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波多野絵理さんのレビュー一覧

投稿者:波多野絵理

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紙の本図の劇場

2000/08/01 19:37

手のひらの図像散歩

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 芸術としてはゴミ、だけど、ひとたび荒俣センセイの知識と好奇心の洗礼を受けると、ピンク色の空のインドの風景画も、戴冠式の群衆図も、歴史と文化の生き証人と化すという、錬金術のような本。

 荒俣センセイが集めて並べて見せてくれるのは、普通の美術愛好家からはあまり省みられない、18世紀末〜19世紀の色刷り銅版画。たしかに、名画と違って、見ただけで感動を呼ぶというシロモノではない。だが、1枚1枚につけられたセンセイの解説を読むと、こちらも目を皿のようにして、画面の隅の描き込みを眺め、そして、ウームとうなってしまうという、妙に面白い本なのだ。

 たしかに、ヨーロッパの街角には、観光客目当ての古版画を並べる骨董屋や画廊、古本屋があって、旅の途中には、つい足をとめてショーウインドーを眺めることもあった。だが、こんな画像についぞ引っかからなかったのは、どうもこちらの不見識のせいで、見る人がみれば、今でいうマルチメディアのCG画像に負けず劣らずの情報量を見いだすことができるのだ。

 まぁ、そんなことを抜きにしても、よくある名画の旅なんていう本以上に、肩の力を抜いて楽しめる本、です。
 

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