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レビューアーランキング
先月(2017年1月)

樫井行人さんのレビュー一覧

投稿者:樫井行人

12 件中 1 件~ 12 件を表示

怪しい日本語研究室

2003/06/24 12:13

意外な日本語の楽しみ方

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ひとつ告白しなくてはならないことがある。
私は語学の才能はないの比較言語学やら日本語についての解説などが大好きなのだ。また比較文化論・日本論も好きだ。
そうなると日本語に堪能なカナダ人が書いた日本語研究の書、と聞いて面白がらないはずがない。
ただタイトルから想像できるとおり、テーマは奥深いがタッチは軽くユーモアあふれる内容だ。
とりわけ抱腹絶倒したのは古典の整備文訳だ。「整備文」は著者一流の造語であり官僚の文書中よく使われる「整備」をからかって官僚的文体のことを示している。
「余暇時間の無効消費を進める過程において、一日当たり、平均労働時間に相当しまたは超過する期間にわたって、自然発生する感想・見解等知的諸作用の雑録を、インキ加工蓄積機能をふくむ旧式筆記用具の利活用によって無作為に整備していることを背景に、文責困難な異常心理的症状が生ずる傾向が確実に認められる」
(本書P76より引用抜粋)
これが徒然草のかの有名な冒頭部分だというのだから恐れ入る。

異なった視点から光を当てると、まったく新しいことが見えてくるものだが、本書を読むだけで楽しく日本語の側面が見えてくる気がする。

後半に入り著者が日本語に興味を持った原風景として他の古典文字との類型が語られると、知的興奮もピークに高まる。
マヤ文字と日本語の類似を指摘されるとは夢にも思わなかった。

余談だが解説が清水義範なのも“なるほど”という感じだ。

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火星夜想曲

2001/09/24 16:59

夜想曲というよりも交響曲のごとき伏線の収束

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 荒涼とした火星の荒れ野に生まれた街「デソレイション・ロード」。この物語はかの街が生まれ、そして消えていく約半世紀を扱った作品である。
 『火星年代記』になぞらえて紹介されていたのに惹かれ、手に取った。この本といい『火星転移』といい1997年はまったく「火星」づくしの年だ(ナデシコも火星だしな)。まあMARS PASSFINDERの影響なのだろうが。
 それはともかく、この街の住民たちの様々な運命の軌跡が離れては近づき、交わっては離れていくイメージは、実にすばらしい。
 最初に謎めいて登場した「緑の人」についても最後の最後に、きちんと解き明かされる。無数の伏線が重層的に輻輳していく様は絶妙な交響曲のようだ。

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電子書籍冴えない彼女の育てかた11

2017/02/04 16:34

続きが気になりすぎる・・

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数々のサブヒロインルートを乗り越え、ついにメインヒロインルートに突入!
しっかりとフラグを積み上げていき、このまま一気にできあがるのか!

ってそうは問屋が卸さないですよねぇ。
惠と倫也が近づいていく描写が可愛すぎて、今後訪れるであろう荒波に心を振るわせながら続刊を待つことにします。

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進路に悩むのは社会人こそ

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梢分が足りねえ!
その分、私の大好きな某敏腕セールスエンジニアが出てきたので、その点は大満足ではあったけども。

最新作15巻はおそらく30代くらいのキャリア形成に悩む人たちに刺さる内容だったのではないだろうか? 自分のこれまでの道程、やりたいと感じていること、やりがいと感じていたこと、そういったものを振り返りながら読むとちょっと重たいかもしれない。

本作で著者の夏海さんは作家10周年ということだが、工兵の抱える悩みは明らかに二年生のもつものではなく、まっとうに働いてきた10年選手が必ず通過しなくてはならない種別の悩みだ。実際の時間と工兵の成長がリンクしているとはメタな展開だ。

スペシャリストとして生き抜く覚悟を決めるのも、ゼネラリストとして立っていくことを決めるのも容易な決断ではない。
他業種についてはなんともいえないがエンジニアリングという世界はそういう要素は大きいだろうと思う。

己の方向性に揺れる工兵の気持ちはさておき、個人的に刺さったのは次の2つの問いだ。
「技術力が高いってどういうことだと思いますか?」
「エンジニアリングを極めるってどういうことですか?」
この二つの問いはどちらも次郎丸縁から出されたものだが噛みしめると深い。

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ほたるん、かわいい!

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のんのんびよりも8巻目。そろそろマンネリの兆しも出てくるかと思ったところ、蛍の掘り下げ回(58話)とひかげの大活躍(?)回(59話)が絶妙の佳作であった。蛍が珍しく小学生らしいかわいさを発揮したのは実にギャップ萌えであった。
またやはりひかげは不憫に限る、というお約束が大爆発したのももろに壺。
これにより購入継続は確定事項となった。

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電子書籍冴えない彼女の育てかた9

2016/01/06 22:42

英梨々愛が重すぎて辛い(笑)

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まだ決着は語られていないものの、英梨々・恵の問題は一段落に向かいそうな気配のした本巻。
内容の多くをゲームシナリオが占めるというメタな展開が、非常にうまくマッチしていたと思う。
英梨々(仮)と巡璃のやりとりは非常に盛り上がった。倫也の書くスクリプトと丸戸さんの書く文章は当然文体もキャラクターへの理解も同じため、同一テーマをトレースしたスクリプトを読んでから、過去の実際のやりとりとの違いを確認するべく、過去巻を読み比べてしまった。
とまれ倫也の英梨々への思いの深さばかりがクローズアップされて焦ったのだが、最後はきっかりと恵に関する話へと収斂していってくれたので、これからのメインヒロインルートがますます楽しみである。
……でも次は10巻じゃなくて中短編集なんだよねー

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手仕舞いの大切さ

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山一の破綻については野澤社長(当時)がクローズアップされるケースが多かったと思うのだが、この作品はその裏方で実際の清算処理と「なんでこんなことが起こったのか」を調べ、書き残したチームの物語であった。
報われない敗残処理チームを支えていたのはリーダーの強い意志はもちろんだが、それ以上に「誰かがやらなければならなかったから」として泰然と受け入れた人々の真摯さであった。
ドラッガーを引けば真摯さは何物にも代え難く、またスキルの向上としては手に入れることのできないものである。こうした真摯さを破綻した企業であっても具備した人材が多くいたことがその後の救いとなったのであろう。
山一の破綻については多分にスケープゴートの要素も色濃く、企業の盛衰には市場原理だけでははかれない要素があることも事実であるが、我と我の属する組織が、破綻の現場において真摯な振る舞いをできるかどうか、そんなことを自問するきっかけとなる一冊であった。

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電子書籍なれる!SE13 徹底指南?新人研修

2015/10/20 22:24

狎れは禁物、を思い出させてくれた

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我らが桜坂工兵くんがスルガシステムに入社してからずいぶんとたった気もするが、早一年w
新人ばなれしてた新人君にも後輩ができました! ……それも一度に十人も。

そんなわけで今回は新人教育を行う方の立場からの工兵君でした。

ストーリーとして動くのは(いつも通り)エピローグに埋め込まれてますが、本編は非常に素直なストーリーで、いまどきの教えて君な若者たちの生態と、ほぼ同世代のはずなのに私ら中年のおっさんと同じような発送をする工兵の対比をおもしろく感じていればOKかな、と。

本巻を読んで思うのは、「新人研修にまつわる普遍的なアレ」と「仕事に狎れてしまう(半端な)ベテラン」の2点かな。
最近の"新人教育が難しい”というのは正直ビジネス系ではあまりによく扱われるテーマなので、正直なれる!シリーズでクローズアップされてもソーデスネーくらいの感じにしかならないのだが、「ゆとり世代」というレッテル張りをしているご同輩に忠告だが、彼らがストレス経験が少ないのは彼らの責任ではないのだし、一見指示待ちに見える子たちでも一度自信と方向性を与えてあげれば、ちゃんと働くよ? ということは言っておきたいところである。
どうにもなりそうになかった箱崎ちゃんが、自分から勉強を始めたりと必要と思えばちゃんと勉強するんだよ。
だからF村、K木のことを邪険に扱うんじゃない、ちゃんと指導せい。

そして仕事への狎れについては実は猛省中だったりする(^^;
「システム運用に安定稼働以外の優先事項はない」
梢の言葉が胸に刺さった。
最近は開発側で部下を守ることに汲々としていて、運用にとってのそんな当たり前をないがしろにしていたことがあるのではないか、と。
もちろん部下を守らなければいけないが、それと顧客への対応は別次元の話である。そこをはきちがえちゃいかんし、実は部下を守る体で自分の自我を守ってるだけなんだろうな、と思ってしまう(^^;

今回立華はほとんど出番なしで、橋本課長が悪目立ち。せっかくいいこと言ってるのにどこか行ってしまうよ(^^;
ヒロインの中では、梢が社会人として先輩としてエンジニアとして一番きちんとしていたかな。
システムのメンテナンスが怖いことは正常である、という狎れてくると忘れがちになることをきっちりと出してくるのは重要なことである。

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女に男の子の秘密基地は理解できるか?

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妻がげはげは笑いながら読んでいたので気になって取り上げてみた。
妻曰く「男の子ってやたらに秘密基地とか作ったりするでしょ。でもそのメンタリティが理解できない。その解説がのってるんだから面白いに決まってるじゃない」
なるほど、そういうものだろうか。
初版は1998年。今回入手は再刊本で初版が2001年9月。
伝記の世界とテレビ番組(主としてアニメ・特撮)の世界を男の子の世界と女の子の世界に分けて考察をぐいぐいと進めていく。
ははーん、なかなかわかってるじゃないの。いやいや、それは違うだろう、などと読み進めること約2時間、あっという間に読了してしまった。
物語世界における女性像がどのように揺れ動いてきたのか、それが社会の状態とどのように結びつくのかを非常に軽妙なタッチで描いている。

男の子の国の変遷を取り上げるのに「ヤマト」−「ガンダム」−「エヴァンゲリオン」と続けていくのは順当なところ。おまけとして「ナデシコ」を持ってくるあたりも“わかってる”という感じ。

ヒロイン像を中心に据えてはいるが、サブカルチャーの解読本としても、本書の価値は大変高いものと思われる。
伝記をサブカルに入れていいかは、意見の分かれるところかもしれないが。

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プロだけに使わせるのはもったいない!

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 ソクラテスの昔から、ダイアログ(対話)形式は物事の理解を助けるうえで非常にすぐれた手法のひとつであり続けている。そしてその手法は本書でも充分に活用されている。
 「いまだにサイト持ってないの?」
 友人のこんな一言からウェブサイト作成を始めた人も少なくないかもしれない。本書ではそんな悩みを持つ「なっちゃん(某オレンジジュースにあらず)」が会社の先輩でウェブ作りに詳しい「ともひろ先輩」に相談するところから物語は始まる。このでこぼこコンビの行く末やいかに?
 「おしえて!」シリーズの特徴である対話形式によるわかりやすい解説と豊富な図版は、よくプロ向きと呼ばれて敬遠されがちだった面もあるDreamwerverに挑戦してみようかという気になるかもしれない。
 まつむらまきお氏によるイラストは大変可愛らしく、それだけのためにでも買う価値があるかもしれない。

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電子書籍京*かのこ(1)

2015/11/08 13:17

なかじ節

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ハッスル以来の食べ物系作品。今回は和菓子職人を目指す女の子が主人公。
なかじさんの作品はいつも通り、ほのぼのした独特の空気感の中で、現実にはなさそうな、でも奇天烈すぎたりしない絶妙なフィクションで味付けされた小イベントが積み重なっていく。
本作品も多分に漏れず気がつくとほんわかした気分のまま読了することができるだろう。

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電子書籍虚けの舞

2015/02/01 17:42

題材は面白いが。。。

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織田信雄と北条氏規という珍しい人物を中心に置いた歴史小説。
ここしばらく織豊政権期に興味が湧いてきて、この辺の時代を調べているため貴重な作品だと思う。
現在=文禄の役に軸をおきながら、過去の出来事を回想する手法は面白く、やや難易度の高い手法ながら視点の混乱もほぼなくうまく書けていた。
ただ、個々のエピソードの扱いについては非常に良かったがラストがちょっと尻切れトンボになった感はある。信雄のエピソードとしてはアリだと思うが、氏規のテーマが未消化になってしまったようだ。

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