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先月(2017年1月)

亡者さんのレビュー一覧

投稿者:亡者

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紙の本ことばの認知科学事典

2001/07/15 18:26

塵箱から生まれるもの

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 認知科学とは、辞書的に説明するなら、哲学、計算機科学、言語学、脳科学、心理学などの複合分野であり、人間の認知過程、すなわち思考や感情や諸々の人間の認知活動を明らかにすることを目的とした学問分野であり、人工知能が構成論的に知性に迫るのと対照的に、分析的に知性にせまり、説明することが主たる目的である。

 しかし、こういう複合分野は境界領域であり、諸々の学術コミュニティの異端児が集まった玉石混交の状態になるのが世の常であり、それはアメリカのCognitve Science Societyでも日本の日本認知科学会でも同様である。そして、認知科学の起源はチューリングかノーマンかダートマス会議か、といろいろ言われているが、現状は上記のとおり。しかも近年は石々混交の感さえ漂っている。

 そんななか、去年「認知言語学会」があらたに発足した。私もその会合に出席したが、旧態依然とした言語学から複雑系まで、まさに鳥獣戯画の宴のようであった。

 こんなコミュニティは可能性をもっているのだろうか? WWII前のサイバネティクス会議のようなステキな人材を排出するのだろうか?まったくわからない。

 本書は認知言語学会の発足準備の段階で企画されたものであり、第1回認知言語学会のプロシーディング的要素をもつ。この本を読めば、認知言語学といういまいちはっきりしない学問分野の今を垣間見ることができる。

 そして、その玉石混交ぶりを喜ぶことも、悲しむこともできる。そういう本だ。

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