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先月(2017年1月)

INOさんのレビュー一覧

投稿者:INO

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本気まずい二人

2000/08/18 18:13

「間」をもって「間」を制す。

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 なんておかしくてハラハラしてムズムズする本なんでしょう。脚本家三谷幸喜氏の対談集。と言うものの、氏は初対面の人と話すのが大の苦手。しかも相手は女優、アイドル、アナウンサーと女性ばかり13人。重苦しい沈黙、意味不明の出だし、動揺と動悸、焦りと困惑。これだけ言うともはや対談じゃないですが、ホントにそうです。

 とにかく文の隙間から流れ出る気まずさが面白いやら気の毒やら。「ビールを一口飲む桃井。じっとその様子を見ている三谷」というト書き、「…怒ってないですか。」「怒ってないですよ。」というスリリングなやりとり。会話が途切れたときのために用意している枝豆の話。もう身をよじらんばかりの嫌な間の表現がリアル。

 これも良質のコメディを生み出す三谷氏ならでは。コメディを生かすも殺すも「間」の取り方。会話で生まれた嫌な間も、噛み合わない会話も、くすくす笑いへ見事にコンバートしてるんですな。そんなわけで、潤んだ瞳に戸惑う緒川たまきの回が面白くて、一方的にしゃべりかけられる平野レミの回がなんだかなー、という寸法になってます。

 ところでこの対談、雑誌には掲載されたが単行本化を事務所に断られたのが二人、対談中に怒って帰ったのが一人いるそうなんです。気まずければ気まずいほど面白いという特性からすれば、これが一番面白かったんだろうと思いますが…。

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