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レビューアーランキング
先月(2017年2月)

333さんのレビュー一覧

投稿者:333

77 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本パンセ

2001/11/28 22:04

パンセ

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 いわずとしれたパスカルの名書パンセ。機知に富んだパスカルの名言がたくさん詰まっています。彼の神学的な思想の深さに驚かされるでしょう。もちろん、あの有名な考える葦の断想も載っています。

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紙の本斜陽 改版

2001/11/18 19:17

斜陽

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 没落してゆく貴族を描いた作品。斜陽のようにゆっくりと、家族が没落してゆく様がよく描けている。寂寥を感じさせる描写が、ほんとうに没落してゆく様をあらわしている。死がゆっくりと、そして悲しく描かれています。太宰治の作品の中でも、特に優れた作品です。

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紙の本素粒子

2001/12/14 08:19

素粒子

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 大変、刺激的な内容の小説だった。異母兄弟のブリュノとミシェル・ジェルジンスキの物語。
 猥褻であり、そして刺激的だった。文化的な挑発をふくめ、よくフランスが描けている。サルトルやドゥールーズやソレルスなどが出てきたのも面白かった。
 新しい人間が作り出される物語は、新しい世紀に相応しい。

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冷血

2001/11/26 13:49

冷血

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 まちがいなく傑作である。「冷血」はカポーティが創設したノンフィクション。実際に起きた一家四人殺人事件を丹念に追及し、ディックとペリーの二人の犯人の心理をよく描いている。長編だが飽きさせず、飲み込まれるようにして読んでいける。さすがに5年間の全生活をかけて作られた作品だけあって水準が高く、間違いなくこれは世界文学史の中の残る作品である。

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フロベールの鸚鵡

2001/12/01 16:46

フロベールの鸚鵡

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 フロベールにちなんだ鸚鵡の謎を追求していくうちに次々とフロベールの周辺を解き明かしてゆくという大胆な試みの元で描かれたこの作品は現代小説の中でも極めて高い地位を獲得しているのではないだろうか。
 これは単なるフロベールをなぞっている小説ではなく、作者の視点から描き出されるフロベール、そして鸚鵡はいわばミステリーのおちである。そして、その謎を解き明かすかのように次々とフロベールの実態が明らかとなってゆき、最後に鸚鵡のおちがあるという近代的な小説であり、あらゆる要素を入り混じった小説である。
 第一、小説の中に試験問題などというものを挿入した小説がいままであっただろうか?
 そのようなユーモアこそがこの小説の真髄である。

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成長の限界

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 極めて科学的な認識に基づいた地球の経済や環境問題やその他の問題について、倫理的な考察をなしているのがこの本である。
 その表題が示すとおり人類がどれほどに発展していけるのか、またどのように人類の限界がくるのかを緻密に予測している。
 この本は人類に対する警鐘となりうる本である。

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反文学論

2001/11/11 01:54

反文学論

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 文藝批評を集めたもの。柄谷行人は気軽に書いたと書いてあったが、そこに書かれているのはまさに70代文学を的確に捉えた批評ばかりである。
 鮮やかに文学というものを捉えた評論ばかりである。
 

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紙の本心は孤独な数学者

2001/11/11 01:47

心は孤独な数学者

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 すばらしい本である。
 この本は三人の天才を扱っている。ニュートンとハミルトンとラマヌジャンである。三人とも天才で、私はとくにラマヌジャンが好きだ。彼は、インドという数学の後進国にいながら、数学界を驚愕されるような理論を次々と生み出していった天才である。
 数学とは無縁な人も、これなら数学という学問を気軽に、そして、違う側面から楽しめる。

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紙の本蛇を踏む

2001/11/02 19:17

蛇を踏む

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 川上弘美さんの作品。ほのぼのとしているが、どこか不思議な雰囲気を醸し出している作品。ボルヘスを感じさせるような幻想的で、ほのぼのとした世界は川上弘美さん独特の作風です。すらすら、読めますが、読み終わったあと、こころにどこか留まるような作品です。芥川賞受賞作。

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聖書

2001/12/25 20:23

聖書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 聖書に興味を抱いている方は多いのではないだろうか? そんな方にお勧めの本である。わかりやすいイラストと文章で噛み砕き的に聖書を理解できる。 
 聖書を直接、読む前に読むといい。

 

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紙の本美と共同体と東大闘争

2001/12/25 20:13

美と共同体と東大闘争

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 死のちょうど一年まえくらいにおこなわれた伝説の討論。共通認識のない面々と討論する三島の戸惑いを少々感じたがそれはそれとして、三島はすごい。
 この議論で収穫があったとは思えないが、三島の戸惑いを見れただけでも価値がある。 

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インディヴィジュアル・プロジェクション

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 解体したスパイ学校のようなところにいたオヌマの日記をもとに構成されている。
 叙述に無駄があったような気がするし、詰めてなかったような気もする。日記なのだから無駄があったほうが自然なのかもしれないが、妄想のようなものをとり入れるのならそれをもっとおし進めて欲しかった。
 五月から九月までの日数になんの意味があったのだろう?人物の配置の必然性が感じられなかった。多すぎたのではないか、読みにくかった。

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存在の耐えがたきサルサ

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 それにしても厚い本だった。
 とくに誰との対談が面白かったかというとやっぱり柄谷行人さんと浅田彰さんの対談だった。村上龍が越境しながら対談している。
 刺激的というより、それぞれの人の位置を確認できたような気がした。彼等はそれぞれ位置をもっていて、その位置を微妙にずらしながら相手を越境しつつ、自分も越境されている。その様子を読んだ自分も越境されたと思った。そして、また自分の位置も確認できたような気がした。

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林檎の樹 改版

2001/12/19 10:49

林檎の樹

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 叙情的な作品。
 イギリスのノーベル賞作家ゴールズワージーの作品。 
 初老のアーシャストは思いでの地に妻ステラとともにやってくる。捨てられた少女ミーガンの面影が思い出される。そこで、かれは秘められた昔の真実を知ることになる。なぜ、あのとき決断しなかったのか、彼は林檎の樹の下で過去の寂寥に浸る。
 
 

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背教者ユリアヌス 下

2001/12/18 11:36

背教者ユリアヌス下

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 ついに皇帝となったユリアヌス。彼は自らの哲学的な政治を実現させようとするのだが、運命はそれを許さなかった。ペルシア兵の槍によって、彼はメソポタミアに消え去る。日本にはまれな叙事詩的な長編小説がここに完結する。

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