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先月(2017年6月)

凡人さんのレビュー一覧

投稿者:凡人

1 件中 1 件~ 1 件を表示

感動の涙が止まりません。畏敬の念が胸の中に、爆発的に増殖してとどまりしれません。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ちまたで評判の「ふたりでひとり」を書店で購入して読んでみました。
 自営する工場の屋根から転落して、肩より下が動かなくなり第一級身体障害者となった著者が妻と共に再起する物語です。
 特徴的なのは夫の側からと、妻の側からの双方の視点で書かれていることです。
 本の構成は以下の通りです。
 1、転落事故
 2、障害を受け入れてリハビリ。医師・看護師・ヘルパーさんと共にリハビリとの戦いそして闘病仲間
 3、再起への社会復帰 ロータリークラブの仲間たち
 4、福祉工場「アクティブ鈴鹿」の建設
 5、今の生活
 再起した伊藤社長は障害者ばかりの工場を経営することを勧められます。健常者に補ってもらうだけでなく一歩進めということでしょう。
アクティブ鈴鹿とは三重県最初の身体障害者社会福祉工場です。
 意欲・能力があるのに働く場所のない障害者を対象とした社会福祉法人のみが運営できる工場だそうです。
 赤字が出ても行政は助けてくれない。結果が求められる真剣勝負の工場です。最低賃金制度を守り、社会保険加入が義務付けられています。
 平成12年4月、20人の従業員に初サラリーを一人づつ手渡したとき、半数以上の方が、生まれて初めて給料をもらったと感激されたそうです。
 久しぶりという人、十数年ぶりという人もいたそうです。
 その年の暮れ、12月9日がボーナス日。翌日北陸の温泉へ日帰りの慰安旅行にでかけた工場の皆さん。
 敦賀の魚センターに寄った一行の行動を見て、社長である著者は衝撃を受けます。中途からの障害者である俺は、生まれながらの障害者の気持ちが何もわかってなかったと。
 混雑するセンター内を車椅子で移動する一行は、山のようにお土産を買い捲って運んでいるのです。
 「どうしてそんなにお土産を買うのか」と質問すると、
「私は今まで、お土産はもらうばかりで、一度もあげたことがない。今日はじめて自分で買って配れるのです。」との答えだったのです。
 こんなエピソードが満載のこの本、事実は小説より奇ナリ、感動的ナリ、という感がします。
 自分が身障者になったとき、ここまでアクティブになれるかと自問したとき、著者に向けて限りない尊敬の念が起きます。
 工場の仕事の内容は,業績はと知りたい方は本を買って読んでください。おそらくアクティブ鈴鹿の資金になりますから。

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