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藤原編集室さんのレビュー一覧

投稿者:藤原編集室

1 件中 1 件~ 1 件を表示

内容紹介&作者紹介

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

【内容紹介】
〈スパイダー〉という犯罪者、のちに探偵に転向するヒーローを主人公とする小説で絶大な人気を誇る作家リチャード・エリオットが、その屋敷ラスト・ホールで、関係者を集めて〈スパイダー〉生誕20周年のパーティをひらきます。しかし、屋敷の周囲では、あたかも〈スパイダー〉が本の中から抜け出してきたかのような悪質ないたずらが繰り返され、人々を不安に陥れます。やがていたずらはエスカレートし、エリオットが構想した(本になっていない)プロットにそっくりの事件が勃発、殺人予告らしきものまで飛び出します。犯人も、動機も、殺人があるとすれば誰が犠牲者となるのかも判然としないまま、パーティの参加者をまきこんだドタバタ騒ぎのうちに物語は進んでいきます。
イネスの探偵小説には奇人変人が多数登場するのが特色ですが、本書にも、リチャードに寄食するいずれも一癖ある二人のいとこ、心霊主義かぶれの女性劇作家、時が止まったまま今もヴィクトリア時代に生きる老婦人、莫大な財産を費やし屋敷内にゴシック趣味の偽廃墟や風景庭園を造りあげた武器商人など、エクセントリックな人物がたくさん登場します。なにより〈スパイダー〉の作者で、今回の事件の標的と目されるリチャード・エリオット氏自身、きわめてとらえどころのない人物なのです。
作中人物が現実世界に抜け出すという奇想、奇抜な動機、奇人変人たち、莫迦ばかしさと紙一重のユーモア、ドタバタ騒ぎなど、ここにはイネスの探偵小説をイネスの探偵小説たらしめているもののすべてがあります。本書は45冊にも及ぶイネス探偵小説のエッセンスが詰まった作品といえるでしょう。

【作者紹介】
マイクル・イネス(1906-1994)
英文学教授のかたわら、『ハムレット復讐せよ』『ある詩人への挽歌』など、ジョン・アプルビイ警部シリーズを中心に40冊以上の長篇ミステリを発表、英国〈ファルス派〉探偵小説を代表する巨匠。

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