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先月(2017年5月)

いむらさんのレビュー一覧

投稿者:いむら

2 件中 1 件~ 2 件を表示

ハルキの優雅な生活

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 村上春樹を読む理由のひとつはもちろん、アメリカナイズされた(?)おしゃれな小説を読むことにあるのだろうが、エッセイに現れる健康的なうらやましい自由人(?)の生活を垣間見て、こちらも読んでいるあいだだけ浮き世離れした気分になれるということもあるだろう。そうでなければ、彼の作品に登場する音楽やら料理やらが取り出されて一冊の本になったりはしない。それらを読んで自分もハルキになったつもりになれる人は、次の村上春樹の作品にも手をのばすことができるはずだ。
 ただあるときから、世の中には村上春樹を読む人種と読まない人種に分かれることに気づくようになった。相当数の読書量を誇る人であっても「春樹はちょっと…」という人もいる。山形浩生も「読まない」と書いていたような。どうしてだろう。加藤典洋はどうしてあんなに読み込むことができるのだろう。誰かにその理由を教えてほしい。
 この作品には作者自身が写っている写真がいくつか掲載されていて「ただのおっさんやん!」とか思いながら読み進めることができるのだけれど、ボストンでの2年間にわたる海外生活が楽しく綴られています。ボストンマラソンにまつわる記述と、猫に関する記述がメインでしょうか。それにしても、大佛次郎までさかのぼらなくても、猫好きの作家が犬好きの作家よりも多いような気がしますが、それはなぜでしょう。誰かにその理由を教えてほしい。三島は、小説家は猫のようでなければならないと思っていたようですが。

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紙の本辺境・近境

2002/02/01 12:32

それにしてもメキシコは…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「無人島」と「ノモンハン」以外は僕自身も訪れたことがある場所(ロング・アイランド、メキシコ、讃岐、アメリカ大陸、神戸)だけれど、小説家が表現すると別の土地のように色彩豊かになる。小説のように楽しく読めた。そのなかでも、讃岐のうどん紀行がもっとも笑える。アメリカ大陸横断は、本人も乗り気ではなくおもしろくない。そして、メキシコとノモンハンがもっとも読みごたえがある。
 ノモンハンでの驚くべき光景や経験に引きだされる作者の思考は、彼が現実に存在する場所をそのまま小説に書き込んでいくタイプの作家ではないこともあり、『ねじまき鳥』と合わせて読むと興味深いだろう。僕としては、メキシコを舞台にした長編小説をいつか書いてもらいたいと思っている。
 最後にあとがきのようにして掲載されている「辺境を旅する」には、作者自身の旅行記に対する気持ちが赤裸々に綴られていて参考になります。例えば次のような言葉。「旅行記というものが本来的になすべきことは、小説が本来的になすべきことと、機能的にはほとんど同じ」「一番大事なのは、このように辺境の消滅した時代にあっても、自分という人間の中にはいまだに辺境を作り出せる場所があるんだと信じること」。

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