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    羽海野 チカ(著),先崎 学 (将棋監修)

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    エリック=カール (さく),もり ひさし (やく)

    5つ星のうち 4.5 レビュー詳細を見る

上野蘭々さんのレビュー一覧

投稿者:上野蘭々

5 件中 1 件~ 5 件を表示

遮断

2005/12/26 00:42

誰だって苦しいところから逃げたくなる、けど

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

年老いて死を目前にした主人公・真市に、幼なじみ夫婦の娘さんからの手紙が届くところから物語は始まります。親しみと感謝をこめた文章に対し、真市の心が固く閉ざされているのは、なぜなのでしょう。
防衛隊を脱走してきた19歳の真市は、避難移動の際に子どもとはぐれてしまったというチヨとともに戦場を北上、つまり米軍との遭遇を覚悟で故郷の村をめざします。とり残された小さい赤ちゃんが無事でいるわけがありません。それでも真市がチヨに同行することになったのは、チヨと一緒にいた村の人たち、真市にとっても、複雑な事情や思惑があるからです。そして、ふたりの前に、重傷を負って歩けない体で拳銃をつきつけ、真市とチヨを従わせる少尉があらわれます。「死ぬのは軍人だけにしてほしい」「住民は信用できない」真市と少尉は、憎みあい激しく罵り合いながらも、互いの弱さ醜さをさらけだすうちに、心の接点を得ます。兄のような厳しさで真市の不誠実を叱る少尉の態度は人間の誇りを取り戻したともいえるもので、最終的にふたりのどちらに共感するか、読んだ人の意見は分かれるかもしれません。犠牲者・加害者といった単純化をあえて避け、苦しい時代に生きた人々を複数の角度から丁寧に描くことで、深いメッセージが託された作品となっています。
チヨの一家にあたたかな未来を用意したのは作者のやさしさなのでしょうか。一方、真市に対する目は厳しいです。ただ私としては、彼なりに心の平安を得たのだと思いたいです。富士山のたとえも印象に残りました。他人を羨んだり貶めたりすることなく、自分の人生の選択に納得できるようでありたいな…などと、そんなことまで考えてしまいました。

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紙の本ドキュメント沖縄1945

2005/12/26 00:57

コンパクトにまとまっているので学生さんの教科書にもおすすめ

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昭和20年の4月から6月にかけての沖縄を、当時の新聞や日記、写真など様々な資料から1日ごとに再現します。沖縄戦の推移がわかりやすく、例えば軍の決断が多くの住民の命を奪った分岐点も明らかになります。欲を言えば、もう少し詳しい地図があってもよかったかもしれません。
住民の安全を守ろうと奔走した県知事が43歳という若さだったことにも驚きましたし、ひめゆり学徒隊の女の子たちがあこがれたという映画「駅馬車」のエピソードなど、胸がつまりました。西部劇は興味がなかったのですが、彼女たちのことを考えながら改めて「駅馬車」を見てみることにします。

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ついに出ました!女性にもおすすめの古処作品

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

大戦末期、日本軍の敗色濃くなったビルマ。日赤看護婦の静子は、後輩の美津らと、従軍看護婦として働いています。もはや医薬品不足に悩む病院では看護婦の仕事の大半は患者の下の世話。ビルマ人看護婦のマイチャンたちが、患者や看護婦を助け、時には場を和ませます。そんな兵站病院もついに撤退へ。

約300キロの陸路を、イギリス軍の空襲を避けながらほとんど徒歩で進む過酷な旅。戦時中の日赤看護婦といえば、きびしい教育を受けて戦地に派遣されるという、尊敬される女性の職業。しかし、路傍の負傷者から目をそらさざるを得ない厳しい撤退道。その誇りも揺らぎます。

厳しい状況の中で静子が看護婦としての矜持で必死に自分を支える様子には、共感を覚えました。いろいろな立場の人たちが、反発しあい、理解しあい気遣いあう心の描写は見事です。例えば、途中から一行に加わる芸者さんは大きな荷物をかかえていて決して離そうとしません。あまりに非常識なので皆迷惑するのですが、物語が進むにつれ、彼女の必死な思いもわかってくるのです。とくに構えて戦争ものとして読まなくてもいいし、ぜひ、女性にもオススメです。

実は古処ファンをまず驚かせた(たぶん)のは、主要な登場人物が女性であること。前作「敵影」もオトコの世界でした…(あれはあれですごくいいんですけどね)。「女性を描くのが苦手なのでは」疑惑もあったようですが、なんのその、です。明るく愛らしいマイチャンというキャラクターをアクセントに、登場人物それぞれ魅力的。著者の持っているよい部分が充分に発揮された作品でしょう。

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未完成

2005/05/14 00:06

秀逸のユーモア

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私は最近の太平洋戦争関連シリアス一色の作品から入ったので「こんなセンスのよいユーモアが書ける作家とは」と驚くばかりでした。野上三曹が「非の打ち所のない」と尊敬している朝香二尉。あきらかに変人です(笑)。「未完成」以後このシリーズは続いていないようですが、ぜひもう1作くらいは書いていただきたいと、今頃になって切に願いました。登場人物のセリフ、立ち居振舞いひとつひとつにスキがなく、ラスト手前で朝香二尉がタバコを線香がわりに置く場面ではジーンとしてしまいました。前作「UNKNOWN」とも、組織の使命と悲哀を描くという点でもこの人は秀逸。オジさんが喜んで読んでいるらしい某ベストセラー作家など足元にも及ばないでしょう。自衛隊という扱いの難しい舞台を扱っているにもかかわらず全体に端正な雰囲気があるのは、登場人物たちの正しい言葉づかいに由来するのかもしれません。食堂のおばちゃんを「上月さん」という名前で呼んでいるところも好感度満点。何度も開いてしまう1冊になりそうです。ちなみにつられて私も最近コーヒー飲みすぎっぽいです。

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うちにも軍曹が来て家事を手伝ってくれたらいいな。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「コドモマンガだろうな…」と期待せず読み始めたところ見事にハマりました。日向家は母子家庭、ママの仕事は忙しく、冬樹と夏美、そしてケロロが交代できちんと家事をしているという設定がほほえましいです。「冬樹どのの作ったコゲコゲハンバーグ」(8巻)…が泣かせる。侵略者か友人かという微妙な緊張感、ホームドラマのほのぼの感、キャラクターたちの魅力が巻数を追っても失速しないバランスのよさはあなどれません。ただ、ケロロ小隊の人間関係と階級が不自然な気がしますが…それはどうでもいいことですね。

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