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先月(2017年1月)

今村直也さんのレビュー一覧

投稿者:今村直也

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本工学部・水柿助教授の日常

2001/03/31 13:11

森博嗣風味の“笑説”

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 森博嗣は、犀川・萌絵シリーズを始めとする緻密で硬質なミステリィ作品を書いてきたが、この『工学部・水柿助教授の日常』においては、その性質を今までにはない面白い方向へ存分に発揮させている。
 読み始めると、普通の森博嗣作品とは全く違う文体に驚かされるが、ひとことで言って、「面白い」。文体はやや脱力気味ともとれるほどだが、森博嗣らしい、その脱力具合が「緻密で硬質な」感じがする。
 森博嗣いわく、「これがいちばん面白かったと言われると少々脱力してしまう」とのことだが、何のことはない、脱力の仕方にいつもの森博嗣の味がはっきりと出ているのだ。

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良くも悪くも「入門書」

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 「面白いほどわかるようになるか?」と訊かれると素直にうんと言えないところがつらいが、確かにテレビのニュース番組の構成は、本書程度の内容は最低限の知識として要求している節がある。
 円高、円安の話から始まり、日銀、インフレ、デフレ、バブル経済、景気対策、財政危機など、話題になる経済の基本的な問題は、おそらく本書を読めばたいてい理解できるだろう。ただ、内容は高校の政治経済の教科書程度で、良くも悪くも「入門書」であり、それ以上でもそれ以下でもない。入門書から一歩でもレベルを上げようとすると途端に話が難しくなってしまうのは、世の常と言えるかもしれない。
 ちなみに私は、姉妹本「数学が面白いほどわかるシリーズ」にお世話になっているが、少なくとも「経済のニュースが面白いほどわかる本」の十倍は難しい。

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紙の本青の炎

2001/03/30 23:57

せつなさが突き刺さる。

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 怖いというわけではないのに、ページを繰るのがつらかった。自分が主人公の秀一と同じ17歳であることも、そのつらさを増幅させたのだとも思う。
 秀一は、名前の通りにとても優秀な生徒だが、「殺人計画」を練り始めるとさらに自分の能力をフル回転させ始め、完璧に“見える”計画を作り上げていく。だが、『青の炎』の核となるのは殺人計画の話ではない。秀一は思わぬところから少しずつ追い込まれ、取り囲む「敵」と自分が守るべき大切なものとの間で揺れ動く──そこで秀一が下した決断は、あまりにもせつない。
 貴志祐介という作家は、作品ごとに違う方向性を目指そうとしている、はっきり言ってすごい作家だ。ホラー作家という一面で世に颯爽と登場したかと思えば、『青の炎』ですばらしい青春小説(という枠におさまるかどうかは分からないが)を描ききった。これからもいい意味で世間の期待を裏切っていってほしい。

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