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どしどしさんのレビュー一覧

投稿者:どしどし

29 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本フロスト日和

2001/07/14 10:26

早く『夜のフロスト』を読まなくては。

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 『クリスマスのフロスト』を読んだのは『フロスト日和』が出てからで、それが面白かったので『フロスト日和』を買っていたものの、ついそれっきりになってしまっていた。そして今回『夜のフロスト』が出たのでやっと読んでみて、買ってから2、3年寝かしていたのがもったいない程面白かった。
 やはりフロストの言動が笑える(電車の中で読んでいて困った)。事件が次から次へと起こって、この作品の中での主要な事件がどれというのが簡単には言えず、それぞれ事件どうしでつながってくるものの、一度に解決するような展開にはならない。また、捜査方法が行き当たりばったりなのがユーモアミステリのスタイルにもあっている。そして、やっぱり時々ほろ苦さが登場する。

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Go

2001/06/20 22:05

この作品がかっこいい。

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 今回一年振りくらいに読み返してみて、前と同じように面白く、一気に読むことができました。まず書き出しがかっこいい。登場人物たちが生き生きとしている。主人公は自分を鍛えるために本を読んだりトレーニングをしているのだけれど、そういう姿勢が読んでいて元気にさせてくれる。

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紙の本血と骨 上

2001/06/20 22:03

メチャクチャさ加減が生半可じゃない。

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 主人公は、凶暴さが普通じゃなくてほとんど化け物ですが、それでいて、突き放した感じで書かれていておかしみさえ感じられてしまいます(これは、ぼくだけかもしれませんが)。この主人公を中心とした小さなエピソードが連なって話が進んでいき、大きな盛り上がりがあるというわけではないのですが、最後に到るまで飽きるということはありませんでした。

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厚さにためらってるなら心配ありません。

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 ぼくの場合は、一気呵成に読むというわけにはいかず、途中で特に第二部で多少長いという印象をもちましたが、それもたいした問題ではありませんでした。
 読み終わって感じたのは、この話をこういうストーリー展開にするのか、そしてそれがそのままテーマにもなっているんだなということでした。
 ミステリ的なストーリー展開なり登場人物の設定なら、たとえば、第二部を省略して新聞記者か警察かいわゆる名探偵役の人物によって解決が導かれる、なんてありそうですが、そういう展開にはなりませんでした。警察サイドでさえ実際の捜査シーンはほとんど出てきません。それでも、最終的にはどんな進展を迎えても事件は解決していたはずです。
 また、それぞれの人物の配置が独特で、事件の行方を追うなら必要ない役どころともいえる人物も結構いるのですが、それがまた凶悪事件の全体を書き尽くそうとしているという印象を受けました。
 しかし、何よりも登場人物の造型と、細部の描写がことごとくリアルなところが本当にうまいなあと感じます。
 いろいろなテーマを読み取れ、それが話の内容だけでなく、設定やストーリー展開などと直結していて一筋縄ではいかない作品だと思います。珍しい読後感でした。最高です。

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悪魔か鬼かというほどです。

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 二部構成になっていて、第一部は事件の再現、第二部ではなぜこの事件が防げなかったのかという点についての仮説が述べられている。
 何といっても、第一部の事件の克明な再現がとてつもないことになっている。とても人間のできるようなことではないと何度思ったことか、そのリンチの残酷さは地獄としか言いようがないもので、とにかく圧倒された。
 そこがあまりにすごくて、第二部の印象が薄れてしまうほどだったが、もちろん著者が言いたいのは第二部にあるのであって、最初、警察の怠慢ということなのかと思っていたら、そんなことではなく、この事件の背景に警察と地元有力企業との癒着があるという展開は、まだ信じられないくらいでもし本当ならとても許せないことです。
 ぜひ読んでください。

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紙の本パレード

2002/04/23 21:39

他の作品も読みたくなりました。

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 2LDKで共同生活する5人の関係性にこの作品の特徴があります。この5人はそれぞれ住み始める当初、特別親しいとか恋愛関係にあったりするわけではありません。また、共同生活をしていく中での距離感が微妙なところでそれぞれがまるで独立して無関心というわけではなく、かといって強い絆があるとかいうわけでもない。逆に、恋愛関係にあった人は同居をやめてしまったりしています。
 途中こうした関係がチャットやBBSにたとえられるのですが、それがこの関係性や距離感に近いということに確かにうなずけるし、あるいは都市社会の人間関係を見出せるでしょう。 登場人物自身がそうした関係について考えさせるところなどを読んでいると、いかにもその裏に深い洞察があるに違いないと思わせるものがあります。
 また、文体が軽くユーモアを出しているのがそれぞれの人間関係の(それは現代の人間関係ということでもあるのだが)あり方をも表現していることにもなっている、のかもしれません。どちらにしても、読んでて楽しいのが好きなところですけど。

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25時

2002/02/12 23:23

独特なラストが待っている

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 翌日に収監されることになっている保釈中の男のその一日とその周りの人間関係が中心。刑務所に7年間入らなければいけない、という状況がまずあって、それが作品中のすべてのシーンに影響している。刑務所に行くというのは死んでしまうとかいった完全に世界と絶たれるというのではなく、しかし、今の生活との完全な別れがあって、そういったところが何とも微妙な状況を生み出しているようだ。主人公の男も強い葛藤をあまり表に出さずに話は進み、周りの人間たちの複雑な心境を描いていく。この設定で逆転劇とか最後の一日をどのようにして過ごすべきかとかそういう話にはならない。とても淡々としていて、時に内省があり、あるいは感情が噴き出し、とても深くていい小説だなあ、と感じさせる。

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紙の本夏と花火と私の死体

2002/01/21 20:41

本当は何も聞かずに読んでほしい。

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 二つの短編、表題作と「優子」から成りますが、何と言っても表題作がすごい。
 「夏と花火と私の死体」は、はじめの方で主人公の少女が木の上から友達の少女に突き落とされる。突き落とした少女とその兄(突き落とされたのではなく事故だったと少女からは聞かされている)は死体を隠すことにすることを中心にして話は進んでいく。途中何度か見つかりそうになり緊張を迎えるシーンがある。しかし、この作品の特徴的なのは死んだ少女が語り手だというところにあって、自分を突き落とした友達に対して怒りとか恨み、あるいは悲しさや寂しさを持たずにニュートラルな感情で語られていく。時々それを忘れて、あー、一人称だったんだなと思い出すほど。なぜ一人称なのだろうと思いつつ読んでいくことになるわけで、最後にいたって納得することになっている。とても余韻の残る作品。

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紙の本夜のフロスト

2001/08/07 22:24

期待に違わず。

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 いろいろの見方があるだろうけど、やっぱり捜査のずさんさはひどい。見込み捜査とか、捏造した証拠で自供を促すなど、どの事件でもこれでもかとフロストの想像によるシナリオでハッタリを使って証言を引き出そうとするが、犯人かそうでないかが、犯人が自供するまで誰にも(フロスト自身も途中不安になったりする)分からない。たまたま(としか見えない)犯人でフロストの予想通りだと解決につながるが、そうでないと無残な結果に終わる。危なっかしくて、読んでいてとてもハラハラする。このメチャクチャさは深読みができそうだが、ぼくはそういったことは考えずに、絶えず登場するフロストの冗談を楽しんでいた。前2作を読んで楽しんだ人なら、読んで損はありません。

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紙の本黄金の島

2001/07/14 10:29

あの若者達は今何を感じているのか。

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 主人公は、ヤクザになりきれずに海外に逃げる日本人と、ベトナムで今の生活から脱出したいと考える若者達で、それぞれが出会い最終的には日本を目指す(もちろん合法的ではなく)ことになり、その過程とベトナム社会が描かれる。
 この中でベトナムの人達はいつも不公平であると感じている。日本に生まれただけで、あるいは共産党の家庭に生まれただけで裕福に暮らせるということに対して、ほとんど怨念を持っている。それが日本へと向かう執念となる。また、日本人の方は徹底して利己的になることも暴力的になることもできない、組織に馴染むことのできない人物。
 とにかく、ベトナムのそれぞれの若者達の存在がとてもリアルに感じられ、話の展開も無理はなく、それでいて全く退屈させないものでした。『奪取』より後の作品の中では一番好きな作品です。

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漫画の時間

2001/06/20 22:06

久し振りに漫画を読みたくなった。

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 個人的には、最近ろくろく漫画を読んでいないのでこの中で触れられている作品のほとんどを読んでいませんし、全く知らない作品も少なくありませんでした。しかし、それぞれの文章そのものが面白く、長さもちょうどいいくらい。そして、その作品を読みたくさせる。これは絶対お徳。

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紙の本コンセント

2001/06/05 22:42

引き込まれます。

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 主人公のユキは行方不明になっていた兄が死んで見つかったと知らされる。腐敗が進み、体から染み出した血溜りの中で死んでいた。引きこもりをしていて餓死した様子だった。
 ユキはそこへ行く途中兄らしき人物を見たり、到る所から死臭を感じてしまうなど、幻覚が起こるようになり、それは精神分裂病の症状を示すものだった。
 ユキは心理学を学んでいたので、自分の症状がどういう意味を持っているのか分かっているのだが、分かったところで解決できるものでもなかった。そうして狂気との境を揺らぐ感じがなんといっても読みどころ。
 冒頭の兄の死んでいたアパートの描写が凄まじく、リアルでした。その時点ですでに物語に引き込まれてしまっていました。
 ラストは、そっち行っちゃったの、というのが正直な感想で、あまり好きではありませんでした。

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紙の本

2001/05/28 23:10

うまく言葉にできない感動がありました。

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 人生を生き直すという男の話で、その生き直す男の視点ではなく、その男の前の人生での親友が主人公。だから主人公にとっては見知らぬ男だし、その男の話も最初は作り話としか思えない。しかし、その話を受け入ていく過程や、自分が生きてきたこれまでの人生が違ったものに見えてくる感覚がぼくにはとても感動的で、ラブストーリーという側面よりも、主人公から見て「親友だった見知らぬ男」という存在に強く惹かれるところがありました。一般的な感想ではないでしょうけれど。
 かなり気に入った作品です。

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0番目の男

2001/05/08 20:47

ちょっと忘れられない位いい。

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 これは短いですが予想以上に面白かった。雰囲気というか作品世界が独特なところがいい。クローンの扱い方が短絡的でなくて、また、主人公の決断や待ち受けていた未来も読みどころではないでしょうか。結末も申し分ありません。

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紙の本神曲法廷

2001/05/08 20:43

かなりすごいです。

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 密室殺人が冒頭起こりますが、ポイントはそこにはありません。休職中の検事である佐伯がその事件を追う中で、神の声を聞きながら新たな事実をたどり、現実と幻想、正気と狂気の間を揺れ動く。この神の登場のさせ方が際どいところかもしれないですが、この作品のすごさはここにこそあって並の小説じゃないスケールの大きさにつながっています。テーマはこれだ、と簡単にまとめらません。読んだ作品はまだ少ないのですが、この作家ってすごいって言うのが感想。

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