあちゃんがおはなしをはじめたかんじ。
そうしてちょきんばこから10円出して、おばけを買いにでかけます。
いっとうはじめに、おもちゃやさんにいきます。
次はどうぶつやさん。(「ペットショップ」なんていわないんですよ)。
ところが、どこにも売っていない。
モモちゃん、思わず叫びます。
「おばけちゃあん、どこに いるの。
ひとつ くださいな。
おばけやさんは どこですかあ。」
そこに突然ドドーンとものすごい音がして現れたのがおばけやさん。
「あった、おばけやさんだわ。ちょうだいな。」
おばけたちは、モモちゃんを怖がらせたい。
ところがモモちゃん、怖がらないどころか、言うことがいちいちすごいんです!
なんていうか、これぞ女の子!というかんじ。
現実的というか、目的がはっきりしているというか…
なにしろモモちゃん、とにかくおばけがほしいんです。
おばけたち、太刀打ちできません。
最後には、モモちゃん、しっかり目的達成して帰っていきますよ。
悔しがるおばけたち、これがまた愉快なんです。
モモちゃん、圧勝!
本人は全然勝負したつもりなんてない、それがまたおかしいのね…
こんなにたのしいおはなしとは…
モモちゃんの行動に笑えちゃうのは、かつて自分自身がモモちゃんみたいな女の子だったからかもしれません。
息子たちのきょとんとした反応(モモちゃんの行動にあっけにとられているかんじ)をみても、そう思います。
武田美穂さんの描くかわいいモモちゃんも素敵ですが、この中谷千代子さんの描く昭和40年代生まれのモモちゃんもとってもいいですよ。

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紙の本だっこだっこねえだっこ

2007/02/28 03:22

だっこだっこねえだっこだっこのオンパレード。長新太さんのユーモアとあたたかさが素敵。あかちゃんからたのしめる絵本

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

みんなが大好きなだっこ。だっこのオンパレード!あかちゃんからたのしめる絵本です。
登場するのはねこ、ぶた、犬、たこ、靴にパンにアイスクリーム、それからまあるい物体?までありますよ。
「にゃんにゃん にゃんにゃん ねえ だっこ」
「ふかふか ふかふか ねえ だっこ」
おおきな人(もの)とちいさな人(もの)のだっこの姿。
とってもしあわせそうです。
表紙はちいさな子がおかあさんのひざの上で両手をひろげておかあさんの顔を見ている姿。なんてうれしそうな表情でしょう。
おかあさんの顔は見えていませんが、きっと同じような笑顔なんでしょうね。
このだっこをせがむようなポーズと表情、2歳の三男もよくやります。
うちに遊びに来たいとこのお兄さん(高3)にもやっていました。
甥っ子(同じく3兄弟の三男坊)は一瞬とまどいながらもだっこしてあげていましたよ。
見返しのデザインがとってもかわいい。手のひらなんです。
中表紙は洋服。大きいものと小さいものがだんだん近づいて、だっこのポーズになっている。
さりげなく表現されていますが、長新太さん流の極上のユーモアとあたたかさがとてもいい感じです。

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紙の本ねこのどどいつあいうえお

2007/02/21 04:52

ねこ、ねこ、ねこ…「あ」から「ん」までさまざまなねこのオンパレード。五臓六腑に沁み渡るリズム感、どどいつが存分にたのしめる

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

どどいつとは、『江戸時代後期から、江戸を中心に広まった俗謡の一つ。七、七、七、五の定型で、当意即妙の替え歌が、庶民の間で愛好された』(本文より)。
たとえば、この本の中のどどいつはこんな感じです。
『ねこねこねこじゃ
 ここにもねこじゃ
 ねこじゃらしゆれ
 ねこだらけ 』
このリズム感、なかなかいいんです。
五臓六腑に沁み渡るかんじがます。
いままで蓄積されて、からだに沁み込んでいる日本語がふつふつとよろこんでいるよう。
声に出して読んだらなおさらです。
(まるで斎藤孝氏のようなこと言ってますが、これ実感!)
それにしても、ねこ、ねこ、ねこ…
そろいも揃ったり!!!
「あ」から「ん」まで、さまざまな猫のオンパレード。
しかもスズキコージさんの絵ですよ!
素敵なコラージュになっています。
ロシアやチェコの切手、雑誌らしきものが貼り付けられ、その上に色を塗ったり描き足したり。
これは相当たのしい!
どの猫もやんちゃでいきいきしています。
猫好きの方、ことば遊び好きな方、必見です!

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紙の本11ぴきのねこ

2007/02/19 15:24

おなかがぺこぺこな11ぴきののらねこたちが大きな怪物魚を捕まえに。奮闘ぶりがみものです。色使いも素敵!

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

5歳になった二男の目下いちばんのお気に入りはこの絵本。
保育園でクリスマス会の劇で11ぴきのねこならぬ「5ひきのねこ」(人数の関係で)を発表、二男は「ねこじいさん」役で熱演したのです。
それをきっかけに絵本にも夢中になっています。
ねこたちがうれしそうな表情で空を見上げています。
あれ、11ぴきのねこなのに10ぴきしかいない…
裏返すと、いました、いました。草の上にねそべっています。これがとらねこたいしょうです。
夕焼け雲は、よく見るとさかなみたい!?ねこたちの顔にも納得です。
11ぴきののらねこは、いつもおなかがぺこぺこ。
おちているさかなをみつけ、とらねこたいしょうがちいさなさかなをこまかくわけて…
ねこたちはそれぞれいろんなこと言っています。
「まんなかが おいしそうだな」
「あたまのほうが おおきいぞ」
「しっぽは いやだよ」
我が家の3兄弟も、「口はいやだなぁ」「しっぽ、食べられないよ」「ここがいいよ」なんて言っていました。
じいさんねこから、広い広い湖にかいぶつみたいな大きなさかながすんでると聞いたねこたち、さっそく出かけます。だって、はらぺこなねこたちにとって夢のような話じゃありませんか!
「どんなおおきな かいぶつだって、みんなで ちからをあわせれば、つかまえられるよ、ぜったいに。」
ねこの淡い紫色、淡いオレンジの夕焼け雲、いかだ、深緑色の湖、黄緑色の島、ほかにピンクや黄色の色使いが素敵です。
それぞれのページに変化があり、効果的に使われています。
大きなさかながついに現れて、つかまえようとねこたちは大奮闘!
「ニャゴー ニャゴ ニャゴ ゴロニャーン」
「グワアーッ」
この場面は見ものですよ〜!迫力満点です。
「フワーン」
ねこたはまるで歯が立たず…
だけど、知恵をしぼり、力をあわせて最後にはつかまえます。
「はやくかえってみんなに みせてやろう」
「それまでは ぜったいに たべないこと」
「さんせーい」
だけどね、真っ暗闇になった夜が明けると…
さかなの姿は!
ねこたちのおなかときたら!
笑ってしまいます。
食べずにがまんなんて、そりゃ、無理でしょう。いつもおなかがぺこぺこなんだもの。
一応、立派なことは言ってみるものの、やっぱり本能のままに行動しちゃう。
それは子どもそのもの。いやいや、おとなだってやりますよ。おもわず苦笑してしまいます。
この絵本は1967年発行。わたしも小学生の頃、友だちのうちで読んだおぼえがあります。
さかなの最期の姿とねこたちの姿にしみじみとおもしろい…と思ったのです。
ねこたちの活躍はシリーズでたのしめます。
二男をはじめ、みんなで(母のわたしも含めて)少しずつ読んでいるところです。

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おかあさんのパンツ 2

2007/02/16 04:19

女の子のパンツをおかあさんがはいたら、こんなになっちゃったー!おしりの模様が大変身。ますますたのしい第2弾、「パンツ・ツー」

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「おかあさんのパンツ」第2弾です。「パンツ・ツー」と呼んでいる我が家の息子たち。
第1弾同様、大好きな絵本です。
おしりにポッチリ
いちごのパンツ。
おかあさんがはいたら、
(…さぁページをめくろう!)
ゴロローン!
すいかになった!
おしりの模様のクローズアップ。
文字までドでかく変わっています。
スーイスイ。
つばめのパンツ。
おかあさんがはいたら、
ペタペタ!
(…さぁなにになるでしょう?)
以下、変身の様子を擬声語のみでお伝えします。
ウッキッキー → ウッホッホー!
プップー → ブォッ ブォー!
バブバブ → どすこい!どすこい!
…まだご覧になっていない方は、想像してみてくださいね。
最後に登場するのはおかあさん。
姿とセリフにご注目。おもわず笑っちゃっておしまいとなります。
後ろ姿の女の子のポーズと、
パンツ模様と見事にコーディネートされたリボンや髪飾りもお見逃しなく。
第1弾同様、見返しのデザイン、大きさの変化もね!

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紙の本てのひらのほくろ村

2007/02/14 05:11

「稚拙な、そして、すぐれた教養に満ちあふれた、自己流の文章で」綴られた子ども時代のおはなし。笑いの泉があります。小学校時代の絵は必見!ぜひ続篇を読みたい…

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

画家・イラストレーターであるスズキコージさん。描く作品は一度見たら忘れられない、誰にも真似のできない素晴らしいもの。
絵本は我が家の子どもたちに大人気。親のわたしも同様で、繰り返し見てはたのしんでいます。
そんなスズキコージさんの子ども時代のおはなしです。いや、これがほんとにおもしろい!
生まれてからの長屋時代、小学校時代のことが「稚拙な、そして、すぐれた教養に満ちあふれた、自己流の文章で」(あとがきより)書き連ねられています。
初めは友人たちにしゃべっていた話だそうですが、そのせいか臨場感にあふれ勢いのある文章は、作家の書く、たとえば入学試験問題になる文章とは全く異なるのですが、たまらない魅力があります。
あとがきに書かれているように「笑いの泉のようなものがある」んです。
『算数は大変困難をきわめ、単純に考えてやれば、すぐにとけるのに、勝手にヒネくりまわして、むずかしく考えてしまうので、ますますダメで脳ずいがワレるようにイタくなったりした』
『春になると、小松の村々の田んぼには、れんげがびっしり咲いた。
れんげの小さな花をつんで、花弁の中のしんを吸うと、ちょっぴり甘いあじがした。
ぼくらは、れんげの中に入ってゴロゴロ寝転んで、一日中ウットリしていた。
四月に、小学校を卒業して中学校に入るのが、大人にだんだん近づくようで恐ろしく、子どものままでゲラゲラ笑いながら、れんげ畑に寝ころがって、青空の雲をいつまでも見ていられたらなあと思った。』
なんか、いいでしょう?
登場してくる大人も、ひとくせもふたくせもある人ばかり。
それがまたいいんだな。
おなかがよじれるほど笑ってしまったのは、これ。
『ぼくは、このころから教室の一番前の席でないと黒板の文字がよく見えなくなっていて、おっかさんに強く言われて、カッコ悪い丸いめがねを授業中だけ時たまかけていたので、「ドンキューのコージィ」とか「たくわんコーコー」とか呼ばれていた。』
「ドンキューのコージィ」「たくわんコーコー」
どちらもツボにはまってしまいました…
すごいのは小学校1、2年生のときの絵。
表紙、裏表紙に使われているほか、巻頭でいくつもカラーでみることができます。再刊にあたり、巻末には絵日記(小学一年冬休み、二年夏休み、二年冬休み)がそのまま載っています。
これが素晴らしいんです!
細部まで丁寧に描かれています。動きもあり、表情も豊か。
スズキコージの源流見たり!というかんじでしょうか。
「現在の自分とは、クモの糸のように0歳からずーっと、一本にながっている」(あとがきより)
それはまさにこの数々の絵が物語っています。描くのがたのしくて、たのしくて、夢中になっているコーチャンの姿が見えるようです。
「いつの日か、続篇として、中学→高校→上京にいたる、痛快無比破天荒な体験を、書こうと思っています。」とのことですが、それはもう、ぜひぜひ読みたい!
首を長くして待っています。

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紙の本エノカッパくん

2007/02/13 05:06

大迫力のとびだす絵本。まさに傑作!いくら見てもあきない「コージズキン」マジックに酔いしれる

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「とびだす!妖怪のえほん」シリーズの一冊。
包まれているビニールをはがしながら、子どもたちと一緒にどきどき…
本を開く瞬間というのはたまりません。しかけ絵本ならなおさらのこと。
まして作者はスズキコージさん。期待はますます高まります。
表紙には丸く穴が開いていて、カッパのエノくんが真剣な表情で絵を描いている姿。
ページをめくると、川の中から出てきたのは人魚のスーパンちゃん。
「くるっと ちゅうがえり」まさにしかけ絵本ならでは。その通りの動きをするんです。スーパンちゃんをモデルにエノくんは描き始めますが…
どどーんとでてきたのは「なまず」です。キャー素敵〜っ!このとび出し具合といったら!
めうしのモーコさんがやってきて、エノくんが描いたスーパンちゃんの絵を「なまずみたいね」と言ったのです。
ひつじのべーちゃんは「まさにほっきょくぐまだね」、カラスのカーカさんは「すごいカバ」なんて言うんです。それぞれキャンバスからどーんと浮き上がります。
スーパンちゃんはプンプンプン。(表情の変化にもご注目!)
「ヒーイ ヒドイイ」とナイヤガラの滝みたいに泣きながら、川に流れていってしまって、エノくんは「ウワッ こりゃたいへん」と自転車をこいでおっかけます。
つまみを引くと、出てくる音は「パシュン パシュン」それがそのまま書かれていて、なんだか笑っちゃう。
エノくんがスーパンちゃんを自転車にのせて帰ってくると、みんなはスーパンちゃんごめんなさい、とミルク風呂をわかして待っていました。
お風呂にいるのはめうしとひつじ。そう、2匹のミルク風呂なんですよ!これサイコー!母乳育児中の母としては、なんだか共感?できるものがあり、おおいに笑わせていただきまました。
最後のページはとっても素敵。VIVA!なんて文字もあります。
とび出した絵の後ろ側ではなまずにほっきょくぐまにカバが手をつないでいますよ。
裏表紙には彼らとめうしとひつじが描いたスーパンちゃんの絵が。どれもなかなかの傑作です。
スズキコージさんの絵はとても細かい部分まで描かれているので、いくら見てもあきない魅力があります。ご自身がとてもたのしんで描かれているのがよくわかるのです。
こちらまでたのしくうれしい気分にさせてしまう「コージズキン」マジックです。
ことば、ネーミングのセンスも光っています。
長男は「おもしろい、これっ!」と興奮気味。
二男の誕生日のプレゼントにしたのですが、二男も大喜び。
ふとんに横になって見ると、とびだす絵は大迫力になりますよ。
「妖怪えほん」でカッパと人魚が出てきますが、怖くはありません。
躊躇されている方もぜひご覧あれ。こんな傑作、見なきゃソンですよ!

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紙の本ラチとらいおん

2007/02/10 04:37

よわむしなラチの前に現れたらいおん。ラチはどんどん強くなり…今でも斬新なデザインのハンガリーの絵本。最近かわいいくてオシャレなグッズが登場!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「この本覚えてる!」と叫んだのは30も半ばの弟。子どもの頃よく読んだそうです。わたしもおぼろげな記憶があります。
発行は1965年。ハンガリーの絵本です。
黒に黄色い文字のタイトル、男の子の髪、グリーンのつなぎの服。オレンジががった赤いらいおん…抑えた色調ながら、かなりインパクトのあるデザインは今でも新鮮。
当時の日本にはこのようなデザインの絵本はなかなかなかったのではないでしょうか。
おはなしに登場するのは、世界中でいちばんよわむしの男の子、ラチ。
犬をみると逃げ出し、暗い部屋には入れない。友達でさえこわい。
仲間はずれにされて、いつも泣いているラチがいちばん好きな絵はらいおんの絵。
「ぼくに、こんな らいおんがいたら、なんにも こわくないんだけどなあ」
ある朝、目を覚ましてみると、小さな赤いらいおんがいるではありませんか!
らいおんの姿、とてもイキなんです。花瓶に寄りかかり、花をくわえているの!
ラチはちっぽけならいおんだと大笑いするのですが、らいおんは「きみ、よくみていたまえ!」と強さをみせつけます。
らいおんの口調、「○○したまえ!」というのが子どもたちには新鮮らしく、読んだあとしばらく真似していました。
らいおんとラチの強くなるための特訓が始まります。
らいおんが見本を示して体操する姿はとてもユーモラス。かわいいんです。
らいおんがいることで、少しずつこわいことがなくなっていくラチ。
どんどん強くなり、最後には友達からボールをとってしまったのっぽを追いかけて、取り返してしまうのです。
「こわくなんかないぞ。ぼくには、らいおんがついているんだから!」
ところがポケットに入っているはずにらいおんは、いなくなっていて…
読みながら、長男(当時年長)は手をにぎりこぶしにして、汗かいている様子。
ラチになりきっているようです。
こういうときは、なにも言わず、聞かずにいるのがいちばんいい。
「どうだった?」なんて、つい聞きたくなるけどね。
ことばにはできなくても、思い、感情を重ねていくこと。
それが大切なのだと思います。
最近になってノートやバッグなど、シンプルでとてもかわいいデザインのグッズとなって販売されているようです。
わたしもノートをみつけて「!!!」
子どもたちの園の連絡ノートに購入しました。
らいおんのユーモラスな姿をいつも目にすることができるのは、なんだかうれしくなっちゃう。
たのしみながら、毎日子どもたちの様子を記入しています。

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紙の本赤ずきん

2007/02/08 15:06

誰もが知っているグリム童話「赤ずきん」をバーナディット・ワッツの味わい深い、魅力的な絵で。オオカミの巧みな話術、おかあさんの具体的なアドバイス。感心させられます。

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誰もが知っているグリム童話「赤ずきん」。バーナディット・ワッツの絵が絶賛されている文章を見て購入しました。
朴訥としたかんじの絵は決して上手いとはいえないかもしれません。
けれど草花や森の様子がなんと魅力的に描かれていることか!とても味わい深い絵です。
赤ずきんがおばあさんにお花を摘んでいきたいと思うのも当然の成り行きでしょう。
いや、ほんとうのところはオオカミの話術が巧みなのです。
おばあさんと赤ずきんの両方を「ぱくつく」ためには「りこうにたちまわらなきゃならんぞ」と、こんなふうに言うのです。
「赤ずきん、まあ、このきれいな花をみてごらん、まわりにいっぱいさいているじゃないか。どうして、めをくれようともしないんだね?」
さらに続けて
「ことりが、あんなにかわいくうたっても、ぜんぜんみみにはいらないんだろ?まるで、がっこうにゆくみたいに、わきめもふらずにあるくじゃないか。ここらまでくれば、森はたのしいばしょなのにさ」
赤ずきんはオオカミのことばを聞き、目をあげてどこもきれいな花でいっぱいなのをながめると、こう思うのです。
「つみたての花たばをもっていってあげれば、おばあさんもよろこぶにきまってる。まだ朝は、はやいんだから、あんまりおくれずにつけるでしょう。」
…おそるべし、オオカミの話術。
かくして思惑通り、おばあさんも赤ずきんもひとのみにしてしまうのです。
「赤ずきん」のお話で、わたしにとって印象深かったのは、狩人がオオカミのおなかを切ってふたりを助け出したあと、石をつめるところ。
この絵本ではオオカミの姿がとてもユーモラスに描かれています。
縫い目の色なんてペパーミントグリーンなんですよ。たまりません。
もうひとつ、この絵本でおもしろいと感じたのは、赤ずきんを送り出すおかあさんのことば。
「そとへでたら、おぎょうぎよくするんだよ、道からずれてあるかないようにね、(中略)おばあさんのへやにはいったら、おはようございます、というのを、わすれないようにね、はいるそうそう、きょろきょろしてはいけないよ」
あまりに具体的、実践的!
マナーを子どもに教え、しつけるには、こんなふうにひとつひととつ、よくわかるように言わないといけませんね。
オオカミが赤ずきんをその気にさせてしまった話術とも共通しますが、ことばの使い方にはとても感心させられました。
絵本を通じて学べることはたくさんあるな、と思った次第です。

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