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ディック・デブディジさんのレビュー一覧

投稿者:ディック・デブディジ

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ストリートでよりよく生きるための抵抗の論理の「実践」

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 二人の著者がいままで得てきた知識と最近の体験を、カルチュラル・スタディーズ(以下CS)という名前を通したときに発表できるいくつかの記録である。「入門編」をすでに出版している二人の著者は、今回はひたすら「実践」について語っている。

 CSとは何かを語るときに、具体的な事例に沿いつつ「実践」していくことの重要性は伝わってくる。ただ、新書という形態であるからには、CSについてあまり知識のない読者にたいして、その「実践」の位置付けや意味をもう少し解説してほしかった。

 そのため、ストリートでよりよく生きるための抵抗の論理を打ち立てることが、彼らにとってのCSであることはよくわかるのだが、抵抗の構図がはっきりと示されないところにもどかしさを感じてしまった。大学助教授の二人は、何に不満を感じて怒り、何に対して抵抗しているのだろうか。

 しかも残念なことに、前回の入門編もそうだったが、今回も、読者にたいして親切な構成や文体とは言えない。それぞれの章(あるいは節)に連続性を読みとることが素人には少々難しかった。

 勉強家で行動力のあると見受けられる上野氏には、知識や体験をある程度寝かせた上での(緊急出版ではなく)、統一感のある主著を出してほしいと期待しています。

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